怒涛のレポート最終回です。
いきなり社会科のお勉強です。さてこのエメラルドグリーンの海岸はいったいどこでしょう。セブ島?サムイ島?
いえいえアブダビから少し離れたペルシャ湾岸(名前だけニュースで聞いたことありますよね)の田舎町で、泊まったホテルの海側です。雰囲気は南国の楽園そのものでビーチチェアなんかが置いてありますが、誰も泳いでません。
遠くに霞んで見えるのが、UAE・アブダビの油田です。めちゃでかいです。僕らが今、日本で使ってるガソリンのうち約25%がまさにここからタンカーで運ばれています。そう考えると、なんかそれはそれで感慨深かったす。
一転、世界一の高層ビル、ドバイのブルジュ・ハリファの展望台から。125階にあります。高さ的にはスカイツリーのてっぺんとだいたい同じくらい。160階建てくらいで、高さは860mくらい?バカみたいに高いです。こちらには全く地震がありません。納得。
これ夜景。ドバイで一番高いホテルとともに。もうやばいですね。金の掛け方がハンパない。おバカです。
このタワービルは元々、ブルジュ・ドバイになるはずだったんですが、ドバイ国がお金無くなっちゃったんで、隣のアブダビ国の王様が手を差し伸べて完成させたので感謝の気持ちをこめて、アブダビ国の王様の名前を付けたんですが、それをアブダビの人に聞くと、
「ノー、ノー、kuro。我々のリーダーはキング(国王)ではなくて、シャア(首長)だ。だからキング・ハリファではなく、シャア・ハリファだ。」
「おお、それはシャア・アズナブルのお父さんか。」
「お前は何を言っているのかさっぱり分からんが、とにかくそうだ。」
(だから、アラブ首長国連邦(UAE)っていうのね。勉強になりました。)
バブリーなドバイの夜景 1。
バブリーな夜景2。
彼らは真水の湖を超リスペクトしてあこがれてます。海水じゃだめです。家に真水のプールがあるなんて、王族かごく一部の超お金持ちだけです。
これはちゃんと仕事してきたぞ、という証拠写真。何とか国の戦闘員に加わらないか?とかいう勧誘を受けてるわけじゃなくて、取引先の若手のエンジニアが我々を彼の家に招いてくれて、イスラム式の晩御飯をご馳走してくれました。いやぁ、楽しかったです。
これは食事の前のフルーツ。こっちでは食事の前に食べます。
この後、メインディッシュになるんですが、子羊肉のピラフみたいなのが直径1mくらいのお皿に山盛り。これ、定番。ハンパなく上手いです。みんなで車座に囲んでワイワイ・ガヤガヤこれを頂くんですが、右手だけで頂きます。それもスプーンで、じゃなくて手でそのまま。インドからこの中東あたりまでの国の人は皆、ダイレクトに右手一本で食事します。日本人が同じ鍋を皆で囲んでつつくのと同じ感覚です。
写真撮りたかったんですが、子羊ちゃんのお頭付きだったので遠慮させて頂きます。(それよりなにより右手がべちょべちょでそれどころじゃなかったです。)
イスラムの人たちの国籍はさまざまで、こん中はちゃきちゃきのアブダビ人からインドネシア人、タジキスタン人、トルクメニスタン人、それにパレスチナ自治区(ひえ~、何とかスタンとかパレスチナとかテレビのニュースでしか聞いたことないぞ。)の子まで。
99.99%以上のイスラムの人はほんとに普通の人たちで、我々日本人や西洋人と風習や宗教に対する想いが少し違うだけ、話せばごく普通の子たちです。みんな自分の国を良くしようと頑張ってます。ただ、恵まれない子や、仕事にあぶれた若者がコンビニでバイトできるわけでもなく、頭のおかしい連中にだまされて何とか国に入れられちゃってるんです。だからイスラム教徒の人は皆、ああなんだ、と誤解しないであげて下さい。
すいません、最後はマジな話になっちゃいました。
以上、報道部のkuroがアブダビより、アラブ流ご飯のいただき方をレポートいたしました。
Posted at 2016/03/27 22:46:17 | |
トラックバック(0) | 日記