今日は久しぶりの,試乗レポートです.
リアエンジン,後輪駆動のクルマは初体験.
ルノーのトゥインゴに試乗してきました.
試乗グレードは,0.9Lターボエンジン,6速EDC搭載の,インテンスモデルです.
RRならではの前輪の操舵角,そしてコンパクトなボディから,快適な小回りを楽しめることは容易に想像できますが,その他はどんな感じでしょうか?
床面は結構高く,視界は3008と似た感じです.
個人的には,高い視線は車幅感覚も捕らえやすくて,ストレス無く運転できると思っています.
ステアリングのボディ色と合わせたアクセントがおしゃれですが,ちょっと忙しく操舵すると,この明るい色が視界でチラチラして,ちょっぴりうるさく感じられることもありました.
今月末に発売開始されるGTモデルだとこの色がグレーになるので,ちょうど良い按配かもしれません.
シートは結構固めですが,それでもしっかりと身体を支えてくれるあたり,フランス車の伝統でしょうか.
5ナンバーサイズの車幅なので,収納スペースはそれなりですが,そんな限られたスペースの中,運転席側のドアポケットに鎮座するのは,
何もこんなところに,基本的には使いたくない発炎筒を置かなくても良さそうなものです.
せめて,助手席側に移してもらいたいですね.
後部荷室は,エンジンがあるため当然余裕はありませんが,底面が高めではあるものの,まあまあのスペースが用意されています.
もはや子供達がドライブに付き合ってくれなくなった夫婦が,二人で旅行するには,ちょうど良いサイズかもしれません.
もちろん,日常の買い物程度でしたら,余裕でしょう.
後部席も,意外とスペースが確保されていて,もしかすると長距離ドライブでも耐えられるかもしれません.
面白く感じたのは,ドア内側のノブ.
この黒いL字型の樹脂製のパーツがドアノブなのですが,ちょっと乱暴に扱うと,ポキっと折れちゃいそうです.
もちろん実際は,そんなことは無いのでしょうが.
走った感じは...
動力性能は,街乗りであれば全く不満を感じさせないものですが,ブレーキの制動が少し弱めかな.
(プジョー車が,強力過ぎなのかもしれません.)
足回りは,突き上げ感は結構感じる方だと思いますが,振動がいつまでも残ることはなく,路面状況を感じながら滑らかな運転が楽しめました.
低速域のトルクも必要にして十分で,クルクル回る旋回性能と合わせて,大阪,奈良間の暗峠もすんなり走れそうな感触でした.
あとは長距離の高速ドライブ時にどのような感触になるかが気になるところです.
GTモデルの試乗ができるようになったら,高速道路も試してみたいものです.
試乗はこんな感じで終わったのですが,最後にRRならではのパフォーマンス(?)が待ってました.
ルノー車に共通したフロントデザインですが,
おや,こんなところに指が掛かります.
かさぶたを剥がす要領で(笑
カバーの下には小さなレバーが隠れてました.
左右のレバーをグッと引くと...
メンテナンス用の隙間が現れました.
バッテリ交換,ウォッシャ液の確認などは,この隙間から行います.
日本車だったら,もっとスマートなフードの開け方になるのでしょうが,この「開きゃ良いんだろ」という感じが,いかにもラテン車っぽくてツボでした.
変な電気仕掛けよりも,よほど信頼できますよね(笑
Posted at 2018/02/11 00:30:22 | |
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