荒ぶる灯火

　修羅場真っ最中～。
　一応、ウチらの黄金週間は５月の第２週という風に「ズレただけ」なので、　別に黄金週間のシワ寄せとかではないんだけど。

　締め切りを３日程延長させて貰った月初めに出るのは、今日の朝に送った筈。今回、自分のパートはサクサク進んだんで、途中で時間を余してしまった。
　毎月、締め切りをブッチしてる（最初に提示された締め切りに間に合った事がほぼ無い）気がするけど、いつもの事だしなっ！ｗ

　後は明日（＝火曜）一杯を使って描き上げたモノ（コレはおそらく６月の頭のヤツ）は、水曜早朝にワシが航空便屋の本部にバイク便で持っていくわけだが。

　先週金曜にフーゴルのコンペ開け（＝夕方）から今回の修羅場作業を開始。そのまま、ほぼ寝ずにぶっ続けて水曜の朝には別件の棒叩き玉入れに間に合うようになってるのな！
　完全に趣味の合間に仕事してるカタチだけど……誰が何と言おうと、私ぁ尊敬するよっ！ｗ　仕事なんてそんな感じで良いんだよ、本当はさっ！！www

　そんな中、飯を食いながら雑談。
上司様「いやー、やっぱ寝ないとキツいなｗ（※３０時間寝てない）」
私「コンペ明けなんですし、ハードスケジュール敢行じゃないですかっ！ｗ　漫画家の水木センセイ曰く『きちんと睡眠時間を取らないから、手塚（治虫）も石森（章太郎）も早死にした』んだそうですよ～」
上「んー……でも、水木先生だって普通じゃないだろ？ あの人も全盛期の仕事量は凄かった筈だからねぇ～、隻腕なのに」
私「アハハ（妖怪って事かな？） やっぱ従軍経験者はバイタリティーが違いますかね」
上「まぁそうだろう。ウチの両親もそうだけど、戦争を経験してる大正～昭和初期世代は『人種』が違うと思う。精神的にも肉体的にもタフっていうか、頑丈だからね～」
私「先生も東京時代は、お忙しいご様子だったでしょう？」
上「そうね～……作業を進めながら、別件の作業を同時進行してたりして、描いても描いても終わらなかったのが、何年も続くわけだしね。当時はショートスリーパーにならざるを得なかったよ。どうやっても数時間で目が覚めちゃうんだ」

　手塚先生も石ノ森先生も、私は作品を読んだ世代じゃないんだけど……当時の作業量を話で聞いてると、尋常じゃないんだよね～。
　最低限で週刊１～２本と月刊を何本も掛け持ちした上、完全なアナログ作業なんで時間短縮が難しく、結果「寝る時間を惜しむ」ようになるからなぁ～。

　そういう意味ではマンガなんかは、原稿の完全デジタル化（データ化）による恩恵は大きいわな。
　物理的に無くす事が無くなったり、運送時の遅延も心配要らない。編集・出版側も管理が楽よね。


　修羅場明けの事務所のパーキング。
　ハトメのハンドルロックをしたまま動かして、軽く転かしちゃったんだけど……どうもこの時にリアブレーキランプの配線がおかしくなったらしい。……どうやっても接地してない部分なんだけど、オカシイなぁ？
　どうもブレーキランプと後部の右ウインカーが連動しちゃって、止まる度に（ブレーキを踏む度に）後ろの右側だけ黄色く付きっぱなしなる、という怪奇現象がｗ

　帰宅して配線側を軽くテスターで調べてみたけど、配線には問題無いんで……どうもユニット側っぽいんだよなぁ～。こけた時にぶつかったとも思えないけど。
　明日も修羅場の仕事なんで、外して調べるのはまた今度。取り合えず配線を抜き差しして、余計な起動をしないように調整はしておいた。