前回に引き続き、お台場で行われた“旧車天国2017”のレポートpart 2です。(※長編ブログです!お時間のある時にどうぞ~)
今回は、いよいよ“旧車天国 2017”会場内の“袋のネズミ”達を攻略していきます!
マクラーレン マンタ(Mclaren Manta)
マンタカーズ社(Manta Cars)が製作した、マクラーレンのCam-Amレースカー“M8シリーズ”のキットカーです。
'70年代のCam-Am車両がモチーフとあって、完全にレーシングライクなスタイリングは圧巻ですね!
しかも、よく見ると空冷VWでもお馴染みの後付けクーラーまで付いていて、夏場も涼しい?顔して走れるのは羨ましいですね!
ランボルギーニ アート レインX カウンタック(Lamborghini Art Rain-X Countach)
こちらは特別展示エリアの全日本GT選手権に出場した“カウンタック アニバーサリー”です。
当時の全日本GT選手権は、ホントに多種多様なクルマがトップカテゴリーで犇めきあっていて面白かったですね。それもこれも、ベースとなる市販車あってのGT車両という成り立ちが、面白かったように思います。このカウンタックも、火災を起こした車両をベースに、レースカーに仕上げていったというエピソードを聞いたことがあります。
現在のGT選手権は、スーパーGTやDTMに限らずGT3までもが、ややシステマチックでビジネスライクになり過ぎていますね。効率は良いのでしょうけど・・・
デ・トマソ マングスタ(De Tomaso Mangsta)
デ・トマソ アウトモビリが2番目に開発したクルマですね。
デ・トマソというと“パンテーラ”が有名ですが、パンテーラはこのマングスタの後継車種になります。
リヤのエンジンフードが、戦前のフロントエンジン車のように左右2分割に開く珍しい方式を採用しています!
スパイカー C8 ラビオレット(Spyker C8 Laviolette)
1900年代に世界で初めて4輪駆動車を製作したことで知られるオランダの自動車ブランド“スパイカー(Spyker)”の名を復活させたスーパーカー“C8 ラヴィオレット”です。
2000年代中盤にはルマン24時間レースに参戦するなど、レースシーンとゆかりのあるクルマです。金曜日に辰巳で目撃したクルマと同じ個体でした^^;
フォード ファルコン V8 インターセプター(Ford Falcon V8 Interceptor)
豪州フォードが生産していた“ファルコン”をベースに、映画“マッドマックス(Mad Max)”に登場した“V8 インターセプター”仕様にカスタムされています。
“ファルコン”は豪州フォードが生産していたクルマで、欧州フォードとも北米フォードとも違う生粋のオーストラリア車として、近年まで生産されていましたが、昨年フォードがオーストラリアでの自動車生産から撤退したことで、惜しまれながらもその歴史に幕が下ろされました。
ポルシェ 911 3.2 カレラ(Porsche 911 3.2 Carrera)
サイドの“Carrera”と3本線の911ストライプをアレンジしたデカールがカッコいい1台ですね!
スバル サンバー トラック(Subaru Samber Track)
駐車場で目撃したゴールドのサンバーと同世代のトラック仕様ですが、この個体は農協系専売モデルだった“営農サンバー”↓でした^^;
ニッサン スカイライン ワゴン(Nissan Skyline Wagon)
こちらは、尻上がりのスタイリングが一見アメ車っぽいですが、4代目スカイライン(通称ケンメリ)のワゴンでした。
フロントマスクは“GT-R”仕様になっています。
ネイラー TF1700(Naylor TF1700)
このクルマはMGかと思いましたが、スペックシートには“Naylor TF 1700”と書いてありました。後で調べてみると、“MG TF”をモチーフに80年代に製作された英国製のキットカーでした。
MGのキットカーといえば、VWタイプⅠ(ビートル)のシャシを使用した“MP ラッフェル”などが有名ですが、こちらのキットカーはFRのようです。
マツダ ロードスター(Mazda Roadster)
こちらはロードスターのようですが、フロントウィンドウを潔くカットしてレーシングスクリーン仕様になっています。また、フロント周りも固定の丸目ヘッドライトやグリル周辺の塗り分けなど、“D-タイプ ジャガー”のようなスタイリングになっていました!
