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2017年01月15日 イイね!
リー・ハーマン第33代A村大統領は自身の肝入りD村反撃大作戦を「マルケットベルト作戦」と命名した。

作戦名の由来はハーマン大統領のペットであるトノサマガエルの名が「丸太郎」であった事から始まる。
歴代A村大統領はトノサマガエルをペットにしており、それが何の脈略も無く伝統となっていた。
ハーマン大統領もその伝統に従った。
トノサマガエルが生息する池に大量の痺れ薬を投げ込むという悪質な違法漁法を実行、浮かんできた数多の池の生物から、一番強そうなトノサマガエル、つまり体が痺れてもなお池から脱出しようと自力で這い上がってきたトノサマガエルを捕獲したのである。

だが、伝統は伝統であり、当の本人が蛙好きであるとは限らない。
大統領という立場を誇示するために致し方のない事と受け止めざるおえない事も中にはあるのだ。
ハーマン大統領はその口であった。
トノサマガエルの滑り肌が気色悪いので、ハーマン大統領は丸太郎にベルトを付けて水槽から外に飛び出さない様に縛り付けて飼う事にした。
だが、自らの自由を得る為にそのベルトを丸太郎が強力な後ろ足で何度も蹴飛ばして激しく抵抗した。
その激しさと執拗な姿を見て、「敵ながらにして天晴れ」と感服したハーマン大統領は、同じくA・F・B村の自由を得る為の反撃作戦として命名する事にした。

「丸太郎」の後ろ足が蹴飛ばすベルト。
a「マル」「蹴った」「ベルト」で、「マルケットベルト作戦」である。
この時より、トノサマガエル「丸太郎」のベルトには大統領のペットらしく、3つの宝石が輝きを見せながら並んだのである。
華々しく着飾った丸太郎だったが、やはり水槽の中の囚われの身であった。

そして、アイゼン・ブル・マクレン大佐が指揮することとなったこの「マルケットベルト作戦」の概要とは、最初に多数のグライダーを使って、夜間に部隊を渡河させる事が始まりである。
渡河する部隊は3つの部隊から構成されており、D村北部に空から侵入すると、それぞれに与えられた3つの拠点に向かって静寂の中を飛行するのである。
部隊は3つの拠点へ強行着陸もしくは部隊の村民達をパラシュート降下させるのである。
降下後、村民達はその拠点を即座に確保し、後続の「丸太渡河部隊」が到着するまでその拠点を維持するのである。

3つの拠点の1つは対岸の上陸地点である。
後発のマクレン大佐が指揮する、グライダーでは運べない重装備を運ぶ主力部隊「丸太渡河部隊」が安全かつ速やかに上陸する為の支援命令を与えられていた。
「丸太渡河部隊」上陸が無事に終わって、役目を果たした部隊は上陸地点に僅かの警備を残して、「丸太渡河部隊」と共に進撃する。

残り2つの部隊はこの上陸地点からD村までの「丸太渡河部隊」侵攻路上に飛び石的に存在する、2つの重要拠点を制圧、占拠して「丸太渡河部隊」の安全な侵攻路を確保するのである。
同時にグライダーで運んで来た物資を「丸太渡河部隊」に補給する事になっている。
「丸太渡河部隊」への補給と部隊通過後は、上陸地点と同様に一部の警備を残してD村進軍に参加する。

マクレン大佐が指揮する「丸太渡河部隊」はこの3つの拠点を足がかりにして速やかに北方地域を進撃し、D村内に電撃突入、D村独裁者のアフェト・ラ将軍様を逮捕捕縛する事であった。

この3つの拠点が1本の線となる「点と線」の作戦であり、その線が「勝利のベルト」へと繋がる流麗な作戦であると、そのように思うたびに自画自賛の恍惚の域に入るハーマン大統領であった。
そして、第3次全村大戦の英雄という華々しい活躍が書かれた自伝小説が頭の中で駆け巡っていた。

だが、この北方地域がD村でさえ手に負えない魑魅魍魎の世界である事をハーマン大統領もマクレン大佐もこの時は知らなかった。
そして、彼らは正に「飛んで火にいる夏の虫」であり、その火の中に向かって「レフトブラサー航空基地」から飛び立とうとしているのである。

