いつも海で朝日を撮ってるので
始まりばかりじゃなくて終わりも気になっておりました。
で、夕日を撮りに行った。
いつもの太平洋ではなくて、日が沈む西を望もうって
東京湾側へ。
会社から、まあ、ほどちかいところですよ。
臨海公園に着いたら、塔があった。
シンプルな塔で、階段でてくてく登る。
テラスも殺風景で、雰囲気いいね。
なんだかわからない玉。
地球を模してるのかな、月かな。
プラントが見える。
機能美の権化。
海はほら、こんなかんじ。
どんな夕日が見えるのか。
そしてお決まりの落書き。
哲学のように人生の真理が
書き殴られておりますよ。
塔の影は巨人みたいだ。
ダイダラボッチ。
朝日と違って、夕日はのんびりしたもので
なかなか、こう、良い感じにならない。
轟々と風がすごくて、延々とその時を待つ。
何人か塔に登ってきては、降りていく。
カップルが多くて、きっと私は想定外の邪魔者で。
おかげで何人かのチューを阻止してやった。
夕日はようやく佳境に。
佳境といえば、愛車のスプラウトに貼る
オリジナルのステッカー作りも佳境です。
わたしが原案を作って、むかし一緒に
仕事をしたデザイナーのコに仕上げてもらってるやつ。
デザイナーといっても、もう足を洗っちゃったので
むりやり口説いてやってもらってるんだけど
それがそろそろ終わりが見えてきました。
そうか、終わっちゃうのか。
むかしの漫画で「三つ目がとおる」ってのがありました。
主人公の写楽くんのオデコには第三の目があって
これがおかげで非凡な才を発揮する。
でも、ふだんはこの目を大きな絆創膏で隠してるので
一転、呆けた少年な訳です。
何かと暴走しそうになる聡明な三つ目くんに
ヒロインの和登さんは、絆創膏をはって制御する。
おおきな絆創膏で三つ目を封じる。
いま作ってるステッカーは、いわばこの絆創膏だな。
もろもろを封印するための呪符。
これを貼ることで写楽みたいに呆けになれたらいいな。
そうでないときっと私はあのこに呪いをかける。
「われとともに来たり われとともに滅ぶべし」
って、三つ目族のように。
なんて考えてたら、こっちも終わりだ。
一日の終わりはあっけないもんだ。
終わっちゃうんだ、こうやって。
でもまー、夜がはじまるって訳で。
またこんど、も少し天気がいいときにきてみよう。
そんときは、ステッカー、貼ってるかな。
---
♪I put a spell on you Screamin Jay Hawkins
Posted at 2013/05/19 05:15:42 | |
トラックバック(0) |
カプチーノ | 日記