この週末は、久しぶりの千葉遠征でした.
本当は東西素敵女子のランデブーにお付き合いさせていただきたかのですが、千葉行きは今日しか都合が付かず、浜松は失礼させていただいたのでした.
今日の行き先は館山.
早起きしたので、まずは腹ごしらえ、
南総でまさかの肉料理です.
地元の野菜などの新鮮な食材が、素敵でした.
シャキシャキな生野菜は,噛み締めると微妙な甘みが口中に広がります.
サラダの他、
ポークカレー(肉厚なポークも、カレーとの合性バッチリ)や
ビーフシチュー(赤ワインでじっくり煮込まれたビーフが最高)
それとケーキと飲み物のセットは、かなりお得だと思いますよ.
人心地付いたところで、房総フラワーラインを洲崎方向へ.
今回の地元の神様は、
船越鉈切神社.
祭神は、海辺の神社らしく、トヨタマヒメとされていますが、
彼女(?)が祀られているのは,縄文時代に住居として使用されていたとされる洞窟で,まるで幽閉されているかのよう.
また、洞窟の本殿は女神の形式を取っていますが、洞窟手前の拝殿(2枚上の写真)は男神の形式となっていて,謎が深まります.
海の近くにも関わらず、イイ感じに苔むした祠や、
海向かいの鎌倉を思わせるやぐら、
大蛇を退治した神様の鉈(ナタ)を砥いだとされる、鉈砥ぎ石など
山の雰囲気が充満していました.
この船越鉈切神社の,道をはさんだ向かい側にも神社があります.
こちらは同じ「なたぎり神社」でも,なぜか文字が違います.
かつてはひとつの神社だったそうですが、今は上社・下社のような扱いになっています.
こんなに近くにあるのに分けられているのも、ちょっと気になるところです.
信州の諏訪大社も4社に分かれていますが、同じような理由があるのでしょうか?
こちらの神社では、拝殿の透かし彫りが独特でした.
龍や聖獣が彫られているのはよく見かけますが、
ここにはこの他に、
スサノオの八岐大蛇退治.
反対側は、
アマテラスの天の岩屋隠れの図でした.
拝殿の裏側には稲荷社などの摂社の他、
巨大な岩が鎮座しています.
かつては、この岩そのものがご神体だったのでしょう.
こんな自然の造形物もありました.
世が世なら、龍神様が現れた、なんて言われていたことでしょうね.
で、この裏にある巨岩には、
神様に断ち切られたかのような亀裂が走っています.
ここを通って行くと、
館山湾が広がっていました.
こういうところでは、磯遊びに夢中になる神様ならぬ、かみさんです.
どうしたら、岩にこんなに穴が穿たれるのでしょう?
こんな小さなところでも、微妙な生態系のバランスが取れているのかもしれません.
今日のお土産は、こんな感じでした.
ところでこちらの神社、↓のように鳥居の向きと参道が、微妙にねじれいています.
鳥居は真北を向いているのですが、参道は少し西の方に曲がっています.
こちらの方向には何があるのか,コンパスで測ってみたら...
その先にあったのは、
三崎の海南神社でした.
リンク先の記事にも書きましたが、海の向こうには血縁関係にある神様がいらっしゃるようです.
神奈川と千葉の神様、奥が深いぞ.
Posted at 2015/04/26 23:31:02 | |
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