こんにちは!
今回は、すっかりご無沙汰だった550メンテナンスネタです^^;
実は550は、4月初めにスタッドレスタイヤから夏タイヤに交換へ行った際に、ブレーキフィールが昨年末に乗った時と比べて違和感があり、色々見てみるとリヤのブレーキフルードが漏れていることが分かりました。。
ちなみに、550のフルードタンクは、フロントフード内のここ↓に付いています。
この取り付け方法も、あまりよろしくなく。。
フロント側のフルードレベルは、だいたい満タンに見えても・・・
リヤ側はこんな感じで、もともとあまり入っていない状態だったりします。。
この取り付け方法も、いずれ改善しないといけない個所の1つです。
リヤドラムのホイールシリンダからの漏れも見られなかったことから、今後のブレーキのアップグレードにも備えて、マスターシリンダを交換することにしました。
こちら↓が某オクで購入したマスターシリンダ
ナロー用('65-'77 911用)のビッグボア
Φ23mmマスターシリンダです
これが↓550のマスターシリンダ
もともと、この化石のような状態(笑)のブレーキ周りは、早急に手を付けなくてはならないとは思っていましたが、今回リヤのブレーキラインを取り外そうとしたら・・・
マスターシリンダとの接合部でネジごとボロッとモゲてしまいました。汗
しかし、感心したのはベックのマスターシリンダー、なんと
Φ22mmのかなりビッグボアなものが取り付けられていました!
そこで、ブレーキラインを一新しようと部品を注文し、届いたのがこちら↓
ベック550純正とぴったり同じ寸法のは、ラインナップになかったので近いので揃えました。
参考までに、ベック550スパイダーに付いていた純正?のブレーキライン寸法は
・フロント マスターシリンダ to Tピース:180 mm
・フロント Tピース to 左ブレーキホース:340 mm
・フロント Tピース to 右ブレーキホース:590 mm
・リヤ マスターシリンダ to Tピース:1,940 mm
・リヤ Tピース to 左ブレーキホース:890 mm
・リヤ Tピース to 右ブレーキホース:890 mm
といった寸法でした。
結局、“ストックマスターシリンダ コネクタパイプ”と“ブレーキストップランプスイッチ3ピン”は、VW用とナロー用のマスターシリンダで仕様が異なるので、使えませんでした。
とりあえず、ナロー用
Φ23mmのマスターシリンダを装着
続いて、マスターシリンダからリヤのTピースに繋がる“ブレーキライン センター”を取り外します。
“ブレーキライン センター”は、コクピット内を通り足元のセンターフレーム内を抜けて、フロントのアンダーパネル上のスペースまで貫いています。
このセンターフレーム内に何かを通したり抜いたりする整備が、ベック550では一番骨が折れる作業で、結局“ブレーキライン センター”が上手く抜けてくれず・・・
パチンッ!爆
と、やって解決しました^^;
取り出した“旧ブレーキライン センター(1,940mm)”と“新ブレーキライン センター(2,180mm)”
新しいブレーキラインセンターを、エンジンルーム側からコクピットに通します。
続いて、ブレーキラインセンターをセンターフレーム内を通して、フロントのアンダーパネル上のスペースに通しますが、これがなかなか厄介で・・・
順当に通すとフロントアンダーパネル上のスペースに出す直前に段差があり、絶対に通すことができません・・・涙
そこで、アルミパイプなど垂れ下がらないパイプ類で“即席ブレーキライン通しツール”を製作して、センターフレームに通します。
ABCペダル取り付け用の穴を利用して、マイナスドライバーなどで上記のアルミパイプを持ち上げてやると、スムーズにフロントアンダーパネル上のスペースに通すことができます。ふぅ・・・
“ブレーキライン センター”がフロントのマスターシリンダ横まで出てきました♪
“ブレーキライン センター”は、1度センターフレーム前まですべて通してしまって、
その後、シフトロッド下やパーキングブレーキ解除検知スイッチ下などを通して、
再び、エンジンルームまで戻すとスムーズに敷設できます。
リヤのTピースから先は、購入部品のところに出ていませんでしたが、近日導入予定の“某キット”に付属のものが、ちょうど良い長さだったので拝借しました^^;
右側も同様に。
続いて、フロントのブレーキラインも一新します。下は、550から外したフロントのブレーキライン(上)と、フロント用に購入したブレーキライン一式(下)。
ブレーキライン ベンディングツールで、フロントのブレーキラインを形作っていきます。
純正のブレーキラインと購入したブレーキラインの寸法差は、クランク部分で調整して、何とかなりました。Tピースからマスターシリンダまでのブレーキラインは、取り付け後に、実測合わせで曲げました。
リヤの“ブレーキラインセンター”も、同様にベンディングツールでマスターシリンダーまで曲げてつなげます。
化石の様だった、ブレーキ周りが見違えるようになりました♪
最後に、手を焼いたのがこのブレーキストップランプスイッチ
なぜか、ナロー用マスターシリンダに付いてきたスイッチが1ピン仕様で、スイッチONでこの1ピン~ボデーアースを短絡する仕様でした。
色々、思案しましたがボデーアースに落とされてはやりようがないので・・・
ナロー用の2ピンスイッチが揃うまでは暫定仕様で、なんとか完成しました^^;
なんとかGWに間に合わせようと、4月は“欧州自動車博物館巡りの旅”レポートそっちのけで進めてきましたが、何とか間に合ってよかったです♪
今シーズンもよろしくお願いしますm(_ _)m
GWの模様もアップしていきたいと思います♪