お盆前のできごとなのですが・・・。8月11日、この日は「山の日」という謎の祭日となっておりましたが、お盆休み&阿波おどりの直前ということで魚市場は臨時の営業日ということでワタシは通常どおりの出勤をしておりました。
お昼前に汗をブイブイかきながらセリ場で仕事をしていると嫁さんから電話が。
ポルテさんがエンジンかからない
というのです。様子を聞いてみると、セルが回らないってことでおそらく原因はバッテリーだろうということは容易に想像できました。どうやら数日前からエンジン始動時になんだかいつもと様子が違うな、というのは嫁さんも感じていたようで。
この日はお盆前ということもあって嫁さんも何かと忙しかったようで、どうしてもクルマであちこち出かける用事があったため、なんとかバッテリーを復活させないといけない、という状況(汗)
しかしこの日は祭日だけどもワタシは出勤、というサイアクのタイミング(涙) それに普段ならちょっと仕事を抜けてバッテリーをジャンプスタートしに一時帰宅なんていうこともできるのですが、この日はお盆前で忙しくてそんなことができるような状況でもなく・・orz
こんなときのためにワタシの車のトランクにはチョー強力なモバイルバッテリーが積んであって、コイツを接続すれば一発でエンジンぐらいかけられるはずなんですけどねぇ・・。
とにかくもなんとかバッテリーをジャンプスタートしないといけません。かといってお盆前なんていうタイミングですから、JAFを呼んだところですぐに来てくれるなんて都合よくいかないのは過去の経験からよく知ってたりします(苦笑)ためしにJAFに電話してみたのですが、案の定、電話すら繋がりません(-_-) そしてディーラーの担当さんに電話しても、こちらも電話に出ない。。 っていうかディーラーさんに電話しても「
本日よりお盆休みに入っており云々・・・」というアナウンスが流れるばかり・・・(ため息)
なぜか車のトラブルっていうこういうタイミングなんですよね。。そしてそういうときにはJAFもディーラーも当てにならない・・・これ、お盆時期に車のトラブルで何度か経験したことがあるのですけど・・ホントにこういう時に限ってクルマってTo LOVEる、、もとい(爆)トラブるものなのです(ため息)
そこで嫁さんが思いついたのが
車の任意保険のレスキューサービスです。 おお! そのテがありましたよ(^o^) 嫁さんナイス!
さっそく保険会社の担当さんに電話したところ、レスキューサービスはすぐに対応できる、とのこと。
ってことでレスキューサービスに連絡してもらったところ、ほんの15分ぐらいですぐに駆けつけてくれたそうです(^^)
そしてエンジンはすぐにかかったのですが、さてどこに行くべきか?? これまたワタシがいるならオートバックスなりに行って適応するバッテリーを買ってきたりできるわけですけど嫁さん一人ではそういうわけにもいかない・・。そもそも最寄りのSABまでは少し距離もあるし途中で万が一にもエンジン止まってしまったらちょっと怖いし(汗)
そこでダメモトで自宅の近所にある別のトヨタ系ディーラーさんに電話してみたところ、なんと!
8月12日からお盆休み
つまり、この日はギリギリでお盆休み前最後の営業日だったんですね(^o^) ってことでこのディーラーさんに駆け込んでなんとか無事にバッテリーを交換してもらえました。
まずはディーラーさんで診断してもらったのですが、やはりそろそろ寿命でしょう、とのこと。とりあえず充電をして様子を見る、ってこともできますが、あまりオススメできないですね、とのことだったようなので、サクッと交換してもらいました。
しかしワタシが帰宅してから納品書を見ると・・・
ギャフンッ!
