だなんて、大きな釣り針を垂らしてみましたが… (^_^;
3月18日、愛媛県から次の発表がありました。
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東日本応援ライトダウンの実施について
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により、関東及び東北地方では深刻な電力不足が生じています。愛媛県地球温暖化防止県民運動推進会議では、県民をあげてこの状況を少しでも支援するため、当面の間、安全上支障のない範囲で屋外照明等の消灯への協力を呼び掛けることといたしました。
実際には、西日本から東日本に供給できる電力量には技術的に限界があり、県内の節電量がそのまま東日本への電力供給に回せるわけではありませんが、被災地の方々への支援及び地球温暖化防止の意味合いを込めまして、可能な範囲でのご協力をお願い申し上げます。
なお、当事業にご協力いただける企業・団体の皆様におかれましては、「参加表明書(EXCELファイル27KB)」に消灯期間及び消灯実施箇所をご記入の上、当推進会議事務局(下記送付先)までお送りください。
※当事業においては、実施期間等を定めず、県内企業・団体の皆様の任意で行います。
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(以上、
愛媛県ホームページより転載)
…もう、アホかって感じです (-。-;)
本文中にも書かれていますが、四国電力からは、
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(略)
また、当社は四国のお客さまへの安定供給を維持した上で、可能な範囲[※]で最大限の電気の融通を行っているほか、人員の派遣や資機材、発電機車等の提供を行うなど、できる限りの支援を実施しております。
※西日本と東日本では電気の周波数が異なります。従って、四国電力の電気を東日本に送るには、周波数を変換しなければなりません。
この周波数変換施設の容量には上限がありますことをご理解ください。
資源の少ない日本にとって、こうした事態の有無にかかわらず節電はとても大切なことですが、チェーンメールにて当社がお客さまに節電をお願いすることはございません。
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(以上、
四国電力ホームページより転載)
とのアナウンスがあり、震災直後から西日本から最大限(100万キロワット。
内、四国電力からは10万~20万キロワット)の電力応援融通がされています。いくらこちらで節電しても東日本には今以上には送れません。そんな事は、皆さん周知の事ですよね。何を考えてこんな事をやらかすのか… 四国他県では今現在ではそのような話は無さそうですが、当たり前でしょう。それとも「愛媛県が一番に目を付けたんだぜ。目の付け所が違うだろ。フフフン。」とでも思っているのかな。まあ、あの知事なら言いそうな事だわな。恥ずかしい…
でも、こちらで節電することも、あながち無意味ではありません。
四国電力のパンフレットによると、原子力発電と水力発電をベースにして、一日のうちで電力需要の多い時間帯には火力発電(石炭がメインでLNGと石油が少ずつ)で賄っているとの事です。なので、節電をして電気の需要が少なくなると、石炭やLNGや石油を東日本に送ることができる“かも”しれません。
もちろん、電力会社はその日の電気の使用量を見込んで発電しているでしょうから、発電してみたものの、みんなが節電していて「あれ~、電気が余っちゃったよ。燃やした石炭が無駄になったなぁ」なんて事が無いように事前に電力会社とは打ち合わせしているんでしょうね。愛媛県さんよ。
電力会社が「東日本に電気を作る材料(石炭等)を送りたいので、節電をお願いします」って言うのなら協力することに異論はありませんし、震災に関係なくエコロジーの観点から節電を推進する事にも異論はありません。
しかし、震災でみんなが不安になっている時に、その不安や慈善の気持ちを利用して進めるこのやり方が気に入らないだけなんです。
そもそも、震災直後に出回ったチェーンメールを肯定している事に気づいてないのか?
何の知識も無く愛媛県の話だけを聞いたら「やっぱり、節電したら東日本に電気が送れるんじゃん。あのメールは本当だったんだ~」と、私なら思うけど。
Posted at 2011/03/21 22:48:23 | |
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