GQ Japan記事抜粋
>森美術館で開催される「アンディ・ウォーホル展: 永遠の15分」に、BMW「アートカー」が出展される。
アメリカ人の現代美術家、ウォーホル(1928-87年)が手がけたこの「作品」は、BMW M1グループ4レーシングを使い、79年にウォーホルがひとりでペインティングしたというもの。展覧会では制作風景を記録した貴重な映像とともに実車(作品?)が展示される。
BMWはクルマとアートを融合させる試みで先鞭をつけたメーカー。75年にアートカーが始まったきっかけは、アレクサンダー・カルダーが、美術競売人でレーシング・ドライバーでもあった友人のエルベ・ポーランのためにBMW 3.0 CSLをペイントしたのが始まりという。
カルダーのほかに、デイビッド・ホックニー、フランク・ステラ、ロイ・リキテンスタイン、エルンスト・フックスといったアーティストがBMWの車体にペイントを施してきた。現在17台をミュンヘンの本社の専任部署が管理し、常時どこかに貸し出しているため、一堂に揃うことはまずないそうだ。「高揚感を創り出し、相互理解を促し、文化交流を図る事が、BMWが企画するイベントの推進力となっている」とはBMWの説明だ。
なかには、2007年にコペンハーゲン出身のアーティスト、オラフル・エリアソン(76年〜)が手がけた作品のように、巨大冷蔵庫を使うものもある。H2Rという水素燃料のレースカー・プロトタイプをベースに、アウタースキンをはがし、メッシュ状の金属シート、金属の反射板、それに何層にもおよぶ氷の層を載せたものだ。「運ぶのが大変でした」とBMWでは打ち明ける。
「ほかにはアートバーゼルへの協賛も行っている」とするBMWの例のように、自動車メーカーにはアートとの結びつきに熱心なところが多い。加えて、レーシングカーのほうにも車体がアートのようなものがある。
たとえば、アーティストの作品ではないが71年のポルシェのレーシングカー917/20は、車体を豚色(!)に塗られ、そこに肉屋にならって部位を分ける破線が引かれ、テンダーロインやサーロインのように部位名が書き込まれていた。英語でピンクピッグ、ドイツ語ではトリュフ狩りの豚と愛称がつけられた。ちょっとしたカラリングが、世界を楽しくしてくれるのは、興味ぶかい事実である。
だそうです。
アンディ・ウォーホルと言えば、美術のみならず、色々な分野に影響を与えておりますよね。
個人的には、ローリングストーンズのアルバム「STICKY FINGERS」のジャケットを思い浮かべます。
このアルバム、曲もジャケットも完璧。
Posted at 2013/12/18 22:02:27 | |
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