ヨルダン観光情報

来週3月26日はサッカーW杯最終予選のヨルダン戦が行われますが、まずは相手の国のことを知りませんか？ということで、ヨルダン観光情報(2010年当時)をご紹介します。

ヨルダンで有名な観光地は、ぺトラ、死海、ワディラムなどがありますが、ぺトラと死海を訪れました。

2010年8月、カタール航空でドーハ経由、ヨルダンの首都アンマン・クィーンアリア空港に着きました。アンマンからぺトラへは、アンマン市内からバスで行けば比較的安く行けるのですが、日程の都合上、空港から直接エアポートタクシーで行きました。料金は行き先ごとに固定なので、ぼったくられる心配はないでしょう。ぺトラまではJD 70 (ヨルダン・ディナール：JD 1＝135円)、3時間くらいでした。

窓から見るヨルダンの景色は、ひたすら乾いた茶色でした。やはり、8月のヨルダンは暑いです。

ぺトラとは、紀元前1世紀ごろに栄えたナバテア人の都市の遺跡であり、交易の拠点として栄えました。世界遺産にも登録されています。
また、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」の撮影に使われたことでも知られています。



暑い8月のヨルダンですが、湿気は少なく朝晩は涼しくて快適です。朝6時、開門直後にチケット(JD 33)購入。
チケットはかなり高いですね・・・
遺跡の入り口から10分くらい歩くと、シークという崖と崖に挟まれた細い道があります。









20～30分くらいシークを歩いていると、崖と崖の間から何か見えてきます。



















シークを抜けると現れるのがぺトラでもっとも有名な場所のエル・カズネ、崖を削って造られています。シークから徐々に見えてくるのがなかなかの演出です。
朝早く行ったので、1番乗りです！！しばしぺトラを独占しちゃいました。

高さは約43 m、幅は約30 mあり、紀元前1～2世紀に造られたといわれています。

2000年前のものですが、細かいところまでとても精巧に造られています。









見事なエル・カズネですが、広大なぺトラのほんの一部です。
さらに奥へ歩いていきます。シークとは異なり、道はだいぶ広くなりました。
街やメインストリートの跡が続きます。









メインストリートの終点に着くと、ここから先は岩場を登っていきます。














少年が「ドンキー、ドンキー」と言って、こちらに来ます。
ここから先はロバじゃないと行けないと言っています。そんなことはないのは分かっていますが、面白そうなので乗ってみます(JD 10)。










ロバに乗って登ってきた道を振り返ると、こんな景色です。

こんな所をロバに乗っていくのはなかなかスリリングです。

お昼ごろは暑いので、早朝に行くのがおすすめです。









エル・カズネから約1時間。岩場を登りきると、エル・カズネよりさらに大きいエド・ディルという遺跡があります。

高さは約45 m、幅は約50 mあり、エル・カズネより前に造られました。

エル・カズネと比べて装飾は少なく、シンプルな建造物です。







エド・ディルのもう少し先まで行くことができて、渓谷を眺めることができます。
このとき時間は9時ごろでしたが、日陰に入るととても涼しくて、人もほとんど来ないのでとても静かでした。
本当に静かで何も聞こえない。完全に無音で、ここまで音のない世界は初めてでした。





 

戻る途中で山に登り上からぺトラを見下ろしました。
もうお昼ごろになっていたので、暑くてフラフラです・・・










ペトラでは、月・水・木の夜8：30から、「ペトラ・バイ・ナイト」というライトアップが行われます。シークからエル・カズネまでの道がたくさんのろうそくで照らされて幻想的な景色を堪能できます。
私が行ったときは、昼間に脱水症状寸前になってしまって、また往復1時間以上歩く気力は残っていませんでした。
暗くてよく見えないという感想も聞きますが、一見の価値はあるかもしれません。

ぺトラの次は死海です。

 
死海はぺトラと首都アンマンの間にあります。アンマンまで送迎を手配していたので、途中で死海に寄ってもらうことにしていました。
死海は海抜-418 mであり、世界で最も低い場所として知られています。
人が浮いています。向こう岸はイスラエルです。

さっそく死海に入ってみると・・・　浮かびます！！面白すぎる！！
これは言葉では伝えきれない・・・　実際に体験してみないと。

死海に来てやってみたかったことは、やっぱりこれ↓。



行きの飛行機からもってきた新聞(デイリースポーツ)を読んでみます。
更衣室で偶然会った日本の人に撮ってもらいました。










 

有料ですが、全身泥パックもできます。
 
死海のビーチには真水のプールもあるので、死海から上がった後は、塩をきれいに洗い流せます。

死海周辺にはスパもいくつかあって、エステを満喫することもできます。
 




死海を訪れる前は怪我にご注意ください。
小さいかすり傷でも塩水がしみて、悶絶すること間違いなしです。

当時の繁栄を感じさせる精巧な建築物が数多くみられるぺトラ、思わず笑ってしまう面白体験ができる死海、ちょっと怖いイメージがあるであろう中東・ヨルダンですがなかなか面白い観光資源もあり、現地の人も親切で楽しく旅することができました。

もし興味をもたれましたら、中東情勢の十分な情報を得たうえで、ぜひお出かけくださいませ☆


他の旅行記はコチラ↓　よかったらご覧ください。

・ボルネオ (ブルネイ・キナバル山)