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2017年09月18日

WEC Rd.6 USA戦はクラス2位で今季3回目の表彰台獲得【次戦はいよいよFSW戦】

WEC Rd.6 USA戦はクラス2位で今季3回目の表彰台獲得【次戦はいよいよFSW戦】  WEC / USAラウンド、Circuit of the Americaでの決勝(Rd.6)はクラス3位からスタートしてクラス2位表彰台獲得となりました。

シルバーストンでの開幕戦でのクラス優勝、スパでの3位に続いて今季WECでは3回目の表彰台獲得、これでチームタイトルは8ポイント差の2位から6ポイント差の3位へと変わりました。

優勝したアストンマーチンがトップに返り咲き、メキシコ戦終了時にトップだったポルシェが我々とは2ポイント差の2位、上位3チームが6ポイント差の中にひしめきあうという混戦です。
(ドライバータイトルは3位のままで変わらず)

スタート担当でしたが序盤はT1出口で行き場をなくして一時は4位、すぐにポルシェを抜いて3位へあがり、アストン→フェラーリ→我々という布陣、もう1台のフェラーリは同じシルバーDrのカスラッチ選手でT15のスタジアムセクションで上手にアストンのブロンズDrのダララナさんを抜いて逃げにかかったのでここで離されたら戦略的に不味いと思いアストンをもうプッシュ、しかしエースであるPラミーさんの2秒以内で走ってしまう世界最強と言われるブロンズDrの彼は、アストンの立ち上がりの良さを活かした走りでなかなかスキを見せず、私も満タン時に無理をするとタイヤを壊して自滅するな~というのもあって数ラップに渡って苦戦。

T11のブレーキングでフェイント見せてブロックラインを取らせて立ち上がりでうまく離されないで加速してT12で刺そうと思っていたら、彼が立ち上がりでハーフスピンをしかけて失速、私はもうアクセルON状態だったので戻すことが出来ずにプッシュ(・・・と言うかアストンのデフューザーにノーズが引っかかってしまうような形)で彼をスピンさせてしまいました。
完全に私のミスでペナルティを受ける覚悟をしていたのですがレースコントロールの判定は無罪(レーシングアクシデントと判定)となりお咎めなし。
そのまま前を行くカスラッチ選手を3~4秒差で追い続け、彼のタイヤがタレるのを自分のタイヤを温存しながら待っていたら残り10Lapで彼がアンダーステアで苦しみ始めたのでプッシュ開始、追いつく迄行ければこの後逆転できるだろうと思ってましたが直ぐに追いついて、彼がピットインするLAPのT12のブレーキング競争で彼が無理をしてオーバーラン、これでクラストップになりました。そして2LAPそのあとも給油&DrチェンジのPit-inを引っ張って第一任務終了。

続いてのブロンズ(オーナーDr)のWengも今週の調子の良さをしっかり決勝でも生かしていいペースで走り2位と25秒の差をほぼ守ってエースのMatt選手へ、Matt選手も流石の走りで順調にクラス1位をキープするも私への交代直前にSCランが発生し一気に差が10秒ほどに。私の2回目のスティントもペースは順調で2位との差を再度30秒ほどに開いて2回目のWengのスティントへ。
2位のアストンはここでエースのラミーさんを投入Wengとのラップは平均で約4-5秒あり、順位が入れ替わってクラス2位へと転落、最後エースのMattも懸命に走るも50秒の差は短縮する事なく6時間の決勝は2位でチェッカーを受けました。

ルマン24時間の5位、ニュルの4位、メキシコの5位と表彰台に届かないレースが夏場は続いていたのでこの2位は非常に貴重です。
自分たちが出来るベストの走りと作戦なら表彰台圏内で走れるという自信をシーズン序盤の時のように感覚的に取り戻せた状態で次のホームコースFSWに戻れるのは凄く好材料だと思っています。

しかしアストンは私がプッシュしてしまって15秒ロス、デフューザーの交換があったようでピットが1分余計に掛かっている点があるのでセフティカーで20秒得したと言っても50秒+55秒で1分45秒も先に行ってしまってます。
今週はアストンが速かったとは言え自力で優勝するのは本当に至難の業だとも言えます。

個人的にはダララナさんにもちゃんと謝罪して受け入れてもらえたし、走り自体はコースへの順応も決勝の走りも手前みそだけど盤石かつ戦略的でいつもどおりの力強い走りが出来、チームにしっかり貢献出来たし、気温摂氏37℃近くの過酷なレースでも体力的に問題なく走れたのも自信となりました。

今回の結果は気温が高くミシュランの悪い特性が出づらかった事、澤がスタート担当してきっちりレースを作れた事、Wengがしっかりコース慣熟に時間を取って、練習走行の走り出しから本来の堅実かつ粘り強いミスのない走りが決勝を通じても出来た事が要因だと言えます。

次はいよいよFSWに世界選手権WECが帰ってきます。
私も1年に100日近く居るであろう庭と言えるサーキットでWECドライバーとしてレースが出来る事を楽しみにしてますし、チームもFSWは勝手知ったる地域での初のWECレース。

是非今回の流れをきっちり引き継いで会心のレースにしたいと思いますので応援宜しくお願いいたします~!!!
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2017/09/18 02:20:12

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この記事へのコメント

2017年9月18日 6:58
久々の表彰台おめでとうございます🍾富士も頑張ってください‼️

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