興味はあるけど価格が……。ガリバーインターナショナルが自動車の環境対応についてのアンケートを行ったところ、ハイブリッド車を「価格が安くなれば買ってもよい」とした消費者が60.4%にのぼった。燃費性能の良さが売りで注目度も高まっているハイブリッド車だが、消費者の間にはいぜんとして価格が高いという意識が強いようだ。
ハイブリッド車への興味を聞いた質問で「興味がある」と答えたのは93.8%。一方で、実際にハイブリッド車を持つ人は全体の1.4%、購入を検討している人は7.0%にとどまった。
(日経産業新聞より)
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「興味がある」と答えたのは93.8% !!。こんなにハイブリッドに興味のある人が多いとはちょっと意外。勿論私も興味大ですし、次期プリウスには大いに期待しています。
「価格が安くなれば買ってもよい」ということですが、ここが曲者ですね。イニシャルコストが通常のガソリン車と同等に下がる訳はないし、仮に5年間乗ったとしてランニングコストでペイ出来る、と言っても一般の人にはなかなか訴求しにくい。トヨタが現状の半分のコストでハイブリッド化を進めるというニュースもありましたが、車輌価格を如何に下げていくかが大きな課題となりそうです。
先日トヨタのハイブリッド車の生産が100万台を達成したとの記事がありました。40年前から実用化されているロータリーエンジン車の生産が、まだ200万台に達しないことを考えると凄い普及スピードです。地球環境のためにもハイブリッド車の普及は好ましい事ですが、トヨタには低価格への挑戦だけでなく、エコ・ドライビングをドライビングプレジャーと感じる新たな仕掛けを考えて欲しいですね。(数日前のブログにも書きましたが)
“ドライブ”する楽しみだけでなく、もっと奥が深い“知的操縦の悦び”に繋がるような、もしくはちょっとベクトルの方向は違いますが、“我慢することの悦び”(笑)に繋がるような仕掛けがあっても面白いかも。
BMWが“駆け抜ける歓び”ならば、トヨタは“耐え忍ぶ悦び”なんてね。
Posted at 2007/06/16 11:05:47 | |
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