いつも覗きに来ていただいている皆様、ありがとうございます。
関心をもっていただいているということは一部の方はの90年代のキャデラックにお乗りの方だとおみます。私なんかよりも断然クルマに詳しい方も多いと思いますのでお恥ずかしい限りですが、ご参考までに今回、私のエルドラドに起きたトラブルについてお話しすると共に、”注意した方がいいよ”という点をお伝えしておきたいと思います。
一連のトラブルですが、複数のトラブルが重なっていました。まずはエアコンのコンプレッサーです。昨年の夏からエアコンの効きが悪くコンプレッサーからのカラカラ音もあった為交換しました。ハッキリとは記憶していませんが、そのあたりから時々オイルプレッシャーの警告灯が点灯するようになりました。
信号などで停止している際にチカチカっと瞬くように点灯し、走行すると消えてしまいます。停車時に常に点灯する訳でもなく、頻度も低いのでセンサーの異常ではないかと思っていたのですが、仕事が忙しい時期だったこともあり、何かの部品をオーダーするついでにセンサーを買って交換すればいいか…程度に考えていました。以前のクルマでセンサーが壊れてオイルが滲んでいたことがあった為、勝手にそう判断してしばらく放置していました。
エアコンのコンプレサーを交換した後、しばらく消えていたエンジンからの異音が再び始まりました。最初はキュルキュルといったベルトが擦れるような音なので、ベルトやテンショナーを交換したりアイドラプーリーの動きの渋さを疑ったりと対策を施しましたが、いつの間にかキュルキュル音がカタカタ音に変わりました。何かがブレているような音なのでベルト周りをみるとハーモニックバランサーがブレている様子。ここの作業記事としてアップしたようにハーモニックバランサーを交換したところでオイルの警告灯が点灯(点灯しっぱなし)し、すぐにエンジンを止めるように警告が表示されました。とりあえずオイル交換をして様子を見ようと交換しても変化なし。この期に及んでもまだセンサーの故障だと思っていたので、センサーを交換したもののそれもダメ…センサーを交換する為に直前に交換したばかりのオイルを抜いてオイルフィルターのハウジングを外した時に初めて本当にオイルがまわっていないことに気が付きました。フィルターにもハウジングにも全くオイルが入っていませんでした…。
オイルがまわっていない原因として、オイルパン内部のストレーナーが詰まっている可能性を考え、ビルシュタインのオイル周りをリフレッシュするサービスを検討したりもしましたが、積載車で運ぶしかなく、また近所のショップでは予約がいっぱいだった為、結局いつもお世話になっているショップに泣きついて確認をしてもらうことにしました。その結果、ストレーナーは特に詰まったりしていないのに油圧が上がらないということで、オイルポンプの問題ではないかということに…特に自分でハーモニックバランサーを交換しているので、その作業がなにか影響したのかも…ということでした。
そこでもまだカタカタという異音はメタルなどではなく、エアコンのコンプレサーのオイルが少ないせいで油圧がかかってエンジンが動かせるようになったらオイルを追加してみようかと思っていました…
しかし、現実にはオイルポンプを交換後のカタカタという異音はコンプレッサーの音ではなく、油圧が低下したまま走り回っていた為にカムがすり減っているか、メタルが逝っているかのどちらかではないか…ということを聞かされてようやく納得ができました。
エンジンを降ろしてオーバーホールをして積みなおすことができればいいのですが、そんな予算はありません。そこで中古のエンジンに載せ替えるとこも検討しましたが、これも予算的に厳しい…結局、エルドラドは車検を受けずに一旦ナンバーを外し、復活できる日に向けてしばらく保管をすることにしました。
…ということで、エルドラドは一旦保留とし、コルベットのナンバーをとることにしました。
またエルドラドに関して作業をするようなことがあればアップデートしようと思いますが、今後はしばらくコルベットの方がメインになると思います。
今回のトラブルで、油圧に関する認識が甘かったことを思い知らされました。オルタなどのように突然動けなくなるわけでもなく、異音も酷くなってからしか気が付けません。特にキャデの場合は油圧計が無く警告灯だけなので、「センサーが逝っちゃってるんじゃない?」という軽い考えでいたことが大きなトラブルに繋がってしまいました。
キャデラックオーナーの皆さんも、警告灯が点いたらセンサーの異常のせいにするのではなく、きちんと原因を確認し早めに対処されることを強くお勧めします。
そういえば、私の現在のコルベットも一度オーバーヒートでエンジンを載せ替えています。その時も、デジタル表示の水温計は通常より少し高め、アナログの水温計の針が振り切れていたのにも関わらずセンサーの異常だと解釈してツーリングに出かけてヘッドガスケットが抜けるようなオーバーヒートをさせてしまいました。考えると同じような間違いを重ねてしているということですね…。ホント情けない…。
Posted at 2021/03/04 02:45:32 | |
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