どーも、ほいさんです。
前編中編に続きまして、やっとこさ完結編です!!
4日のマツダオフから深夜の風呂を済ませた後は、クマさんと一緒に栃木の道の駅思川まで走ってホテルアクセラ車中泊。
翌日、自分はまだ予定があったので帰宅するクマさんとはここでお別れ。というか朝起きたらもう忽然と姿が消えてました。
See You Again...
本日の正装は作業着。身支度済ませて向かった先は、FFW乗り盟友こーづきさんのお宅。
2020年11月の富士オフ帰りに足回りの1G締め作業をやってもらって以来久々の再訪です。
ほんで奥の白いFFWに乗ってやってきた あおひげさんも揃い、AM9時からゴソゴソと作業開始。
実はこのたび、乗り換えのためあおひげさんがアクセラを降りるということで、使える物があれば使ってください!とお話を頂いたんですね。
大事なアクセラをDに下取り出したところ、なんと3000円しか付かないと言われたんだとか!!
まぁ10万km少々走った10年落ちのマツダ車(しかも不人気)なんて、そういうもんか...
「自走できるなら、どんな状態で何のパーツが付いてても3000円」という話だったらしく。
ならば、まだ生きてて使える車高調を付けて出すのはあまりに勿体なさすぎる!ということで、こーづきさんの提案&作業により、ほい号への脚移植計画となったのでした!
自分が持参してきた純正脚をあおひげ号に組み込み、あおひげ号から摘出した車高調をそのままほい号に移植。
一日で二台分の脚フルセット交換+セッティングという大仕事です。
当日の天気は、一週間前までの怪しい予報をひっくり返すカンカン照り。内容も環境もかなり過酷な作業です。
メインの足回りはこーづきさんが担当。
自分はその他の簡単に触れる部分やあおひげ号のシート等純正戻し手伝い。
あおひげさんはレースクイーンばりに日傘をさしてこーづきさんの補助。
という布陣で作業開始!
意外と抜けずに苦戦しつつもなんとか前後摘出!
モノはBLITZのZZ-Rで、フロントにodula製ピロアッパーマウントという構成。
これにこーづきさんが前日の茨城オフ後にアップガレージで仕入れてきたてホヤホヤの新品Largusバネがサプライズ(!?)で組み合わされました。キメラ仕様!!
車高調に加え、フロント&リアのスタビリンクも総入れ替え。うちのリアスタビリンクはもうゴキゴキの瀕死状態だったから助かりました。
あおひげ号からの脚摘出が終わり、ほい号への取付けにかかったところでこーづきさんが突然爆笑し始めましたw
何かと思ったら、リアのメンバーからこんなものが出てきた!!
こーづきさん曰く、odulaの直巻きバネアダプターのゴムマウントだろうとのこと。
車高短やってた前オーナーが純正戻しした際、これだけ取らずにむりやり純正バネをねじ込んでいたってわけです。
納車時から気になってた、ありえんほど高いリアの車高。
お前が原因かーーーー!!!!
純正バネに20mmぐらい厚みあるゴム挟まってたらそらそうなるわ!ww
この間自分でも脚バラしやったけど、純正状態を知らず初めての作業だったから気付けなかったんだよね。お恥ずかしい...
ともかく、謎だった車高爆上げ問題の原因が判明したのは一安心。
こんなのに1巻き半ぶった切ったダウンサス組み合わせてたらそりゃ乗り心地カスに決まっとろうな!
脚の作業をお任せしている間、自分はドアパネルの交換作業をしてました。
ウチのが普通の20Sグレードなのに対して、あおひげ号は特別仕様車のアドバンスドスタイルです。
シートが本革張りに変更されてるのは当然知っていたけど、何気にドア内張りのファブリック地部分も革だったのね!これはすっかり盲点でこーづきさんに言われるまで意識してませんでした。
「どーせ3000円の車なんで!使えるもん全部持ってってください!!」と、もはやヤケクソ気味になってるあおひげさんのお言葉に甘え、ちゃっかりドア4枚総入れ替えさせてもらいましたww
これだけ単品で探そうとしても、ヤフオクとかで見つけるのはかなり困難(出物もないし、わざわざアドバンスドスタイルの革張り~なんて注釈付けないだろうし)な部分なので、なかなかレアな仕様になったかと思います。言わなきゃわからないマニアックこだわり内装シリーズ。
見た目もさながら、気温が高いと若干革の香りがしたりして案外変えた感ありましたね。あおひげさんの香りクンカクンカ...
お言葉甘えついでに、納車時からモーターギア故障で折りたためなくなっていた右側ミラーユニットまで強奪。
こちらはアドバンスド標準装備のリアビークルモニタリングが付いてますが、ほぼオプションレスのほい号には当然ついておらず。レンズ部に光ることがない警告灯表示エリアがうっすら残りました。
まぁこれも思い出の名残ということで!(ポジティブ
あとはNGKのプレミアムRX点火プラグも入れ替えてもらったり、果てはバックドア内装の紛失されてたビス一本に至るまで、ほんと遠慮なしに使わせてもらいました。マジで追い剥ぎみたいになってしまって申し訳ない!!