-- 猫達の小劇場 その76 --------------------
灰色猫と黒猫が呆けた顔をして並んで座っている。
蜻蛉が飛んで来た。
二匹の目がキラリと光る。

蜻蛉は二匹の前に降り立つと愛用のフォークの柄の先を地に付けて真っ直ぐに立てると、直立不動の姿勢で
「金角・銀角・銅角・・・鉄角の奴らは眠ったます!やるなら今ですぜ、親分!」
と報告するのだが、複眼なので灰色猫と黒猫のどちらを見ているのか分からない。

灰色猫が黒猫を指差す。
同時に黒猫が灰色猫を指差す。
蜻蛉もフォークで灰色猫を指す。
三匹は同時に「八戒!次はお前だ。八戒!行け!」と声を上げる。

2対1で灰色猫が負けていた。
だが、それでも、灰色猫はもう一度命じようとした。

それと気がついた黒猫と蜻蛉が同時に上から被せる様に「豚の八戒!次はお前だ。豚の八戒!」と命じる。

それに怯んだ灰色猫の奥歯がギリッと鳴る。
黒猫と蜻蛉は灰色猫を蔑むようにニヤリと笑う。

灰色猫はぐっと我慢をし、不気味にニヤリと笑い返した。
「つまり梧空はお前と言うわけだな。」決意の固い冷たい視線で黒猫を見下ろす。

「梧空は自分の毛を抜いて分身を作ると聞く。
ふむ」と灰色猫は低い声で自らに言い聞かせる様に漏らす。

そして、いきなり背後からバリカンを取り出した。
バリカンの刃が鮫の歯の様に見える。

「ならば、吾に分身の術とやらを見せてみろ!」と黒猫を捕まえるなり、バリカンが唸り音を上げた。
幕が素早く下ろされる。
が、幕裏から舞台の悲劇が伝わってきた。

これはあくまでも演出かそうでないか想像するしかなかった。

--続く
この物語はフィクションです。実在の人物、団体とは一切関係ありません。
この物語の著作権はFreedog(ブロガーネーム)にあります。
Copywright 2017 Freedog(blugger-Name)
Posted at 2017/01/15 09:42:43 | コメント(0) | 物語A | 日記
2017年01月01日 イイね!
おっと、その前に
あけましておめでとうございます!
では

数は少ないが野にも優秀なパイロットが居た。
それも特殊な集団としての存在であった。
彼らは表舞台には決して現れず、常に影の中で密かに生き続ける忍び達であった。
大統領官邸内で大作戦の計画を傍受した彼らは、今この時が影より世に出る時勢だと決意し、自慢の忍び道具である真っ黒いハンググライダーを担いで集まってきた。
特にその集団の中でも「毬高雅(いがこうが)忍び隊」は有名であった。

裏街道のビックヘッド・カポやマシンガン「ジョー・C・カポ」も彼らに一目置いているし、FBI長官J・江戸・フハも彼らから助言や情報を得ていた。
MM7諜報員マタ・アメダや隠密十手持ちマタ・ハレタは「毬高雅忍び隊」の抜け忍ではないかとも疑われている。
あるいは、「現職では」とも疑われていた。
この「毬高雅忍び隊」はどの勢力にも属さず、常に第3の眼で各村に対しての諜報活動を行い、そこで得た情報を売る事で、生活の糧としていた。
影の中でしか生きる事のできない彼らであった。
その為、陽に当たらない体は次第に青瓢箪となり、青白い顔で影に沿ってふらふらと彷徨っていた。
絶滅危惧種と成らない為にも、また健康体を取り戻す為にも、陽の元に出る必要が生じたのである。
彼らにとって、この機会はまさに種の保存という死活問題であった。

