トランスバースリンク交換

まずはスタビのリンクを外します。
１２mmのボルト･ナットは泥汚れをワイヤーブラシ等で落としてから緩めないと、ねじ山を痛める可能性があるので注意。

ジョイントの部の１４mmナットを緩めて抜きます。

ナックルからジョイントを抜きます。
このとき、ナックルの「割り」に貫通ドライバー等をたたき込んで広げるのは出来ればやらない方が良いのですが、今回は硬く固着していたので仕方なく少々手荒な方法を採用(^_^;
ラスペネを吹いて、ボールジョイントをガンガン叩きます。すでにガタガタで廃棄決定なので遠慮無く叩きますｗ

前側の１４mmボルトを抜きます。

後側の１４mmボルト（2本）を抜きます。
内側と外側のボルトは長さが違うので注意。
内側（サブメンバー側）が長いボルトです。

あとは、逆の手順で組み付けます。
ジョイントはハンマー等で叩くとガタの原因になるので、当て木をしてリフトを下げ、車重で押し込みます。ウマ等で持ち上げて作業する場合、ジャッキで持ち上げて差し込むのが良いと思います。

この時点では、前側のボルトは仮締めです。
アームがタイヤを付けてリフトから降ろした状態と同じ角度になるまで持ち上げて締め込まないと、常にブッシュがねじれた状態なります。

サスペンションアーム類のブッシュは「１Ｇ着地状態」で締め付けないと、極端に寿命が縮んだり不安定な挙動の原因になるのでご注意を♪

スタビを取り付け、各部のボルト･ナットを再確認してからタイヤを付けてリフトから降ろします。

外したトラバンは、ジョイントのブーツがぱっくり割れて内部が錆て、チョット手で動かすだけで「カタカタ」動く状態でした。
ブーツが裂けたせいで水が入って錆びたのか、すり減ってガタが大きくなったせいでブーツが裂けたのか、どちらにせよ危ない状態でした(^_^;