隻眼の少女

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞

寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。事件は解決したが、十八年後に再び悪夢が……。



先週購入したミステリー小説を読み終えました！
この土日に一気に読み進んだ感じですね。平日は仕事が忙しい事もありましたけど、小説の内容にも関係ありました。

最初の進行が遅いんです(´･_･`)
人物や背景の描写がやたら細かくて、その分量が多くて読み疲れしたんですよ。
もう読むの辞めようかなーとかも思ってました。

それが後半部の進行が早い！早い！
こんなサクサク進んでいいの？というくらい殺されまくって逮捕されまくります。
意味不明ですね(^^;;
えーと

最初の前置きがやたら長くて村やその家系の説明が、で全体の半分くらいまでは最初の殺人とその捜査だけで引っ張ります。
しかし半分くらいのとこで、第二の殺人！犯人逮捕！しかし誤認逮捕で第三、第四の殺人！そして真犯人！って怒涛の展開なんです！これで第一部完！ってなって全体の3/4くらい終わってます。

それからすぐに18年後の第二部になって、ここも全体の1/4のページ数しかありませんからスピード感あります。
第一の殺人！第二の殺人！犯人逮捕！しかしそれは真犯人を捉える為の罠で真犯人登場！って怒涛の展開です！

真犯人には本当に驚きましたねー
ある意味反則というか、それなら何でもありやろ！っていう真犯人です。
但しサクサク犯人が捕まる過程で雑なとこがあって、そこそんな読みでいいの？そんな動機でいいの？って思うのですが、それこそがその人が犯人じゃない＝真犯人がいるっていう伏線だったんですね(´･Д･)」

主人公の設定その物に大きな意味があったり、本当に計算され尽くした濃い内容でしたね。

満足です( ^ω^ )