その忍び隊の隊長は猿鳶伽椰子である。腹心の服部貞子が蒼い顔で背後に立っていた。
青瓢箪化がかなり進んでいる服部貞子であった。
氷水で冷やした片手を猿鳶伽椰子の肩にそうっと背後から掛け、長い前髪が顔を隠している姿は非常に不気味な存在であった。
忍者服部貞子はこのように音もなく敵の背後に忍び寄る術の天才であった。
そして、服部貞子は普段はあまり顔を出さない静か過ぎる性格であったが、いざ記念撮影になると喜々として飛び回る性格であった。
猿鳶伽椰子忍び隊長はその冷気を肩に感じつつも、決して後ろを振り向こうとはしなかった。随分前に一度だけ振り向いた時が有った。その時、服部貞子は口紅で真っ赤に塗った口を耳元まで裂いてニヤニヤと笑い返してきたのだ。不覚にもその顔を鼻先が付く程の間近に見てしまった猿鳶伽椰子は恐怖で股間を暖かくしてしまった。その事を思い出すと絶対に振り向けなかった。
服部貞子は懐中にいつもこのような恐ろしい仮面などの忍び道具を複数準備しているのである。恐るべし貞子。
ここで伽椰子は負けていた。

集まった忍びの中に、赤い眼鬘仮面がリーダーの忍び隊「月光チーム」がいた。
赤い眼鬘仮面は活躍していた頃は黒々とし、髪形も七三にバッチリと決めていたが、今は乱れた白髪となっていた。
すでに老忍である。
昔の華々しい活躍を思い出しては定まらない視線のまま、にや~と一人笑いしている。
その左には背中が曲がり、足の覚束ない白い眼鬘仮面が杖にすがって、鼻と管で繋がった酸素ボンベを後生大事に抱えていた。
右手には二人の老忍の世話をしている、かなりの歳になった疲労感全開の青い眼鬘仮面が鼻を穿っている。
この作戦で、二人の老忍を始末して自由を獲得しようと腹の中では恐ろしい事を考えていた。

黒装束に真っ白い無表情の仮面を被り、肩パッドのゴツイ衣装の忍者集団が居た。
「ハツトリ忍群」である。
スクラムを組むと恐い物無しで、一丸となって敵に突進していく。
強いことは確かだが、諜報活動や後方攪乱に、集団行動でしか力が発揮できない「ハツトリ忍群」にどれほどの役に立つかは不明であった。
特にその中でも、血糊の付いた白い仮面でチェーンソーを振りかざし、超目立っている忍びは意味不明の謎の存在である。

徒党を組まずに単独で参加した忍びも居た。
その代表格、というより目立っているのは、いつも魂が燃えている変身仮面忍者だ。
明るい元気な声で周りの忍び達に「俺について来い!」「俺が守ってやるぜ!」「ラスボスは俺様が頂くぜ!」と豪快に笑いながら肩を叩いて声をかけている。
熱血変身仮面、ライターだけで瞬間着火する張り切り全開の忍びだった。

このようにそうそうたる忍び達が集まってきた。
そして彼らに与えられた任務は拠点の確保ではなく、忍び得意の隠密作戦であった。
従って、隠密作戦ゆえにこれ以降の記録はなく、彼らも陽の目を見る事は無く青瓢箪化は着実に進んでいった。
この状況を知った猿鳶伽椰子と服部貞子はお互いの采配先見の明を批判し、呪い会う事になるのである。
d猿鳶伽椰子VS服部貞子の凄惨な闘いは人知れず行われた。

こうして、航空機、航空基地の設備、優秀な人材が、大作戦決行の為にレフトブラサー航空基地のアイゼン・ブル・マクレン大佐の元に集まったのである。

その作戦とは如何なる物かは作戦開始の数時間前まで誰にも知らされなかった。

-- 灰色X黒猫XX蜻蛉の小劇場 その75 --------------------
灰色猫と黒猫が呆けた顔をして並んで座っているところに、蜻蛉が飛んで来るはずだった。

だが、三匹は舞台上で厳つい顔を突き合わせ、剣呑な状況の中で幕が上がった。
三匹は目を危険なまでにギラつかせて看板の名称を巡って争っていた。
三匹共に自らの名を付けることを譲らない。