な、なんと42,000円 (号泣)
アイドリングストップ用のバッテリーが普通のバッテリーよりも高い、っていうのはなんとなくは知ってたのですが、まさかここまで高いとは・・・orz ちなみにネット通販でいろいろと調べてみたところ、最安値で15,000円ぐらい、だいたい平均して2万円ちょっとぐらい、という感じなんですね、アイドリングストップ用のバッテリーって。。やっぱり高いっすね(汗)しかし純正だと4万円超えとは・・
はぁ 返す返すもワタシが自宅にいる日だったらとりあえずジャンプスタートもできたし、ワタシの車でSABに行って適応するバッテリーを買ってきてワタシが交換作業もできたのになぁ・・・ホントバッテリーが死んだタイミングがサイアクでした(ため息)
とはいえしゃーないのですが、今後のためにってことでアイドリングストップ車のバッテリーっていうのはどういうものなのか? っていうのを調べてみました。
まぁ普通に考えてもアイドリングストップしているときにはエンジンの発電なしでバッテリーから持ち出しで車のいろんな電装品を作動させないとイケないですし、さらにエンジンスタータを回す頻度も通常のクルマと比べたら比較にならないぐらいに多くなりますから、バッテリーには相応の負担を強いられることになるだろう、ってことは容易に分かります。
しかしそれ以外の要素もあったんですよ、アイドリングストップ車用のバッテリーって。
そもそもアイドリングストップさせるのは、停車時のムダなアイドリングを止めることで燃費を向上させることが目的ですよね。
実はアイドリングストップ車って、それだけではなくて燃費を向上させるためにできるだけ発電機(オルタネーター)を稼働させないような制御を入れていることが多いんだそうです。
普通のクルマなら、たいていはオルタネーターは常にエンジンに接続されていて発電を続けているのだけれど、アイドリングストップ車に代表される低燃費車っていうのはオルタネータをできるだけ稼働させないようにして燃費を稼ぐ、という制御を入れてるんだそうです。
たしかにアイドリングストップ車ってBMWでもそうですし、国産車でも「Sエネチャージ」なんていう名前もあるようにブレーキをかけたときの回生エネルギーをバッテリーに戻してやる、といった制御をごく普通にしてますよね。あれもオルタネータを使う代わりにブレーキの回生エネルギーを電力としてバッテリーに戻すことで燃費を稼ぐ仕組みなんですね。
そんなこともあってアイドリングストップ車用のバッテリーというのは、限られたオルタネータの稼働時に効率よく充電できるように高効率タイプのものが使われている(=高価)ということなんだそうです。
ちなみに普通のクルマに使われている安価なタイプのバッテリーをアイドリングストップ車に取り付けると、早ければ半年ぐらいでバッテリーがカラになって死んでしまうこともあるそうです(^_^;)
なるほどねぇ アイドリングストップ車のバッテリーってそんなにも
ええもん使わないといけないものだったんですね・・。
そこでふと思ったんですけども・・・通販で安く買ったら1500ccクラスのクルマのバッテリーなんて1万円もしないのに、アイドリングストップ車用のバッテリーだと安くても2万円クラス、今回のようにディーラーで交換すると4万円オーバー・・。その差額って停車するたびにちまちまとエンジンを止めて節約できるガソリン代で果たして回収できるんだろうか??(汗)
これってかなり微妙な気がしてきますね(苦笑)
しかしねぇ・・ワタシが大学生の時代に乗っていたプジョー205GTIがすぐにバッテリーが上がるっていう持病を持ってたんですが、デンマーク製の妙なカタチをした専用の純正バッテリーをディーラーで交換しても25,000円でした。。当時は「なんでバッテリー交換だけで25,000円もかかるんや!」と衝撃をうけたものでしたが、まさか1500ccのファミリーカーのバッテリーがそれよりも遥かに高額だなんて思いもよりませんでしたよ・・。
とはいえ、これでしばらくはバッテリー交換の必要はないでしょう。。次にバッテリー交換の必要が出てくる頃までポルテさんが我が家にいる確率はおそらく低いと思うので、まあいいか、っていうあきらめの境地ではありますが。。。
でもアイドリングストップで回収できるガソリンの節約代金とバッテリーの交換費用の比較っていうのは、ちょっと今回はお勉強させてもらったな、という感じですね(苦笑)
ホント、これってどうなんでしょうね??