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2012年01月29日

HH3 HONDA ACTY メーターパネルの照明交換(1/3)

 最近のクルマはインパネ(インストルメントパネル=計器盤=メーターパネル)の照明がとてもキレイ。
若い人達はこのキレイな状態が普通なのだろうなぁ~。
青色発光ダイオードの発明が成功したために白色も作れるようになり(光の三原色の青と赤と緑が揃えば全てを混ぜて白が作れる)、最近はメーターパネルの照明もキレイな白い光が使われるようになった。

 前置きなんか書いてしまった。

 ACTY(2号車)であるが、メーターパネルの照明が全く点かない。警報灯や方向指示器は問題ないが、計器盤自体の照明が点かず、夜間走行すれば真っ暗でスピードも水温も見れない状態。

 車検では検査項目には無いのだが、水温も燃量もわからない状態では困る。

 ということでメーターパネルの照明を探すが見あたらず。

 日本車ってのは、ホントに手の込んだ造りになっていて、ネジ1本が見つからずに半日探すようなことも珍しくない。アメ車なんかネジ丸出しで一目瞭然だった。

ACTY(2号車)|インパネライト交換01
 やっと外したメーターパネル

ACTY(2号車)|インパネライト交換02
 外すのに苦労した原因はコイツだ。
スピードメーターのワイヤーケーブル。今どきのクルマは電子的にタイヤの回転を読み取ってスピードメーターへ信号を送っている「電子式」ばかりなのでメーターパネルの取外しもコネクターを抜き取れば済むが、こういう古いクルマは「機械式」で、タイヤの回転に直結されたワイヤーがタイヤの回転に合わせグルグル回転し、その回転を運転席まで持ってくるのだ。運転席メーターパネルのスピードメーターは磁石を利用して、ワイヤーの回転が低速の時は低い値を、高速で回転している時には高い値を示す仕組みになっている。
 だからこの機械的接続を切り離す必要があり、またワイヤーは電線と違って長さに余裕があると回転するワイヤーが中に通っているわけだから無理を与えてしまうため、ちょうど良い長さになっている。
 ちょうど良い長さというのは、取り付いた状態で「ちょうど良い」のであって、整備の着脱作業では切り離しが完了しない限りメーターパネルは手前に引き出せない。
 すなわち、引き出す前に手を変なところから入れてメーターパネルの裏側で手探りでの切り離しが必要となる。
アクティ(2号車)|インパネライト交換16
 結合部の形状はこんなのだ。最初にこの構造だけ知っていればかなり作業も楽だったハズ。

ACTY(2号車)|インパネライト交換03
 ワイヤーの切り離しさえクリアしてしまえばあとは電線のみだ。
 電線はワイヤーと違って、曲がっても長すぎても問題ないものだから、少し長めに作られている。だからメーターパネルを手前に引き出してから裏側の電気コネクターを取り外せばよい。
 メーターパネルには、サイドブレーキ、シートベルト、オイルレベルなどの警報灯、ハイビーム灯や、水温計、燃量計など、たくさんの信号が伝達されるため、何本もの電線と接続する必要がある。
 これが全てバラバラになっていたら着脱もエライ大変な作業になってしまうため、このようにコネクター(またはリセクタプル)と呼ばれる端子が多数配置された部品でまとめられ、これらの配線をいっぺんに着脱できるようになっている。

ACTY(2号車)|インパネライト交換04
 次回の作業のために部品の仕組みを観察。
なるほど~。外すまでは懐中電灯でのぞき込んで一部しか見えない部品を見て仕組みを想像しながらになるため、予想と違う構造でいつまでも進まない。

ACTY(2号車)|インパネライト交換06
 こんな隙間から手を入れての作業になる。
スピードメーターのワイヤー接続部は、人差し指か中指の先が何とか触れるくらいだったが、その後配線を力ずくでよけたりして第一関節まで届くようになった。
 でもこんな体勢でこんな状況では指先にも力が入らない。

ACTY(2号車)|インパネライト交換07
↑少し違う角度から撮影。
部品には手が届くが、ロックを解除するのが精一杯で、取り外すにはさらにその状態で引き抜く必要がある。結局空いてる右手で長いドライバー(長さが充分になく、苦労したが)を差し込んで左手でロックを解除しておきながら右手でガチャガチャと引き抜く側へ力をかけて外れた。

アクティ(2号車)|インパネライト交換08
 やっと外れたメーターパネルだが、その裏面に電球のソケットがある(基盤の上部に固まって見える丸く黒い部品を外して電球交換ができる)。
 電球交換をするのにこんな苦労が必要だなんて!
まあ、ディーラーの人やいつもやっている人ならコツをつかんでいるのだろうが・・・。

アクティ(2号車)|インパネライト交換09
アクティ(2号車)|インパネライト交換10
アクティ(2号車)|インパネライト交換11
 黒丸を少し回転させると引き抜くことができる。抜けたらその反対側に電球がついている。
ウェッジ球というものでこれは「T5」というサイズ。他にももっと大きい「T10」や「T20」などもある。

アクティ(2号車)|インパネライト交換14
 電球は押し込んであるだけなので、引っ張れば抜くことができる。固くて抜けない場合は、直接ラジオペンチなどでつかむと電球が割れて危険なので、ボロ切れなどを介して挟んで引き抜いた。

アクティ(2号車)|インパネライト交換15
 これが、計器板全体を裏側から照らす電球。抜き取ってみてビックリ! 球切れで暗かったのではなく、電球自体が入ってなかった・・・。
 前のオーナー?整備屋?はこれだけの作業をやって電球を抜いてまた元に戻したのか?

 まあ、それはともかくとして、このパネルはきちんと電球が点いても少し暗めで見にくいのだ。
だからもっと輝度を上げたい。
 そう思うと思いつくのは、LEDだ。
しかもLEDなら寿命も比べものにならないほど長持ちするので、こんなやっかいなところならなおさら使いたい。

 早速ヤフーオークションで探したら、出てくる出てくる!
できるだけ明るそうなのを選んだ。
 あさってくらいには届くだろうか?
しばしこの作業は保留。

 

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Posted at 2012/05/03 19:42:56

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