ということで、さっそく試乗させていただきました。すでに結構な時間になっていましたので、他の車の心配はあまり無かったのですが、そうは言っても暗い夜道。まして人様のお車ですから慎重に運転させていただいたのは言うまでもありません!それでも今となっては「走り慣れた(?)」(笑)この店の周辺の道を僕なりの運転で走らせていただきました。
例によって下りのルートを選択しました。これもいつものように普段僕が運転しているのと同じMTモードで走り出しました。最初に思ったのは、「あれ、普通?!」ということ。コンピューターとエアクリーナーが変わっていることから、良くも悪くももっと荒々しい車を想像していたのですが、走り出して最初の印象は、普段自分が乗っている車と比べてそれほど違和感を感じませんでした。逆に言えば「こんなもんなの?」と思ってしまったのも正直なところだったのですが、その印象がとんでもない間違いであることはすぐに分かりました!
店からの下りで最初にあるのがせまい180度のカーブです。ここはこの店の周辺の試乗コース中一番の難所であるとともに、それだけに車の性能を一番感じられる場所でもあります。いつものような感覚でアクセルを踏んで、いつものような感覚でブレ-キングをしてそのコーナーに侵入したのですが、「あれっ!こ、怖いぞ!」
もうお分かりでしょうが、いつものような感覚でアクセルを踏んでいても、実際の加速はそれを上回っているため、コーナーへの進入スピードがいつものスピードよりも速くなってしまっているのです。そのことはこの後に続くコーナーすべてに感じました。逆に言えば僕がコントロールできるようないつもの感覚で運転するためには、もう少しアクセルを抑える必要があるようです。この感覚はいったん下った道をUターンして上って行った時にさらに実感しました。上りは当然下りよりもアクセルが思い切って踏めるのですが、いつもの感覚で踏もうものなら、あっという間に次のコーナーが目の前に迫ってきます。いつものタイミングで踏むブレーキでは当然間に合わないので、いつもよりも早くブレーキを踏むことに。ただ、そのブレーキもいつもの感覚で踏んでいてはコーナーでのスピードが殺しきれないので、コーナーリング中にさらに踏み足さなければならなくなります。ここで分かったのは、この車のセッティングがノーマルの出力特性を無理なく底上げしたものであるということでした。マフラーがノーマルであることも影響しているのかもしれませんが、高効率エアクリの弊害として感じられるであろうと思っていた立ち上がりのトルク痩せはほとんど感じられませんでした。GTIに乗って「怖い!」と思ったのは久しぶりでした。
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GTIカスタム | クルマ
Posted at
2007/05/31 20:44:33