この週末、高速やワインディングを550kmほど走ったのですが、CLA45でそこそこのペースで走るのは初めてのことでした。
今回、いろいろ試したいと思って実践してみたことを簡単にまとめてみようと思います。
「45乗り」のみなさんにとって少しでも参考になればと思っているのですが、私自身もまだまだ解ってないので、ご意見いただければな~というのが正直なところです。
さて、今回のステージは往路の高速が富岡から豊田飯山までの約160km。復路のワインディングが野沢から志賀高原へ抜けるK502号線とK471号線の約70km。
この車に乗り始めて6000kmほどになるのですが、ようやく判ってきた感じです。
事前にいろいろ調べてみていたのですが、あまり情報が無くて判らなかったことが今回のツーリングで沢山試せたので、一応実践ベースの意見ってことで・・・。
■高速ステージ
多くの方がそうだと思うのですが、制限速度近辺での走行に感しては特に「何がどうであれ」普通に走りますよね。
このクルマ、その領域ではとても秀逸なエコカーだと思います。
緊張感は全くナシ。最新技術のデストロニックプラスを使えば更に「楽に安全に」乗れてしまいます。
その場合、160kmもの距離を走れば恐らく14km/Lほどの燃費を記録するのではないでしょうか。
今回の高速ステージは「かなりそこそこのペース」。
デストロニックプラスは使わずに、踏める場所は踏んで。の走行となりました。
ギアボックス操作の選択は、一緒に走ってるメンバーがメンバーなのでコンフォートはありません。
スポーツモードとマニュアルモードを交互に使い分けてみました。
高速道路の走行においては所々踏めたとしても、やがて前車に詰まり前が空くと再び加速・そして巡行。が繰り返されることが多いですよね。
その場合、間を取るための調整はブレーキングよりもシフトダウンによって行うほうが、実際の車間調整とその際のサウンドも楽しめてよいように思います。
また、このクルマには終始姿勢を安定させるための電子制御装置「3ステージ ESP」が備わっています。
これによりコーナーリング中のFFベースAWDの特性であるアンダーステアを大幅に改善し、誰が乗っても安全に走れるようになっています。
もう少し詳しく言うと、この装置はコーナーリング中に外に行こうとするのを防ぐために内側の車輪に自動でわずかにブレーキを掛けることによって曲がりやすくしているようです。
これまでもいろんなシチュエーションで1段カットしてみてるのですが、カットするとややステアリングが重くなる感じがする以外、特段変化は感じていませんでした。
今回の高速ステージでもあまり違いは判らないだろうと思ってたのですが、思わぬところで実感できました。
何のどの制御がそうしてるのかは理解できてないのですが、超高速域ではESPオン(ノーマル状態)が一番安定して走れます。
1段カット(スポーツハンドリングモード)するとステアリングへの手応えはしっかりするのですが常に細かい補正が必要で、走れなくはないものの神経質感が残ります。
(あくまでも超高速の話です。普通の速度+αではどちらでも変わりはないと思います。)
よって、このステージに関しては、
・ギアボックス操作の選択は、マニュアルモードが最適である。
・ESPに関してはオン(ノーマル状態)が最適である。
と結論付けました。
■ワインディングステージ
ボディサイズからは低速クネクネが得意。駆動方式からは中速・高速レンジのワインディングが得意と想像できるのですが、ワインディングのすべてのステージにおいて得意であり不得意である感じがしました。(すみません、ワケが判らなくて・・・)
今回のK502号線とK471号線はcloud5さんが先導してくれたのですが、3m幅のK471号線はcloud5さんのM5のボディサイズでは少々キツかったようです。
加えてブラインドも多くて安全を優先して走っていただいたおかげで、いろいろ試すことがことができました。
(といっても、なかなかのペースです。先の高速ステージと同様に全く普通ではありませんから。)
先のギアボックス操作の選択でいうと、マニュアルモードに関しては今回のK502号線において、うまくタイミングを合わせることができなかったと言えます。
何度もオーバーレブ(燃料カット)させてしまい、結局ロスが多い走りになってしまいました。
でもこれはクルマが悪いわけではなく、これまで5ATのB3Sのシフトポイントに慣れ切っていて、まだ7DCTのこのクルマに慣れてないことが一番の要因なんでしょうね。
B3Sではタコメーターを見ることが少なく、感覚だけで「美味しい領域」でシフトアップ・ダウンができていたのですが、まだまだ修行が足りないって感じでした。
ちなみに、K502号線よりペースアップできるK471号線では若干うまく扱えたように思うのですが、単純にシフトチェンジの頻度が少ないからなんでしょう。
一方、スポーツモードではかなりの余裕ができます。
ハンドル操作・アクセル&ブレーキ操作に専念できるのが一番の要因ですね。
7DCTは学習機能があり、とっても秀逸です。「そこで変えるか~」ってのは2~3回あったものの、概ね気持ちの良いタイミングでアップもダウンもしてくれたと思います。
「3ステージ ESP」に関しては、圧倒的に曲がるのはESPオン(ノーマル状態)ですね。
あえて若干オーバースピード(減速不十分な状態)で入ってみても、優秀なFR車のように曲がっていきます。
しかし明らかに前へ進む力がスポイルされており、早めのアクセルオンでも1テンポ・2テンポ遅れて加速をはじめるような感触がありました。
1段カット(スポーツハンドリングモード)すると自動的に曲がってく感触はなくなるのですが、前への推進力はかなりあり、早めにクルマの向きを変えることさえできれば安心して踏んでいくことができます。
個人的な感触ですが、スポーツハンドリングモードのほうが遥かに楽しく速く走れると思いました。
よって、このステージに関しては、
・ギアボックス操作の選択は、スポーツモードが最適である。
・ESPに関しては1段カット(スポーツハンドリングモード)が最適である。
と結論付けました。
このステージのギアボックス操作の選択、本当はマニュアルモードでも速く走れるように鍛錬が必要なんでしょうね。
考えてみれば、B3S時代は街中買い物ステージでもマニュアルモードで乗ってたのですが、CLA45はついついアイドリングストップを活かしたエコ運転をしてしまいます。(よってコンフォートモード)
私の場合、これではなかなか慣れなくてダメなのかもしれませんね。
いずれにしても今回は発見が多かったツーリング。
CLA45はうまく乗れれば結構楽しいクルマだということが判りました。
まあ、ゴルフともども精進が必要ってことなんでしょうね~。(笑)