四耐でクルーとして参加させてもらったチームの打ち上げが先日行われ、行ってきました。
上手く言えないけれど、二年前の自分からしたら考えられない貴重な時間を過ごしてきました。
振り返ると一昨年の年末にいきなりレース参加しようと動き出してから、サーキットで知り合った方々との交流、四耐のクルー経験、ショップでのイベント参加、人生初のレース経験など生きてきた中で今が最も濃い人生を送ってきていると言っても過言ではありません。
主に人間関係と物事の考え方が去年に比べて飛躍的に広がった気がします。
・・・人の名前を覚えるのが苦手な自分には中々厳しいのですけどね(汗)
色んな人の考えを見聞きし、色んな経験が出来るチャンスを掴めるならやってみる・・・実際経験した事が無いことをやるのは正直怖かったですが、ひとまず飛び込む!
経験した事無いことは極力避けて通ってきた自分ですが、思う所があってチャレンジするようにしました。
去年のパーティレース東日本最終戦から人生初のレース経験を開始し、ちょうど一周まわったので整理する意味も込めて振り返りをしようと思いました。
そのなかで「もしもう一度やり直すならどうやってレースまで事を進めるか?」も含めて書いていこうと思います。
●車の準備、これは初めに参加したいレースのレギュレーションに沿った改造をすることをオススメします。
できれば該当レースに強い情報があるショップを探して車のセットアップをお願いした方が近道だと思いました。
パーティレースの場合、基本的に個人の希望する物に変えられるのはシートとシートベルトくらい。
ちなみに細かいようですが、公式レースに参加の場合は公認のシートとベルトの装着が義務付けられています。
また実際、シートベルトは公式レースになると取り付け方法にも決まりがあります。
詳細は国内ライセンス取得時に教本に記載していますので割愛させて下さい・・・。
その辺りのノウハウも個人で取り付けるには若干厳しく、それに含めアライメントも個人で行うにはレベルが高いのでショップに任せる方が懸命だと思いました。
今だったらシートですらショップで試してから装着すれば良かったと思ていたり・・・。
注意したいのはシートベルト、これは期限が儲けられています。
レースに参加するときに期限を確認しますので、レースにいざ参加する時に期限が切れていて交換・・・なんてならないよう注意が必要です。(結構期限は長いですけどね)
ただメーカーによっては納期が遅いところもあるので、一概には言えません・・・。
<まとめると・・・自分だったらこうする>
車は該当レースに強いショップで相談するまで弄らず、現状維持。
予算と相談してシートとベルトを装着、アライメントも調整できれば嬉しい。
タイヤとブレーキパッドはレギュレーションに合わせて早めに装着し慣れたい。
あとは走ってみて必要なものを充てがうというイメージ。
●レーシングウェアの準備、これも公式用に一式揃えなくてはいけません。
これが非常に予算に響きます。
しかもこれまた期限があるので迂闊な物を買えません・・・。
また四輪用のヘルメット、ハンスは使用するのが必須なので慣れも必要になります。
できれば専用のショップに行って試着しておきたいところです。
そこで分からない事があったら聞きまくるのが吉でした。
自分は初めてなので〜と言って定員を占有していました(照)
あと、バラクラバスやインナーも必要になります(これまた公式用があります)。
安全装備なのと、見てくれがダイレクトなので後悔しないものを選びましょう。
<まとめると・・・自分だったらこうする>
まず始めに公認のグローブ、バラクラバスだけを用意しメットは二輪用、長袖長ズボン、運動靴でひとまずは練習します。
安全性と慣れを考えるとハンスと四輪メットが予め欲しいですが値段が高いので、様子を見る意味を込めてこれ・・・いや、本音を言うとメット&ハンスは欲しいです。
ハンスは首の脊髄を守るので、万が一の事故の保険になります。
※「ハンスの有り無しの違いが分かる動画」がどこかにあったはずなので探して見て下さい。
レースに参加するタイミングとショップで運良く安売りしているタイミングを探りながら待ちます。
嫌らしい話、もしレースを断念してもサーキット走行では必須アイテムなので買っても後悔しない選択です。