ほい号は生まれ変わっても乞食レーシングだなぁ...
自分の出来る作業が終わったところでこーづきさんの作業に合流。
あおひげ号から抜くのも大変だったけど、ほい号もあちこち固着だったりオーバートルクだったり入らなかったりで思った以上に作業は難航...
次第にとっぷり陽も暮れて、二人がかりで投光器掲げながらの夜間作業へ突入。
計画当初は18時過ぎまでには終われるんじゃない?なんて思ってたけど、実際組付けと4輪1G締めまで全て終わったのは深夜の23時ちょうど。約14時間の長丁場でした...
とりあえずもう遅いので、あおひげさんには感謝を伝えここでお別れ。
しかし自分とこーづきさんはある程度のセッティングは見なければということで、ここからさらに試走へ繰り出し!
組付け一発で車高のバランスも分からない...と思いきや、あおひげ号で得ていたデータとこーづきさんの長年の勘で組んでくれたおかげで、車高も走りの感触も既にいい感じ!(これは翌朝撮影)
テストコースを流してみて、ちょこっとフロントの減衰調整したぐらいでなんとかまとまった印象でした。
本人的にはもっとセッティング追い込みたいところだったようだけど、時間も時間なのでとりあえず今回はこれで充分ということで。
こーづき邸に戻ってきて、0時過ぎに全行程フィニッシュとなりました!!!
モノを提供してくれたあおひげさんにも感謝だけど、一日中厄介な脚周りと格闘してくれたこーづきさんには感謝してもし足りません。
そこらじゅう擦りむけてズタボロになったあの手と、「一日二台とかもう絶対やらん!!www」と言ってた笑顔は忘れることはないでしょう!!
で、ここでやっと終了かと思わせといて、せっかくなのでこーづきさん号に横乗りで小一時間のドライブに繰り出すあたりまだ元気なんですかねこの二人???
なにげに初めて乗るこーづき号。わりと細かいギャップ拾うのは感じるのに頭や身体は揺すられない、不思議な感触。そして高速域ではとてつもない安定感で路面に吸い付く!
こんなん俺の知ってるアクセラと違う!!ってなりましたw セッティングであんなに化けるもんなのかこの車...
その後はこーづきさんのご厚意で、お庭をお借りしてそのまま車中泊させて頂きました。数々のBLアクセラたちをセッティングしてきた聖地に泊まれるなんて光栄です(?)
...実はこの翌日(6日土曜)は弊社出勤日。5日夕方に作業終わらせて高速ワープで帰宅するつもりで休み取ってなかったんだけど、まぁ何をどう考えても無理だよね。
しらばっくれて朝イチで「旅行先で車動かせなくなって帰れませんごめんなさい!」の電話しておきました。まぁ嘘は言ってないから...(小声
これがダメな大人のお手本です真似しないでください。
ということでこの日は一日空いたので、こーづきさん邸をあとにしてから銭湯で朝風呂に浸かり、さらに仮眠してから昼ラーもしっかり食ったのちゆっくりと帰宅開始です。
道中、以前から気になっていた日光北部にあるもみじラインという道があったのを思い出して、新しい脚の感触確かめがてら通ってみました。地図見ただけで眠気覚めるww
新しい脚は、当然ながらもはや別のクルマぐらい別物!!
以前純正脚(エクゼダウンサス)で1G締めしてもらった時も良かったけど、もちろん比にならない軽快感。狙った通りのラインでスパッと曲がってくれる。
組み替えてくれたバネも良かったのか、かなり自分好みの仕上がり。
10年以上この車乗ってて初の車高調に今さら感動しっぱなしでしたw
今後は車高やプリロード変えてみたり、リアの減衰調整や補強パーツ付け外ししてみたり、色々と遊べそうです。
走りは楽しいとはいえ、ここまで工程を詰め込みすぎたせいでもはや体力は残りわずか。
去年居眠りでやらかしたのはさすがに凝りているので、道中5回ほど仮眠を挟みつつ、ダメ押しで3日前山形にオープンしたばかりの二郎系を摂取してブーストかけて、22時頃無事にご帰宅!!
当初の予定から一日延びて4泊5日、トリップは一周してオール下道約1100kmと久々の長旅となりました。
ほんっとに体力の限界まで使ったけど、コロナ禍始まって以来一番の充実した遠征でした。楽しかった!!!!!
つーわけで改めまして、主催のつっかぶさんのほか茨城オフ運営してくれたアクセラ屋さん関係者の面々、最近妙に仲良くなって裸のお付き合いまでした東海勢の皆さん、オフ会で相手してくれた皆さん、パーツ形見分けしてくれたあおひげさん、お世話になりっぱなしだったこーづきさん、いつもの相棒クマさん、みんなに感謝です。ありがとうございました!!!
次回!「車高調組んでアライメント取って超最高の仕上がりになったぜと喜んだのもつかの間、ハブベアリングから異音する」乞うご期待!!(終