”駆けぬけるおっさん”が 旬な試乗記をお届けする Fisher's Blog
本日の試乗記は ”ポルシェ・ボクスターS(718)PDK”です。
って 出て1年以上経っているので旬でもなんでも無いんですが(^^;;;;
なんかエリアメールってのをもらって”特別コースで試乗させてあげますよ♪”
というのと
”これあげますよ♪”って書いてあったんで 予約もせず一見で行ってみたのです。
ちなみに カプチーノとエスプレッソをいただきましたが 実に美味しかったです。
ボクスターは前の型の981を kazutenさんのご好意により
箱根でワインディング試乗させていただきましたので それとの比較も含めて
Z4M との比較を素人目線で述べさせていただきます。
ちなみに今回の試乗は高速道路中心でしたがそれなりにコーナーをグイ~ンってやれるコース。
1時間ちょいの試乗でした。スポーツ+モード使用でのインプレです。
ザクッとした仕様は2.5LターボのボクスターS 右ハンドル 7速PDK
スポーツクロノ PASM付き ブレーキはノーマルです。
■主要スペック比較
ポルシェ・ボクスターS(718)PDK Z4Mロードスター
サイズ 4385×1800×1280mm 4120×1780×1300mm
重量 1410Kg 1430kg
ホイールベース 2475mm 2495mm
パワー 350PS/6500rpm 343ps/7900rpm
トルク 42.0kgm/1900~4500rpm 37.2kgm/4900rpm
エンジン 水平対抗4気筒ターボ2497cc 直列6気筒NA3245cc
ミッション 7速PDK ZF製6MT
0-100km加速 4.4sec(MTは4.6sec) 5.0sec
1.エンジン
981時代のボクスターSのエンジンはZ4MのS54と比較すると明らかに
非力だったんですが 718のターボエンジンはむちゃくちゃにパワフル。
昔借りたTT-RSと遜色無いし伸びが良いので
981の6気筒と比べても加速の頭打ち感を感じにくいです。
さずがにS54と比べると「ああ ターボだな」って感じますけど、TT-RSの5気筒エンジンに比べれば 非常に良く出来たエンジンだと思います。
営業マンによると 2.0Lのほうが伸びが良いとのこと。
極低回転以外はどこからでも加速してくれるし 回転が上がっていくときのドラマティク感もそこそこあります。
S54で勝てるのはレスポンスと回転上昇するときのドラマティク感だけかな~
なんか出来が良すぎて 良い意味でエンジンを意識せずに走れると感じました。
エンジン比較一覧表
ポルシェ・ボクスターS(718) Z4Mロードスター TT-RS
パワー感 TT-RSとZ4Mの中間 極めて乱暴 パワフル
パワーバンド 極めて広い 幅広く息が長い加速 狭くシフトが忙しい
回転の伸び 比較的伸びる レブまで一気に伸びる 唐突にパワーダウン
実際の速さは
トルク順で 718ボクスター=TT-RS>Z4M>981ボクスター
と思います。
2.ブレーキ
いうまでも無くポルシェのブレーキは良いです。
制動が手に取るようにわかるし 製動力自体もすごく効きが良い。
Z4Mは慣れが必要だし ポルシェのノーマルと比べるべくもないほどプア~
3.コーナリング
981ボクスターのコーナリングもすごく出来が良いな~~と思ってたけど
718はものすごく出来が良いです。
レーンチェンジをものすごく早くやっても挙動の収まりがすごく良いし、
高速コーナーでスリップギリのGかけてても安定感が半端無い。
おそらくボディ剛性も高いんでしょう、まるで自分がすごく上手くなったか?のような錯覚を覚えます。
なんというか実に安定感があるんだけど、操作したなりの挙動はしっかり現れてくれる。車がどんな状態になっているか?が手に取るような気がしました。
Z4Mとは時代も違うんだけど 718乗った後にZ4M乗ったら怖くて走れないかも?
(^^;;;;
総合インプレ
718ボクスターはむちゃくちゃ出来の良い車に思えました。
格は違うけど時代の近い車として
ABARTH 124 spiderと比べてもむちゃくちゃに出来が良いです。
価格以外はけちの付けようもありません。
速く走れて しかも挙動も楽しめる。いわゆる良い車を求める方にはほんまにお勧めです。
僕は出来の悪い車を乗るのが趣味な変態なので縁が無いかもしれません(^^;;;