オーナー的にも、社会的にも、世界的にも、今年の自動車業界の一大トピックは、間違いなくフォルクスワーゲン問題だったと思います。(トップ写真は代車で借りたGolf GTIです。漁港で撮影しました笑)
そして、個人的にも、2015年の車生活はなかなか濃いものでした。備忘録として、今年も振り返ってみたいと思います。
まずは、昔からの憧れだったインプレッサSTiに乗るのは、車の年式や自分の人生を考えても今がベストタイミングであると確信し、昨年末に丸目GDBを購入。レガシィとの夢の二台持ち生活が始まりました。
憧れのボクサーサウンドを運転席から聴く幸せに浸りつつ、色々なところへ走りに行きました。しかし、現実としてインプレッサももう15歳。やはり、至る所にヘタりがあり、暴力的な加速に魅了される反面、常にその挙動に怖さを感じてしまっていました。
そんな中、購入価格との差額一万円という破格の査定額が出たため、インプレッサを傷つけたり、世間にご迷惑をかけてしまう前にお別れしようと決心し、思い切って5月に売却してしまいました。とても充実した一時を過ごすことができて、本当に幸せでした。
一方で、インプレッサを購入してからというもの、10歳になるレガシィも、フライホイールの損耗、純正HDDナビ・DVDプレーヤーの死亡、駆動系からの異音、内外装のヘタりなど、日に日に、目に見えて調子が悪くなっていってしまいました。自分はまだ二台の車を同時に愛せる器ではないんだなと反省しました。
不具合箇所を修理して、まだまだレガシィに乗っていきたいと思っていましたが、残念な事に、担当者が移動してからのディーラーの対応が非常に悪くなってしまっていました。あまり関わりたくなかったので、徐々に初めての新車の購入を検討するようになりました。
そして、新車購入を前向きに検討するようになったもう一つのきっかけが、スイスポ、アルトターボRS、デミオXDへの試乗でした。現代のコンパクトカーの乗り味の上質さに感動し、必要十分なパワーでスマートな車体を操る感覚に魅了されていきました。
そんな中で、最も気に入ったのが、フォルクスワーゲンのPolo BlueGTでした。5ナンバーに収まる車体に、ハイトルクな1.4LターボとDSGを合わせ、この車格で珍しいオートクルーズコントロールとプリクラッシュセーフティシステムを搭載しているのが抜群にはまりました。国産車には競合できるパッケージの車がなく、一目惚れのような形で購入しました。
しかし、運悪く、その後いくつもの初期不具合が発生。代車で色んなワーゲンに乗れました(笑)
そして、レガシイとの別れは想像以上に辛く、正直言うと後悔の連続でした。BP/BLは本当に名車です。末永く乗るべき名車です。
代車① Golf Alltrack
足回りが嫌な柔らかさで、VWの良さが出ていない。Subaru Outback(BP)の後追いの一派であって、本家に全然敵っていない。1.8L TSIエンジンを積んでいるが、フルタイムAWDのこの車にはパワー不足感あり。今年発売の新グレードなので、今後の調律に期待したいです。
代車② Golf GTI
静かだし、パワー感もそれ程なく、GTIと思って乗るとじゃじゃ馬感がなく拍子抜けしてしまう。試乗しましたが、Golf RはWRXをより派手に演出したような乗り味で、Polo GTIは正にホットハッチ感の塊でした。Golf GTIは、Golf RとPolo GTIに埋もれてしまっている印象。サイズが昔のGolfと全然違うから、GTI路線はもう厳しいのかな…。現行型はGolf Rのラグジュアリー路線が正統進化だと思いました。
代車③ The Beetle
内装の質感はPoloに劣る印象。1.2L TSIエンジンも、Poloよりも200kg重いBeetleには力不足な印象あり。堅実なドイツ車というよりは、イタリア車のようなデザインカーだと思いました。合理性だけでは買えない、感性や憧れに任せて買う車。
三台の代車をじっくりと味わって、Polo BlueGTという選択に間違いがなかった事を再確認。でも、未だにPoloの初期不良は解消されていません。次の代車は何でしょうか。楽しみです…。
色々ありましたが、納車半年でPoloの走行距離も7000kmを超えました。フォルクスワーゲン問題は残念だし、未だに全容が明らかにされない闇の深さに失望しますが、フォルクスワーゲンの個々の車自体は、魅力があるし、よくできていると思います。(とはいえ自分のは初期不良にあたりましたが…)
Polo購入を決めた時の一目惚れの感覚は、嘘や偽りではないと信じたいです。2016年も、Poloとの走行距離を刻んで、愛情や信頼を更に深めていきたいと思います!
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2015/12/29 01:31:07