それぞれ、「灰色猫の小劇場」・「黒猫の小劇場」・「蜻蛉の小劇場」と書き換えようとしていた。
三匹の間では看板が唸り、墨が飛び、筆が目を突く。その間に立ち入る隙は無かった。

ゲストの通りすがりの神様とウサギと亀と蛙と、えーっと?、それ以外の忘れたゲストが隅の方で小さくなっていた。
しかし、それでも三匹の間に上手く立ち入って看板に自分の名を連ねようと虎視眈々と隙を窺っている。

「都合により閉演」と張り紙が貼られた幕が静かに下ろされる。

--続く
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Copywright 2017 Freedog(blugger-Name)
Posted at 2017/01/01 10:00:30 | コメント(0) | 物語A | 日記
2016年12月08日 イイね!
航空機や、その射出機が急ピッチに準備されたのだが、この大作戦決行の為にはまだ不足している重要且つ不可欠な要素があった。
それは航空機を操縦するパイロットである。
航空機を多く持つA村でさえ経験豊富なパイロットの数は少なかった。
そこで、操縦桿すら握った事も無い村民達を集めて、一人前のパイロットに鍛え上げる為に猛訓練が行われた。

教育者ヨハン・FR・アレン工場長は射出機生産工場の工場長兼任の話が消えてしまった事への腹いせに、ほとんど強引に鬼軍曹としてパイロット養成所の教鞭を奪い取った。

グライダーの急転回や急降下などで発生するGに耐える為に、G発生器の回転する棒の先に取り付けられた球体の中にアレン鬼軍曹は訓練生を押し込み、耐G訓練を行った。
さらにその訓練メカの回転量調整ダイヤルをMAXにする事にアレン鬼軍曹は何の躊躇もしなかった。
むしろ、微笑んでいた。

簡易パラシュートを背負わせて地上7mの高さから訓練生を突き落とし、パラシュート降下訓練を行った。
突然突き落とされる為にパラシュートをまだ装備する間もなく胸に抱えたまま、開くことも叶わずに落ちていく訓練生が後を絶たなかった。
アレン鬼軍曹に言わせると、事故発生時にはパラシュート装着が機内で出来ない可能性がある故に、落下中での装着訓練だと言った。
だが、訓練の降下距離が短い事には何も言及しない。

アレン鬼軍曹は降下地点が常に最適な場所とは限らないと、落下地点に石をばら撒いたり、汚水や汚物溜りを作ったりして、そこへ訓練生が落下するのを楽しんでいた。

朝昼晩、給仕をさせる事で退職後に開店予定のアレン店長が経営する高級レストランの給仕係の訓練を熱心に行った。
同時にベアアップを要求されないように暗示をかけた

重い石を持たせてプールの中に落とす事で、河に墜落もしくは着水するといった不測の事態への対処方法という訓練を行った。
時折、その石を訓練生の体にしっかりと結わえたりした。
水底で喘ぐ訓練生を蔑みの目でじっと見ていた。

腕立て伏せをする訓練生の背中を渡り歩く事で腕の筋力を鍛えた。
時折り飛んだり跳ねたりして遊んだ。

精神力を鍛錬する為に座禅の行をしている訓練生の後頭部を不意に張り扇で殴るなどして、日頃のストレス解消もした。

教育者ヨハン・FR・アレン鬼軍曹はあらゆる訓練を執拗に粘着質に行ってパイロットを虐め廻した。もとい、・・・育成した。

後日、この耐え難い猛訓練に精神を病んだ訓練生がトイレ内に篭城する事件が発生する。
篭城する共同トイレを包囲してにじり寄るネス・コネナー引入るGメンことアンリーチャブル達に汚物槽の汚物をばら撒いて狂気の訓練生は激しく抵抗した。
この事件はアンリーチャブルらが犯人に手が届かなかったという汚名を被る事件となるのである。

その犯人の名はスタン里・レナード、通称薄笑いデブである。

レナードはアレン鬼軍曹に日頃から役立たずなどと決めつけられ、虐めを受け続け、皆の前で罵られ、罵詈雑言を浴びせられ続けていた。ついにある夜に心のどこかで理性の線がプッツリと切れてしまい、犯行に及んだのである。