スズキ ジムニー SJ40T(Suzuki Jimny SJ40T)
こちらは“ジムニー”ですが、白ナンバーのピックアップトラックです。
スペックシートには国内販売321台のみと記載されていました。“ジムニー”のキャビンに“キャリー”の荷台の組み合わせでしょうか。シャシのあるクルマは、こういうヴァリエーション展開も面白いですね♪
ミニ スーパーセブン(Mini Super 7)
一見、スーパーセブンのようでコンパクトな左のクルマ。“スーパーセブン”を忠実にスケールダウンしたミニカー(原動機付3・4輪自転車)でした!
当然、人間はスケールダウンすることが出来ないので(笑)、フロントフード内は左側に50ccエンジンが追いやられて、大部分はフットスペースになっています。パイプフレームのシャシはオリジナルで鋼管を溶接して組み上げられているようです。
時間と場所が許されるなら、究極の趣味ですね。戦前のGPカーなど、片っ端からスケールダウンして造ってみたくなります^^;
フェラーリ 288 GTO(Ferrari 288 GTO)
ブログ序盤の会場内の写真でチラッと写っていましたが、“308”の基本的なシルエットはそのままに、グループB規定に合わせて開発されたスペチアーレですね。
カロッツェリア ワタナベ グリフォン(Carozzeria Watanabe Griffon)
スペックシートによると、1970年代に八王子にあった“カロッツェリア ワタナベ”が、ホンダ“S600”をベースにオリジナルのFRPボデーに架装されたクルマのようです。
この個体以外にも、レース仕様1台と赤の個体1台が展示されていました。
オートザム レビュー(Autozam Revue)
なぜか“NTTドコモ”の物販ブースに展示されていた“レビュー”。日本国内では当時のマツダ販売チャンネルの1つ“オートザム”ブランドで販売され、売れ行きは今一つでしたが、欧州では“Mazda 121”として、マツダのエントリーモデルを担っていたこともあって、2000年代頃までは結構走っていました。
15時を迎えると日も傾いてきて、会場内の“ネズミ”達も一斉に逃げ出し始めました^^;
会場内でフードコーナーに行かなかったので見逃していましたが、例の焼き芋屋“金時”は今年も来ていたようです。
kimu_march君と共にセリカに同乗して、会場を後にします。
夕飯は江戸川を越えて、本八幡のこってりらーめん“なりたけ”で“ギタギタ”を食べることにしました!
もう十数年来の行きつけですが、本八幡店は最近リニューアルして店内も綺麗になっています。
昨年はとんぼ返りで、都内を楽しめなかったkimu_march君をセリカの助手席でナビをしつつ、イタリア街で写真撮影したりしながら、夜の東京をドライブ♪
そして、550に乗り変えてリンドバーグへ
kimu_march君とはWECでも一緒だったので、1か月ぶりでしたがWECは大雨に降られてそれどころではなかったので(笑)、平穏な東京で学生時代のようにクルマ話に花を咲かせることが出来て良かったです。
2017年 11/20(月)
さて、問題の帰り道です!
関東の天気は何にも問題ないのですが、岩手は雪マーク。。。
しかも当日の朝にドラぷらで確認すると、岩手県は“まっ白”でした^^;
9時位には、自宅付近の東北道も雪がなくなっているようだったので、550で変えることにしました!
まずは、圏央道で牛久の大仏さんを拝みながら北を目指します。
常磐道では晴れ間も覗いて、平和なもんです。
岩手県に入ると、高速道路の脇に残雪がチラホラ見えてきました。
まぁ、なんだかんだで積雪路には遭遇せずに帰りつくことが出来ました。
今年の秋の遠征の中では、今回が一番平穏な1,316kmの旅路となりました^^;
今回の旧車天国での収穫はこちら↓
部品関係の掘り出し物はありませんでしたが、ミニカーを3台。ホットホイールの2台は、買いそびれていた“ブラジルVW SP2”とアウトローな“356Aクーペ”ですが、1/43の欧州カローラ↓はレアな5ドアモデルです。
Rossoがうちにいない間は、これを見て我慢ですね^^;
2部構成で長編になりましたが、最後まで、読んでいただきありがとうございますm(_ _)m