沖縄・尖閣諸島
国有化5年 寄付14億円宙に 東京都、返還要求に応じず
毎日新聞2017年9月10日 西部朝刊
政府が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の3島を地権者から購入、国有化し11日で丸5年を迎える。
国有化前、東京都の石原慎太郎知事(当時)が都有地として購入する意向を示し、都に約14億8000万円の寄付金が集まった。
だが、基金化された約14億円は国有化で使い道がなくなり、金融機関に「塩漬け」にされたままだ。
2010年9月に中国船と海上保安庁の巡視船の衝突事件が発生。
石原元知事は12年4月、ワシントンで行われた講演で「尖閣諸島の購入で都が地権者と合意した」と発表した。
都が購入する理由を「国が買い上げると中国が怒るから外務省がビクビクしている。東京が尖閣諸島を守る」と説明した。
その後、都が「購入と活用」目的で寄付を募ったところ、10カ月間で約14億8000万円が集まった。
ところが当時の民主党政権が尖閣諸島購入を決めたため、都は13年3月に「都民等の意思を受け、国による尖閣諸島の活用に関する取り組みのための資金とする」と条例で使用目的を限定した基金を設立し、現地調査費用を除いた約14億円を組み入れた。
都によると、基金は政府による整備方針が決まらなければ活用できない。
このため都は年2回、職員を石垣市に派遣し、尖閣諸島の整備要望について聞き取り。
毎年6月ごろ、要望が強い漁船の避難港や無線中継基地、有人気象観測施設などの整備に関してまとめた「提案要求書」を国に提出している。今年も1月に約11万円を負担し職員2人を派遣した。
だが、都の提案は一度も実現しておらず、基金の活用実績もない。
「寄付金を返してほしい」などと返還を求める声が、受け付けを取りやめた13年1月時点でも約160件寄せられたが、都は「使用目的に寄付者への返還は入っていない」として応じていない。
匿名での寄付もあり、返還は現実的ではないとの判断もあったとされる。
都の担当者は「早く本来の目的で基金を活用したいが、(東アジアを取り巻く)最近の国際情勢の中で国が動くのは、難しいのかもしれない」と話している。【芳賀竜也】
これ、気になっていたんだよねー。
>ところが当時の民主党政権が
ところが当時の民主党政権が ところが当時の民主党政権が
まぁ、使い道に閃いたら意見メールでも送りますかねw
Posted at 2017/09/11 07:45:32 | |
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