私の所有するLOTUS ESPRITの後ろ姿です。
S4sと言う車種ですが、S4用のリヤスポイラーが装備されていて、おや!と思われる方もいるでしょう。
標準では、S300/V8モデルと同様の物が装備されるのですが,あえてS4用のHiウイングでオーダーしました。
訳は、この車両がマスプロモデルではなく、オーダーで製作した為この様な仕様に成っています。
後方視界を確保したいとの理由で、S4ウイング仕様で製作してもらいました。
このアングルから見ると、後ろがバッチリ見えて安心です????
単品の写真を無くしてしまい、↑の様な写真しかないのですが・・・・・・・
ワンオフ品の等長タイプのエキマニです。
3本杉交差点近くの某ロータス専門店でオーダーしました。
店標準の物とは違い、3番4番の取り回しを変えて有ります。
ターボ手前の曲げ角度がきつく、排気流のロスが有るように思われます。
今度製作する場合は、集合部を後2センチくらいエンジンに寄せて、ターボに対して真っ直ぐに排気を流す構造にしたいと考えています。
純正品の様に、補強も入れておきたいですね。
純正品は鋳造品で重く、軽量化の心算で交換したのですが、エンジンの特性がガラッと変わってしまいました。
(LHなので、左に重い物が集中してますから、少しでも軽くしたい)
抜けが良くなったせいか?、低速から中速トルクが増加した様子!とってもパワフルな加速になりました。
特に中速域では、ミッション1速分位違うように感じます。
これほどまで変わってしまうとは・・・・・・・・・・・嬉しい誤算でした。
しかし、困った事も有りまして。
と言うのは、パワーが出た分ブレーキがパワーに見合ってない状況に成ってしまいまして、キャリパーの増設を計画しました。
元々フロントには、ロータスカリパーと言われるブレンボ仕様です。
リャーも片押しのブレンボなのですが、MRの構造特性から見てももっと制動力を上げても良いはずと判断して、キャリパーの増設で対応する事にしました。
リャーのローター径と、ローター幅に合う物を国産車のパーツから捜すと、ピッタリの物が見付かりまして
、キャリパーブラケットを作る為に寸法取りと図面の作成しました。
取り付け方法は、S300と同じ方法です。
位置合わせをプロに委ねたのですが、試作された物を見た瞬間にこれは駄目だと・・・・・・・・・・・・
要は、解かって無いのですよねー!
埒が明かないので、此方で設計製作をやる事にして・・・・・・・・以下は↓に
まず左端がプロショップの試作品です。
左2番目から当方で試作品で、4個の試作をしました。
車側の工作精度の状態が悪く、最後はヤスリで微調正して仕上て有ります。
最後の右側2番目と右端の2個が完成品です。
ブルーのアルマイトを掛けたものが、最終試作品で位置合わせが確定した物で、ここまでは安い材料を使用して有ります。
実際に使用する完成品は、強度の確保から7075(超超ジユラルミン)を使用しました。
アルミ系の材料は、純アルミに近いほど酸化しにくい性質を持ち、溶接もし易いのですが、強度を要求される場合は酸化しやすい材料を使う事になります。
従って、酸化を防ぐ為にアルマイト加工(陽極酸化処理)をせざるをえない事に・・・・・・・・
序に着色・梨地加工・硬質加工をしているのです。(格好良いからでは有りません)
ブルーの物は、5052の試作見本として保存する為に、着色アルマイト加工をしました。
実際に使用する上の2個(左右同形状)は、ブルーの物より20%程軽量化しています。
S300のAP用キヤリパーブラケットは、鍛造のスチールで出来ています。
(重いのと、とっても高価なので、作りました。)
キャリパーブラケットを、組み付けたところです。
既存のリヤブレーキ・キャリパーブラケットも、新たに7075材で製作して組み付けました。
(此方も純正の物は、スチール製でかなり重い)
この軽量化で、相対的な重量の増加はごく僅かな範囲に収まりました。
組み付けが完了した状態です。
前後のブレーキバランスは、後輪への配管途中に割り込ませた可変式プロポーショニングバルブで調整します。
私のS4sでは、プロポーショニングバルブは使われていません。
可変式プロポーショニングバルブです。
ブラケットは、アルミで製作(アルマイト加工を忘れていました。
ホースは、キノクニエンタープライズで製作していただいた物です。
ブレーキ配管用のチュ―ブと、フィッテングパーツ&チューブベンダー
(4,8ハイ)
既存のキャリパーにも油圧を掛けますので、変則的なトリプルピストン仕様と成ります。
パットは、プロジェクトμのHC (チタン配合タイプ〔旧チタン改〕)
摩擦材の厚さは、特注です。