●ライセンスの取得、公式のレースに参加する時は国内A級ライセンス以上が必要になります。
国内A級ライセンス取得には国内B級ライセンスの取得は必須ではありません。
いきなり国内A級ライセンスの取得が出来ます。
しかし、取得にはJAFの会員にならなくてはなりません。
自分は前以てJAF会員だったので、国内Bを取得をして国内A級ライセンスを取得しました。
なぜBを?と思うかもしれませんが、経験で取ってみたかったのです・・・。
深く知識を得たいと思うなら国内B級ライセンスの講習を受けるのも良いかもしれません。
また国内A級ライセンス取得するには実際に走行する時間があります。
※細かく書くとBライ取得後に実際に走行経験がないとAライが取得できないので、Aライ取得時に走行経験が足りない人用に時間が設定されています・・・あれ?だったはず
また以上のライセンスの他に、サーキットライセンスがあります。
これも練習したり、場合によってはレースに参加するときに値段が割り引かれたりするので必須と言えば必須です。
実際、参加するレースの舞台を練習せずにぶっつけ本番でいく人は稀です(居ないとは言いきれません・・・)
練習するにも毎回、走行会に参加するのでは予算が尽きます。
走るサーキットが決まっているのであればそこのサーキットライセンスを取得してスポーツ走行で走った方がお財布に優しいです。
各サーキットによって異なりますが講習だけでライセンスが取得できるはずです。
また走行枠が装備品(レーシングウェアなど)やタイムで区切られているので、各サーキットのHPで確認下さい。
そして、忘れてはいけない・・・これまたライセンス全て更新料が発生します。
無尽蔵にライセンスを取得すると年明けに怖い思いをしますので注意です。
<まとめると・・・自分だったらこうする>
もし車の操作に自信が無ければ、サーキットやショップが企画するトレーニングに参加して基礎を学ぶ。
基礎を知ったら、該当サーキットのライセンスを取得する。
ひとまず走ってサーキットを知って、腕を磨く。
慣れたらBライは受けず、いきなりAライ講習に参加する。
Aライ講習を該当サーキットで行い、ライセンス取得しつつ・・・良いタイムだして自己満足、ふふふ。
これも、嫌らしい話になりますが練習しているうちに「レースではなくタイムアタックの方が合っている」と感じたらソッチにいけるよう選択できる順番です。
もしくはサーキットを走ってみたら意外にコレで満足できるじゃない!?と思うかもしれないので、国内ライセンスは後回しにしています。
余談ですがライセンスの顔写真は必須になります、しかも希望しなければ写真は繰り返し更新で変わらず使われます。
・・・・・・・・顔写真の選択は後悔しないように!(自分はちょっと後悔してるよ)
●その他
ここからは汚いですが避けては通れない話・・・予算ですが、回り道した自分の場合。
レース参加し、一周するまでドンブリ計算で100万くらい飛ばしてきました。
これはもちろん車の購入資金は含まれていませんが、移動や諸々の出費は入れています。
しかもレース中盤でフロントガラスを割るトラブルで即金15万出費するなど、貯蓄もある程度確保していないと厳しいです。
ただこれは今シーズン、東日本シリーズ全戦出場+富士エキシビジョンと交流戦を参加したためで、参戦回数を減らしたり自分の様な回り道をしなければもう少し詰めていける!・・・はずです。
正直いうと安い趣味ではありません、なので今回は途中で路線を変えられるよう選択肢を用意しつつ話を進めてきました。
読んで下さった方の何かの参考になれば幸いです。
車を通じて知り合いを増やすも、車を改造して楽しむのも、サーキット走って自分の早さを求めるのも、車を自分の思うままに操作できる様になるのも人ぞれぞれの楽しみ方だと思います。
ただ何事もチャレンジして進んだ先には、もしかしたら今まで経験したことのない出来事が待っているかもしれません。
結果はどうであれ、得た経験は自分だけのものです・・・では、楽しいカーライフを!と言って無理矢理〆ます。
最後に、一年の経過を分かり易く・・・。
去年の萩ちゃん。
購入した時のロードスター
最近の萩ちゃん。
最近のロードスター
どっちも見てくれが変わってます・・・。