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quadrifogliospaの愛車 [アプリリア RS250]

整備手帳

作業日:2014年7月26日

RS250 キャブ油面調整

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 6時間以内
1
4,397km
コールドスタートでの始動性を改善すべくキャブの油面調整をしました。

以前にキャブの内外のパーツを入れ替えて初期化した時には時間が無かった事もあり、ひっくり返してフロートの高さを測るというマニュアル規定値合わせにしていましたが、V型エンジンでは左右バンクで傾きが違うのでどっちかの油面が著しくズレたり、或いは両方とも規定値から外れている可能性も考えられますので先ずは現状確認から開始します。
2
RS250 キャブ油面調整
前後ともバイクスタンドに掛けて持ち上げ、水平を確保し燃料タンクやサイドカウル、スプロケガードなどを取り先ずしてキャブにアクセスしやすくしておきます。

今回は実油面を測定するため、キャブ下側のドレンホースを透明の耐油ホースに取り替えます。

普段使っている殆どの工具を車に積んだまま整備に出してしまったので車載工具と手元にある工具でなんとかしますが、簡単な事にも時間を取られ、炎天下の暑さも手伝って無駄に体力を消耗していますので基本に忠実に丁寧に作業するように心がけました。
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RS250 キャブ油面調整
右バンクから。透明ドレンホースを持ち上げておいてドレンボルトを緩め、ガソリンを出します。
ドレンボルトを緩めたままにしているとホースのガソリンの高さは常にキャブの中と同じ高さになっていますのでこれを測定します。

RS250のワークショップマニュアルによるとキャブ横の[CORP.]のドットの刻印から水平に下7.1mm±1mmとなっています。RGV250γでは8.1mm±1mmだったかな?VJ22Aのマニュアルには記載されてないです。

キャブがけっこう寝ている側なので計るのが難しいですが7~8mmというとケースの中間合わせ目より少し下なのでちょっと油面が低いですね。
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RS250 キャブ油面調整
左バンクも同様に計ります。

こちらはケースの下側の段差くらいですが、上側の段差まで来ているのでちょっと油面が高い状態です。
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RS250 キャブ油面調整
ドレンボルトを締めたらキャブを車体から取り外してガソリンを完全に抜きキャブを分解して中のフロートを取り出します。

中央のニードルバルブを受けるプレートの傾きを調整して油面を調整しますがフタを閉めてしまうと見えないので中のガソリンの状態を想像しながら調整します。

まぁトライアンドエラーになるので一発では決まりません。

前の開き具合に対してどれくらい変更したかを憶えておいて、油面を計って次の調整代を考えます。

組み立てる時、ボトムケースのシールのゴムがガソリンを吸って伸びて元に収まらないので、本来であれば新品にしたいところですが、換えたばかりでまだ柔軟性も新品同様なので再利用します。

軽く合わせてゴムをマイナスドライバーの先端を利用して少しずつ押していきます。

全てのゴムが溝にはまるとボトムケースがピッタリ閉じますのでネジでします。

これをあわてて内部まで押し込んだり強引に締めるとぶっ千切れてしまうので注意です。

完全に溝に収まればパコっと閉じます。そうならない場合、中でねじれていたり挟まっていますのでやり直します。
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RS250 キャブ油面調整
何度目かのフロート調整の後の右バンク。
まだちょっと低いですがまぁまぁかな。
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RS250 キャブ油面調整
同じく左バンク。
まだ高いですが、これ以上調整するにはフロートを曲げたりしないと難しいので今回は時間もなくなってきたのでこれで収めてしまいます。

ついでにキャブの内外を清掃、点検して元に戻していきます。
8
キャブ周りが組みあがったところで燃料タンクを載せてキックペダルで上死点を探ってからエンジンを掛けてみるとこれが一発始動!

バラす前に試し掛けした時は初爆をろうそくの火を消さないように大切に大切にしてエンジンがストールしないところまで軽く暖機してやったのですが、それに比べたら中断から復帰させたかのごとく息継ぎもせずいきなりタタタタタッとアイドリングしています。

シリンダーにいい状態のガスが残っていたから初爆が来たのかも、とか完全なコールドスタートではありませんがキャブを空にした常態だったことを考えるとなかなか良いのではないでしょうか。

外装なども組み上げて近所を試走してみると特に不具合もなく、普通に走れているので、これでコールドスタートが改善されているとずいぶん面白い車輌に仕上がった事になるですが。

ようやく遠出できるバイクになってくれたかな?

これでもダメだとなると排気デバイスなどまだ手を付けていない箇所の不具合なのかもしれません。

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