光軸調整機能の復活

964には光軸調整器が標準？で付いている。

ﾌﾛﾝﾄのﾄﾗﾝｸ内に赤黒のﾁｭｰﾌﾞが走っていてﾍｯﾄﾞﾗｲﾄの真横でﾗｲﾄの方向に入って行くのだけど、ｺﾞﾑ製の三股の先で抜けているｹｰｽがとても多い。

写真はﾄﾗﾝｸ内左前部　（左ﾊﾝﾄﾞﾙ車）
この車のｹｰｽでもｺﾞﾑが上を向いているけど、本来は白い円形ﾗﾊﾞｰｼｰﾙの中から出てくる赤黒ﾁｭｰﾌﾞに繋がっていなければならない。

このように赤黒が出ているのが正しく、
当然この赤黒がｺﾞﾑﾁｭｰﾌﾞに刺さりｴﾝｼﾞﾝからのﾊﾞｷｭｰﾑ圧をﾗｲﾄに伝えて上下させる仕組み。従って赤黒ﾁｭｰﾌﾞは本来見えない。

抜けていれば当然光軸は動かないし、ﾊﾞｷｭｰﾑが吸われ続けるので、弊害もあるかもしれない。
三叉が抜けていると、当然反対側の光軸調整器も働かない。

ﾍｯﾄﾞﾗｲﾄ内部

一番手前のｺﾞﾑﾎｰｽ上部がﾗｲﾄに繋がって動作する。
ｺﾞﾑﾎｰｽには赤黒ﾁｭｰﾌﾞが3cmほど刺さっていてｼｰﾙを抜けて裏側に通じている。

ﾍｯﾄﾞﾗｲﾄの裏側

前輪のホイールハウスのシュラウドを外して前方に向かって観ているところ。
左側ｺﾞﾑｼｰﾙの小さな穴に赤黒ﾁｭｰﾌﾞが刺さり、ﾗｲﾄ内部に繋がります。

その赤黒がこの中央上部の穴に刺さってﾄﾗﾝｸ内部と通じます。

で、このようにしっかり赤黒をﾎｰｽに刺して完成。
3cmくらい中に刺し込むように推奨されています。
留め具がないから、振動で抜けてしまうのかも。

因みにこの三つ又は運転席側にあります。即ち、左ハンドルなら左側、右ハンならトランク右側です。運転席のつまみで調整するのでそこから赤黒が延長されているからでしょう。