マキノ高原のメタセコイア並木
マキノ高原のメタセコイア並木
2010年05月05日
関西随一の規模を誇るここマキノピックランド(旧 マキノ観光栗園)を縦貫する市道とこれに続く県道には、延長2.4kmにわたってメタセコイア約500本が植えられ、マキノ高原・マキノスキー場へのアプローチ道として、高原らしい景観を形成している。この並木は、1981年に学童農園『マキノ土に学ぶ里』整備事業の一環としてマキノ町果樹生産組合が植えたのがはじまりであるが、組合関係者をはじめとする地域の人々の手により慈しまれ、育まれて、その後さらに県道も強調して植栽され、延長が伸ばされたことから、現在のこの雄大な姿となったものである。 メタセコイアは中国原産、すぎ科メタセコイア属の落葉高木で、和名はあけぼの杉。樹高は35mにおよぶ。最大樹高が115mにもおよぶといわれるセコイアにその姿が似ていることから、メタ(変化した)セコイアと名付けられている。春の芽吹き・新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の裸樹・雪花と四季折々に美しい円錐形のメタセコイアの並木とまっすぐに伸びる道路が造りだす対称形の整った景観は、遠景となる野坂山地の山々とも調和し、訪れる人々を魅了してくれる。
1994年11月、読売新聞社の『新・日本の街路樹百景』に選定され、衆目を集めるに至っている。
住所: 滋賀県高島市マキノ町寺久保835-1
電話 : 0740-27-1811
関連リンク
タグ
地図
関連情報