人が死ぬと言う事

先日、父方の伯母が亡くなり、昨日が通夜で、今日が葬式。

伯母は、父の実家の長兄の嫁。長兄は、農業で養蚕、コンニャクイモとかしいたけを作ってたが、１５年位前に仕事中、事故で急逝。その後、農業を辞めるも、家を一人で守ってきた。子供は娘が３人。一時は、末娘一家が同居したが、県警に勤める婿の仕事の都合で秩父市内に転居。
ここ数年は、肺などをわるくして、入退院を繰り返していた。

久しぶりに訪れた父の実家は、荒れてはないが、梁や戸が歪んでたりと、かなり痛みが来ていた。伯母が亡くなれば、住む人は誰もいない。おそらく、法事の時だけだろうと。

今は、まだ亡骸はあり、娘一家が全てそろっているし、来客も多いので昔のままの感じに見えるけど、いずれ、それもなくなる。

人が消えた家は、廃村の例もあるように、朽ち果てるのは速い。

かつて、祖父や伯父や若き日の父が耕した畑は、主を失い、草だらけ。

こうして地域がなくなっていくのか。


父が生きていた跡が消えていくようで寂しかった。