平尾台　千仏鍾乳洞

梅雨のうっとうしい天気が続いていたが、ここ2，3日は晴れ間が広がり、溶けそうな暑さ。
一方、予報では午後から天気が悪くなるとのこと。
涼しさを感じることができて、突然の雨でも大丈夫なところはどこかと考えたら、鍾乳洞が思い浮かんだ。
以前、青木ヶ原樹海の富岳風穴に行った時には夏でも凍っているところがあってとても快適だったことを思い出した。

「九州　鍾乳洞」で検索すると、熊本の球泉洞、大分の稲積水中鍾乳洞、福岡は平尾台の千仏鍾乳洞他がヒット。
朝10時過ぎの出発なので、千仏鍾乳洞を目指すことにした。

平尾台の名はこっちへ来てから何度か目にしているが、鍾乳洞が広がっていることは知らなかった。
秋吉台にしてもカルスト台地と鍾乳洞はセットものなのかもしれない。

平尾台に着いたのが12時前。
まずは何か食べようと思い、最初に目についた「地鶏のさと　ひらお」の看板に吸い寄せられ、そのまま暖簾をくぐった。
少々うるさめの店主のおススメで地鶏のセットメニューに鶏肉を追加して釜飯も注文。
鶏肉は歯ごたえしっかりで美味しかったが、置いてあった甘目のタレより、塩・胡椒で食べた方が美味しかった。


お腹を満たして、カルスト台地の風景を抜けて千仏鍾乳洞へ。
駐車場の看板には鍾乳洞の入り口まで２００ｍと書いてあったが、直線距離ではそうなのかもしれないが、膝と太ももが悲鳴を上げる、かなり急な坂はその3倍ぐらいは続いていた。




天然記念物　千仏鍾乳洞は、照明が整備されているのが約９００ｍ、入り口から４８０ｍのところにある「奥の細道」から先は水の中をジャブジャブ歩いて進まないといけないそうだ。
水に濡れても大丈夫なように無料でサンダルを貸出ししてくれるが、今回は「奥の細道」で戻ることにした。「奥の細道」から先は結構な水量だったので半ズボンを履いて進んだ方が良さそうである。
鍾乳洞の中は年間を通じて気温16度、水温14度とのことで極めて涼しくて爽やかであった。
ひと時、暑さから逃避するのにはおススメ。

ただし、涼しい鍾乳洞を後にして、駐車場に戻るには下りで膝と太ももが悲鳴を上げた急坂を登らねばならず、私の場合は今度はおしりの筋肉に乳酸が溜まり、息は絶え絶えで、鍾乳洞でひいた汗が再び吹き出した。
この点ご注意を！！

帰りは菅生の滝に立ち寄ろうと思っていたら、ドバーッと強い雨が降り出したのでパス。
「道の駅　いとだ」に立ち寄って野菜などを買って帰宅。


平尾台のそばの山ではセメントの原料の石灰石を採集しているのか、山の上の方が白くなっていて、一瞬雪のようにも見え、涼しげ・・・でもなかったか。