読売新聞記事抜粋
>英国のウィリアム王子とキャサリン(愛称ケイト)・ミドルトンさんの結婚式が、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われた。
新郎は、かつて大勢の人を虜(とりこ)にした故ダイアナ妃とチャールズ皇太子の長男で、父に次ぐ英王位継承者である。
将来の英国王が一般家庭出身の女性と結婚するのは約350年ぶりで、挙式の模様は世界中で中継され、推計20億人が見守った。
英王室が依然として、人々の強い関心の的であることを示したと言える。米アカデミー賞を受賞した映画「英国王のスピーチ」も、注目に一役買ったのだろう。
ただ、英国民の挙式を見る目は王子の両親が結婚した30年前とは少し違っていたようだ。
チャールズ皇太子とダイアナ妃の挙式の際、人々は「おとぎ話」の世界に浸り、熱狂した。だが、1990年代になって、二人の別居、離婚、妃の事故死が続き、それまで隠されていた王室内の葛藤がさらけ出された。
19世紀のビクトリア朝時代から英王室が育んできた「理想の家庭」像が瓦解したのである。
90年代には、皇太子の妹のアン王女や弟のアンドリュー王子の離婚騒動もあり、英王室は大衆紙の格好の餌食になった。
英王室の結婚をめぐる醜聞は、離婚問題でカトリック教会と袂(たもと)を分かった16世紀のヘンリー8世をはじめ、数々の先例があるが、90年代の騒動では、一部の有力紙が王室廃止論まで唱えた。
しかし、最新の世論調査では、英国民の4人に3人が現在の立憲君主制を支持している。ダイアナ妃の悲劇の遠因をつくった皇太子についても、王位継承を認める国民が約半数にまで増えた。
英王室への支持が回復した背景には、変化の激しい時代に、変わらないものへの愛着があると言われる。イスラム教徒移民が増え、社会の新たな階層化が進む中で、国民統合の象徴がやはり必要だと考えられてもいるのだろう。
王室自身の改革努力も見逃せない。エリザベス女王は自ら税金を払い、王室の緊縮財政に協力するようになった。今は「開かれた王室」をアピールしてもいる。
英国では王位は直系男子優先で継承されてきたが、性別にかかわらず長子が継承する制度に改める議論も進んでいる。
日本の皇太子ご夫妻は大震災の被災者の心情を考え、挙式への参列を取りやめられたが、英王室との関係は今後も深めてほしい。
日本でもテレビ中継されてましたが、英国王室の格式高い結婚式の様子に惹きつけられました。
幸せなお二人の姿を見ていて、純粋にいいなと思いました。
英国王室の是非はイギリス国内で話題になるようですが、イギリス人でもない私が言うのもなんですが、あっていいのでは?
イギリスの「象徴」としてイメージアップにも繋がっていると思いますし、歴史的な威厳も保たれていると思います。
これは日本の天皇制に対しても私は同じ考えです。
仮に、どこそこの国の総理大臣なり大統領なり首相なりが結婚式を挙げようがそれほど話題にならないでは?
現に、フランスのサルコジ大統領がスーパーモデルのカーラ・ブルーニと結婚しましたけど、どんな式を挙げたのか私は知りませんし、関心もありません。
と、ウィリアム王子の結婚式に話を戻しまして・・・・ケイトさんは正直、今まで美人に見えなかったのですが、昨日はとても輝いてましたね。
お幸せに!
Posted at 2011/04/30 13:47:00 | |
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