コネナーは責任逃れで夜逃げしようとするアレン鬼軍曹を拘束する。
責任を果たさないで真っ先に逃げるどこかの船長のようだと糾弾し、ハーマン大統領の親書を手にアレン鬼軍曹に犯人の説得を命じた。

アレン鬼軍曹は逃げたかったが、権力には勝てなかった。
大統領に睨まれたら何が起こるかわからない、多額の資金援助をするつもりで説得に当たる事になった。

そして、このスタン里・レナード訓練生を説得中にアレン鬼軍曹はレナード訓練生の発作的凶行によって汚物と共にトイレに流されてしまい行方不明となってしまった。
アレン鬼軍曹と共に説得に当たっていた数名の訓練生が、レナード訓練生の凶行を進んで手伝ったと後々に噂されたが、それが事実だったかは目撃者が他に居ない為に証明できていない。

-- 猫達の小劇場 その74 --------------------
灰色猫と黒猫が呆けた顔をして並んで座っている。
蜻蛉が飛んで来た。
二匹の目がキラリと光る。

ツバメが青空の中から、蜻蛉に寄って来た。
ツバメの目が据わっている。
蜻蛉からその目を離さない。

蜻蛉を救う為に灰色猫は巨大なトリモチの塊をツバメに投げつけた。
だが、トリモチはツバメだけでなく蜻蛉も巻き込んでしまった。
地面に長く伸びるトリモチの塊の中をツバメと蜻蛉が追いかけっこをしている。
見ていると悪夢に出てきそうな光景であった。

灰色猫と黒猫はそれを眺めながら「シュール」だと堪能している。
蜻蛉を助ける気持ちはどこかに飛んでしまっていた。
「芸術だ!」と灰色猫は感動し、黒猫は自分も作りたいと思って鼻糞を丸め始めた。

黒猫の所業を見た蜻蛉とツバメはこの黄色いネバネバは、本当にトリモチなのかと不安になる。

--続く
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この物語の著作権はFreedog(ブロガーネーム)にあります。
Copywright 2016 Freedog(blugger-Name)
Posted at 2016/12/08 22:06:20 | コメント(0) | 物語A | 日記
2016年12月01日 イイね!
それはさておき、不足分の航空機は新たに作るしかなかった。
しかし、その製作に携われる技術を持った村民が少なく、その人数では期限内に必要数を製作する事が出来なかった。
そこで、この状況を打破すべく、教育者ヨハン・FR・アレンが提唱しているアノミクス式働き方改革の手法の一つである「OJT」が活躍するのである。
アレンはこの理論を実施する事で誰でも効率的に製造物が生産可能であると、その理論を日頃から説いていたのである。
そして、この航空機製作問題においても解決策となると強く主張した。
それがハーマン大統領に認められ、ヨハン・FR・アレン工場長が誕生し、提唱者自身によるこの「OJT」が実施されたのである。

「OJT」。
いわゆる「n the igoku raning」である。
アレン工場長が監督する製造現場を別名、地獄の製造現場と村民から呼ばれ、恐れられ、その現場では鞭の音が絶える事が無かった。
だが、村民達のこうした尊い犠牲の元、生産力はアップし、レフトブラサー航空基地に搬入される航空機は続々と増えていった。

航空基地に必要な物は航空機そのものだけではなかった。
グライダーを大空に射出するグライダー射出機も必要なのである。
ここで、多種多様の航空機に対応する為に、大小さまざまなグライダー射出機が必要となった。
アレン工場長が、アノミクス式働き方改革の一つの手法で多種少量生産に適した「一個作りが可能な「U字型製造ライン」の新アイデアを持って、その射出機の生産工場も兼任するという話が出た。
その途端、カムトランプ現象で射出機の生産は飛躍的にアップし、ついにはアレン工場長の兼任の話は水泡と帰してしまった。

射出機生産工場では矢継ぎ早に様々な色や形をした、大型用射出機から小型射出機まで数多く作られた。そして、それらは崖っぷちに整然と並んでゆくのである。
小型用の射出機は2階層の射出機設置台が崖っぷちに建設され、そこへ並べられた。
こうして全ての射出機が崖縁に並び、その光景は禍々しいほどにも壮観であった。

