以前のオフ会でこのような質問がでましたが、
当日答える時間がなかったので、ブログにあげてみます。
まず、イタリアですが、私の習った「簿記原理」という
教科では、簿記には大陸式と英米式があるということです。
日本は、大陸式を取っています。(日本に輸入したのは福沢諭吉)
で、大陸式とは何か?というと、ここの大陸はヨーロッパ大陸です。
簿記の歴史を紐解くと、ヴァチカンに巡礼に訪れる信者を泊まらせた宿の帳簿記録に行きつきます。
つまり、現在の資本主義を理解するのには、
イタリア発祥の簿記が必要であるということです。
イタリアは、南北に長く南の貧困地域と北部の優秀な地域と分けられますが、(イタリアのブランド品やイタ車なんかはみなさんのほうがくわしいと思いますが)、北部の生産性と簿記がイタリアの武器です。
次に、カナダですが、これは近世前田家のような、永遠の2番だとおもいます。
①英連邦に入っている
②自国にフランス語圏の地域がある
③地政学的にアメリカと一緒に北米大陸にある
などは、みなさんすぐに思いつくと思いますが、
以前あげた「日加関係史」によると、カナダは第二次大戦勃発直前まで日本と貿易をしていたということです。
カナダは英米に劣るため、日本側につき満州の恩恵を得ていました。
主要連合国が満州を認めない中、カナダはギリギリまで日本にくっついて隙で儲けていました。
結局、英米にどっちにつくのかを迫られて連合国入りしましたが、戦前の経済は日本、満州、カナダで結構くっついていたんですね。
ということで、④日本との貿易が戦前・戦後ともある
の四つが挙げられます。
イギリス、フランス、アメリカ、日本が、「○○だよなぁ?なぁ、カナダ。」というと、賛成に回ってくれる最初の賛同者なんだと思います。
文化の継承をモットーに、明日もまた質問に答えるブログをあげますね。
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Posted at
2017/01/17 10:17:17