スロットルケーブル2本とチョークケーブル交換

スロットルケーブルの交換は嫌いです。
単気筒なら平気ですが、4気筒のは嫌いです。
キャブサイドにケーブルがきていればいいけれど、2番と3番の間でケーブルのタイコがハマる位置が見えないバイクは嫌い。

嫌い嫌い言っても仕方がないのでやります。道具や技術よりも折れない心が一番の武器になります。
まずはブローバイのキャッチタンク？が邪魔なのでどいてもらいます。

左がチョークで真ん中と右がスロットルケーブル。
あぁ嫌だ。狭い。見えにくい。外しにくい。
ここから超集中かつ崩れない平常心を保つモードで作業するのであまり写真がないです。

ハンドルのスタータースイッチボックス内にワイヤーが来ているのでスイッチボックスを外してみたらポロリと何かが取れました。
どこについていたのかわからないけれど、形状的に「ここだ！」って場所に組み込み。
ビスが緩んでいたのが原因かな。

スロットルグリップパイプからワイヤーを外せば取り外しはなんとかなる。

が、取り付けが大変。

ワイヤー部を親指と人差し指で持てれば作業しやすいけれど、スペース的にそんな持ち方は不可能。届かないし手が入らない。
人差し指の腹の横と中指の腹の横にワイヤを挟み、チョキを閉じた状態でトライ！

車体左側のキャブの後ろ側の下部から手を突っ込んでの作業は手が痛くなります。
変な体制になるので体のアチコチがつりそうになる。

エアクリボックスをずらしてキャブをちょっとずらせばもっと簡単に作業出来るはずだけど、インシュレーターなど諸々のゴムの硬化具合を考えるとキャブをインシュレーターから外してずらしたらキャブ周辺のゴム部品は総交換になります。

意地でもキャブ・エアクリボックスを動かさずにやります。
キャブとエンジンの間にちょっとだけ見えるタイコが収まる部分の切れ目にアクセルワイヤーを通してひっかけます。
この作業に1～2時間は費やしたかな。
人差し指と中指の2本でワイヤーをつまんでマイナスドライバーの長いのでタイコを引っ掛かる部分に入れるのが大変。なんとか入ったけどもうやりたくない。

なんとか組めました。
スロットルホルダーとパイプ部にはスプレータイプのシリコングリスを吹き付けました。
スプレータイプと重めのグリスの中間ぐらいのがあれば
いいのになぁ。

ケーブル類交換後は各部の汚れを清掃。
清掃しようとする部分は必ず目視します。
なのでスターターモーターのバッテリー直の配線のカバーにクラックがあるのを見つけられます。
清掃しなければ気が付かない。
点検ってパッと見だけでもイイけれど、やっぱ清掃しながらの方がより精度が増す気がする。
点検の初歩って洗車にあたるのかな？

エアクリ～キャブ間のチューブの接続部にもクラック。
構造的にここからエアを吸うことはほぼないはずだけどこのまま放置ってのもなぁ・・・


ひとまず、スロットルケーブルAとB（引きと戻し）の交換はキャブもエアクリボックスも外さずに出来ます。
（物凄く面倒だけど^^;）