旧函館区公会堂(函館市)
国の重要文化財に指定されている旧函館区公会堂
2015年08月12日
明治40(1907)年の函館の大火は函館区の約半数、12,000戸余りを焼失しました。
この大火で区民の集会所であった町会所も失ったため、「公会堂建設協議会」が組織され、建設資金として区民の浄財を募りましたが、大火後で思うように集まりませんでした。
当時、函館の豪商だった相馬哲平氏が、自分の店舗などの多くを焼失したにもかかわらず、当時のお金で約5万円もの大金を寄付したため、これをもとに明治43(1910)年に現在の旧函館区公会堂が完成しました。
この建物は北海道の代表的な明治洋風建築物で左右対称形になっており、2階にはベランダを配しているほか屋根窓を置き、玄関、左右入口のポーチの円柱に柱頭飾りがあるなど特徴的な様式を表しています。
昭和49(1974)年5月、国の重要文化財に指定され、昭和57(1982)年に約3年を費やして修復されました。
(現地説明板などより)
開館時間
【4月~10月】9:00~19:00
【11月~3月】9:00~17:00
休館日
年末年始、館内整理休館日あり
入館料
大人300円、学生・生徒・児童150円
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H27.7.16
住所: 北海道函館市元町11番13号
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