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並盛りジョニーのブログ一覧

2017年06月15日 イイね!

給油口の位置の話②

「トヨタは一部の例外除いてだいたい助手席側に給油口」という認識だったのが、ある時スープラを見たら運転席側配置でこいつぁどういうことか?と気になった話の続き。

そもそもスープラは、セリカの高級版(セリカXX)として始まっている車なので、だったらセリカの歴史を調べりゃルーツが分かるだろう・・・と調べてみた。
まず初代。
給油口はどちらにもなく、なんとここ。



この頃のトレンドだったようで、クラウン・セド/グロや、前回ちょっと触れた初代センチュリーなど、高級志向の車はだいたいここに配置されていたようです。
しかし、リアガーニッシュ置きは案外ブームが去るのが早かったようで、ある時期から急速にすたれていきました。
ガーニッシュのカバーは樹脂製で、樹脂の信頼性がまだ高くないころだったのもあって、何度も開閉しているうちに壊れやすかったり、経年劣化で自然に崩壊したりの事例が多かったんじゃないかと。
そして、カバーがなくなると見た目が結構アレなので、評判あんまりよくなかった可能性が。
実際に、この頃の車の廃車や放置車見ると、ガーニッシュカバーが消失して、給油口がむき出しになっているケースが多いです。

そんなガーニッシュ置き給油口のブームが去ったのちは、セリカは運転席側に給油口配置。
どうやら、この頃のトヨタFRは運転席側配置が基本だったようで、セリカの他、マークⅡなども運転席側配置。
セリカは、FR最後の60系までは運転席側、FF化された160以降以降は助手席側。
フロアパンを強要することで、駆動方式の変換もセリカと並ぶコロナ/カリーナも、ほぼ同じように給油口が変わり、FF化以降は助手席側です。

一方で、一貫してFRのマークⅡは、70までは運転席側配置だったのが、80以降は助手席側へ移され、現在のマークXまで変わっていません。
直6だと、エンジンの排気方向は変わっていないはずなので、このあたりの排気管の取り回しの処理何かはどうなっているのか、非常に興味がありますねぇ。
思えば、一部の車のマフラーが、どこかで直角に曲がって、まるで何かを避けるような形状のものも結構あったと記憶していますが、給油口との兼ね合いも影響して居たっぽいですね。
大体のエンジンは、正面から見て左側(助手席側)に排気されるので、左出しでそのまま後ろへもっていくとなると、確かに運転席側に給油口置きたくなる気持ちがわかります。

ソアラは、3代目30系までは、トヨタFRの例に倣って運転席側でしたが、のちにレクサスSCとなる40で助手席側に変わっています。

同じトヨタだと、レビン・トレノはTE27~55までは助手席側ピラーに配置→71・86は運転席側→92以降は助手席側(FFになったことも大きそうですが)・・・と配置転換が激しかったり、そうかと思えば、クラウンのように2~5代目まではリアガーニッシュ置き→その後は助手席側(現在まで継続)だったりするので、あんまりメーカー内で統一する頭はなかったようです。

逆に、最近は給油口の位置がコロコロ変わらず、メーカー内で統一の傾向もあるのは、セルフスタンドが主流になって、買い替えの度に給油口の位置で惑わせないようにする配慮じゃないかと思われます。
しかし、そうなると、特に縦置きエンジンの車だと、ほぼ左側へ排気が来るので、給油口の位置を統一しようとすると、FRは排気管の取り回しで苦労をすることになりそうです。
マークXがこの間生産終了を発表されましたが、FRを作りたくない背景には、排気の取り回しと、その対策によるコスト増も絡んでる?というのは穿った見方かなぁ・・・。

この話、まだまだ続きますw
Posted at 2017/06/15 10:59:44 | コメント(3) | トラックバック(0) | 自動車雑談 | 日記
2017年06月15日 イイね!

給油口の位置の話①

副業でガススタのバイトやっておりまして、この業界を何だかんだで長くやってるんですが、給油口の位置について今になってから気づいたことが。

まず、国産車のメーカーによって、日産・スバルは運転席側、それ以外は助手席側。
ただし、これは乗用車の話でありまして、軽トラやバンになると、日産・スバル以外のメーカーでも運転席側配置だったりする。

面白いのがホンダのステップワゴンで、2代目だけが運転席側配置で、それ以外は助手席側。
初代と2代目は、リアのスライドドアが片側(助手席側)にしかなかったのですが、セオリー通りだとドアが開く側に給油口がつくことになり、実際にそうなった初代ステップワゴンは、その点でやはり物言いがついたようで、モデルチェンジでドアがついていない運転席側へ移動。
しかし、3代目以降はボディ両側にスライドドアがつくことになったので、給油口は通常通りの助手席側へ戻す…という顛末。

同じホンダだと、ビートも運転席側配置です。
しかし、同じホンダのS660は助手席側。
ガソリンタンクの位置がビートが運転席後ろにおいてあるのに対して、Sは車体中央のかなり低い位置にタンクがあるので、その辺が影響しているんじゃないかと。

では、給油口の位置はどうしてこうなるのか。
気になったら、とことん調べたくなるのが僕の悪い癖(by某警部)

まず、給油口は「マフラー本管から300mm以上離れた場所に置く」と法律で定められています。
この場合のマフラーとは、エキマニ~サイレンサー間のパイプのこと。
なので、下周りを見ると、確かに給油口が付いてるのとは逆側に排気管が出ていくようになっている。
同じメーカーでも、商用車と乗用とで給油口の位置があべこべなのは、FFが多い乗用車に対して、商用はFRかMRの後輪駆動が多い、つまりは排気管の取り回しが変わってくることで、特に軽自動車の場合は商用が運転席側に給油口が来るケースが多いよう。
余談ながら、縦置きエンジンのジムニーも運転席側に給油口がきている。
では、後輪駆動と前輪駆動で、給油口の位置は違うのか?
案外そうでもないようで、トヨタだとFFもFRも給油口は助手席側で統一。
例外は、スバル製造の86と、センチュリー。
86はともかく、センチュリーだけ運転席側配置な理由は謎。
ショーファーカーだから、乗り降りする機会の多い助手席後ろから車を見る時に、給油口を見せたくないから・・・とか、色々と理由は考えられます。

けど、その割に御料車・センチュリーロイヤルは助手席側だったりするので、これも謎。
さらに余談で、センチュリーは初代に関しては、また意外な場所に置いてあったりする。
そういうわけで、トヨタは一部の例外除いてみんな助手席側なのか・・・と思ってたんですが、ある時80スープラを見る機会があったのですが・・・
これが運転席側配置。
長くなるので、続きます。
Posted at 2017/06/15 09:22:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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