-- 猫達の小劇場 その73 --------------------
灰色猫と黒猫が呆けた顔をして並んで座っている。
蜻蛉が飛んで来た。
二匹の目がキラリと光る。

蜻蛉は真っ黒い豪華な乗合箱車を引いていた。

箱車停留所でその順番待ちに勝った灰色猫が乗り込もうとした。
だが、順番取りに負けた黒猫が灰色猫の短足(ふんっ!)を引っかけて転ばす。
転んだその巨体をクッション代わりに踏みつけて乗り込もうとする黒猫。

灰色猫も黙ってはいない。
背の上に黒猫を乗せたまま跳ね上がり、黒猫はその勢いで車外へ飛ばされそうになる。
すかさず、黒猫は灰色猫の髭を掴む。
髭を捕まれてしまうと、髭を抜かれないように黒猫の後を追わずにはいられなかった。
そのおかげで、二匹は共々車外へ転げ落ちた。

転んだ体勢から跳ね上がるのは黒猫が早かった。
黒猫は我先と入り口へ駆ける。
僅かに遅れた灰色猫が立ち上がるや、その小さな黒猫の体を背後から蹴る。

乗合箱車の入り口というゴールにそのシュートは綺麗に決まった。
これで黒猫が先に乗れたのだが、意識を失って箱車の床に転がっていた。
灰色猫が後から乗ってきた、一つしかない長座席一杯に座り、黒猫を足乗せ台として使った。

そして、天井をハタキの柄の先で突いて出発の合図を送り、乗合箱車が動き出すのを待った。
だが、一向に動かない。

この時、蜻蛉は車軸が過重で曲がってしまっているのを見つけ、泣きながらお山に帰ってしまっていた。

真夏の炎天下の中、クーラーも無い箱車の中で汗を流しながら灰色猫達は馬鹿のように動き出すのをじっと待っている。(語り部、追記)

その後、サウナに入ったように、痩せた♪痩せた♪とスキップしながら立ち去る灰色猫であった。(灰色猫、追記)

主演&^y猫優syouの栄誉ニ輝クkuro猫deァっタ・(黒neko、つい記 ♪=pへ

--続く
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Copywright 2016 Freedog(blugger-Name)
Posted at 2016/12/01 21:40:42 | コメント(0) | 物語A | 日記
2016年11月27日 イイね!
青い空に生える緑の丘の上の真っ白い管制塔のあるレフトブラサー航空基地が次第に現出し始めると、今度は作戦の主力輸送機となる各種グライダーがA・B・F村から急ごしらえの蒲鉾型格納庫に次々と運び込まれてきた。
その種類は超弩級大型機から、一人乗りのハンググライダーまでと広範囲である。
その数と種類はまるで空の「コレ船第2艦隊」に等しかった。
大村(たいそん)を挙げてのA村ハーマン大統領が指揮するだけあって、それ以上の規模になるかもしれない。

だが、もともとA・B・F村はグライダーの保有数が少なかった。
特にB・F村は限りなくに近いといっても過言ではなかった。
村民達の生活にグライダーは直接に必要がなかったのである。
A村村民の一部の村民が村の端から辺境の端へ移動する時位に使っているだけで、B・F村においては生活での活用はほとんど無く、一部の村民が趣味として所有しているグライダーくらいしかなかった。
全村は航空機を軽視していたのである。

そういった各村の航空機無用論の中でハーマン大統領は「空を制する事。
それは覇者となる事である。」と固く信じ、航空機への取り込みに日頃から余念が無かった。
この事はある意味、ハーマン大統領に先見性があった事を示していたのかもしれなかった。
しかし、副大統領時代のハーマンの隠密活動でも、今回の大作戦を遂行するには程遠い数しか所有していなかった。

