温山荘園(海南市)
新田長次郎翁により造園された琴ノ浦 温山荘園
2016年08月15日
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庭園・植物園
琴ノ浦 温山荘園は、明治21(1888)年に日本で初めて動力伝動用革ベルトを製作し、その後、世界有数のベルトメーカーとなった新田帯革製造所(現 ニッタ株式会社)の創業者、新田長次郎翁により、この地に大正初期から造園されました。
武者小路千家家元名代の木津宗泉により作庭された潮入式池泉回遊庭園で、庭園内には海から水をひいた池が潮の干満に応じて水位が上下する、大変珍しい庭園です。
「温山荘」の名称は“温山”の雅号を持つ翁の求めに応じて、東郷平八郎元帥により命名されました。紀州の名園として名高く皇族らがしばしば来訪し、随行した桂太郎、清浦奎吾、東郷平八郎、秋山好古らの扁額が主屋「温山荘」に掲げられています。
当初は翁の健康維持のために使用していましたが、在世中に一般人にも解放されるようになりました。翁の没後はその遺志により、「財団法人 琴ノ浦 温山荘園」(現 公益財団法人)を設立し、当財団が管理にあたっています。
平成22(2010)年、文化庁より庭園は国指定の名勝に、建造物は重要文化財に指定され、平成23(2011)年7月、県より公益財団法人として認定されました。
開園時間 9:00~17:00 (入園は16:30まで)
休園日 毎週月曜日 (祝祭日の場合は開園:翌火曜日は休園)
12月1日~2月末日
入園料 シニア(65歳以上)300円 大人400円 小・中・高生200円 幼稚園児100円
Photo Canon EOS M3
H28.7.30
住所: 和歌山県海南市船尾370
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