いよいよSOC(State Of Charge)の表示方法です。関連情報URLのページが、みんカラで愛用している人の多い、ScanGuageIIのトヨタ車のPID情報をまとめているページになります。このページの下のほうに、「Generation III Prius 」となっているところが、現行プリウス(プリウスIII)のPID情報になります。この一番上のStateOfChargeを設定すれば、SOC情報の表示ができるようになるわけです。しかし、この項目は残念ながら、前回設定したプリセットされている、プリウスIIIの拡張IDセットに含まれてません。そのため、下記の手順で、追加を行います。
1.最初の起動画面で、メニューボタンを押す。
2.「設定」を選び、次に「拡張PID/センサ管理」を選ぶ。
3.出てきた画面で、メニューボタンを押し、「カスタムPIDを追加」を選ぶ。
4.下記の画面の通りに設定する。
で、ここでセットしている内容が、関連情報URLから持って来ている、プリウスIIIのSOCのPID情報になります。
このセットの仕方については、TXDの上位4桁(2バイトの07E2)が、ターゲットECUに対するCANのID、下位4桁(2バイトの015B)がPIDアドレスを指していて、RxDが受信メッセージの中の目的のPIDの場所と、長さを指しているものと推測されます。(この変換式のことを、「やまなか3さん」に教えていただきました。正しくは、A*100/255(もしくは、A*20/51)が正解です。写真の式だと、約75%を超えるとサチって100%表示になってしまうはず。ただ、メータのバー表示とのマッチングは間違った式の方が感覚的に合ってるようなんですが・・・)
この設定が終わると、新しいメータを追加するときにSOCが選べるようになり、(下図の一番下)無事表示ができるようになりました。
同じように設定することで、関連情報URLにあげられている情報は、Torqueの画面上でメータとして表示できるようになると思われます。
その他、タコメータ、水温計、瞬間燃費計などを試しに配置したのが、下記の画面です。
この画面で走行してみましたが、平均燃費計が役立たずだった以外は、基本的に動作してました。
書き終わるのにずいぶん掛かりましたが、一応中華ELM327アダプタで、アクアに省燃費用のメータをつける方法の解説は終わりです。不明点がある方は、コメントしてくれれば、気がついたときに回答します。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at
2012/07/20 21:30:26