そこで、代替えに村民を搭乗させる為、あるいは吊り上げる為に、あらゆる凧をかき集める村民達が居た。
傍らで、子供らが泣き叫んでいる。
バルーン気球も集められた。当然の如く代替えになるだろうと、そこら中の風船も集められた。
悲鳴のような子供の泣き声が当たり一帯を覆った。
ハーマン大統領は事務屋に凧や風船などの調達を進める為、強制徴収の条例を出させた。
強制徴収が始まったその日、村の中で子供らの泣き声が幾重にも重なり、それは夜まで続いたと言われている。

この条例発効がきっかけとなり「子供の子供による子供の為の法」を作ろうと子供達を奮い立たせ、「ませガキ連合」が結成される。
この日以降、ストリートをサングラス姿のリーゼントヘアーで指を鳴らしながら群れて歩く子供達の姿が見られるようになる。
そして、その全員が「笑いニコニコちゃん」バッジを体に付け、ハーマン大統領に対抗して反戦の声を盛り上げていくのであった。
そのハーマン大統領がサングラスを決めてその群れに紛れ込んで、格好を付けて歩いていた事は誰も知らない事実であった。

ぱち。ぱち。ぱち。(指の音)
俺たっちゃっ♪、正義の漢よ!♪おいらの前を♪歩く奴はいねぇぜっ!♪
シマを荒っす奴は!パンチだ!キックだ!オナラだぁ~♪(^^♪
そこら中で反戦の唄が歌われた。

-- 猫達の小劇場 その72 --------------------
灰色猫と黒猫が呆けた顔をして並んで座っている。
蜻蛉が飛んで来た。
二匹の目がキラリと光る。

黒いフードを目深に被った蜻蛉が、林檎を手に灰色猫に近づく。
白雪姫よ、このおいしい林檎を差しあげましょうと言わんばかりに、「さぁ、お食べ。」と林檎を差し出す蜻蛉であった。

差し出す先に、うずくまって背中を見せている灰色猫が、「私は竹取姫よ!おぉっ、3つの宝物をお持ち帰りになったのかえ。」といいながら振り返った。真っ黒い鬘を振り乱し、「はよぉ~、よこ・・よ・寄越さんかぁ!ワレェ~!」。

それは女猫装した灰色猫であった。異常に厚い塗り壁タイプの白粉化粧。真っ赤に塗った大きな唇からギラリと牙を剥きだし、真っ赤な舌をチロチロと出しながら、蜻蛉にじりじり這い迫ってくる。
恐怖した蜻蛉はその顔に手に持った赤い林檎を投げつけるや、必死の思いで逃げ出した。
赤い林檎はあっという間に食べられた。軽~く食べ終わるや、飛ぶように走り出す灰色猫、もとい竹取姫であった。

思うように羽が動かない蜻蛉にとって、それは悪夢の中で恐ろしい鬼に追われているようであった。
追い付かれそうになった時、蜻蛉は次に青い林檎を投げつけた。

熟成していない渋い青林檎も食べられた。

あまりに渋すぎたので、赤い林檎のときより寸の間だけ距離に差が開いたが、灰色猫の走りは食べ物と宝が絡んでいるだけに尋常ではなかった。

蜻蛉は懐にある最後の黄色い林檎に願を掛けて、毒林檎を投げつけた。
辛い味がしたがその毒林檎も食べつくされた。

そして、林檎の河豚毒に当たった灰色猫はその場に倒れて痙攣した。
ここで、蜻蛉は「何かが違う!」と思った。

そのころ「真っ赤な真っ赤な頬をした赤頭巾ちゃんよ!」と、黒猫が林檎の着飾りをきて歌いながら踊っている。

和洋が混ざった昔話でしたと、語り部(作者)が語る。

--続く
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Copywright 2016 Freedog(blugger-Name)
Posted at 2016/11/27 20:36:01 | コメント(0) | 物語A | 日記
プロフィール
「物語A161:「マルケットベルト作戦」 http://cvw.jp/b/1467453/39178683/
何シテル?   01/15 09:42
FreeDog(寒;)です。よろしくお願いします。 好きな言葉「笑う門に福あり。」 さぁ、みんなでブログ読んで笑いましょう! 嫌な真実「My JOKE...
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