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「ビックリドッキリメカ」シリーズも，久々の更新です。

このシリーズは，我が家にやってきたクルマを紹介しています。

今回は，通称「ゼロクラウン」の１８系です。

我が家にはこれの前のクラウン，１７系ロイヤルサルーンが複数台ありますが，
これがなかなか個人的にいいなあと思う出来で，一目置いていました。
手抜きを一切感じない仕上がり，滑らかな加速，クイックではなくとも違和感を感じさせないハンドリングなど，いずれホンダ車以外を選ぶときが来るようならこれは有りだと思っているほどです。

クラウンといっても，ロイヤル系とアスリート系では大きく異なります。
なぜか我が家に来たのはアスリート。
この代はアスリートもターボではなく，NAのみのようです。


外観は，好みです。
「サッシレスならではの４ドアハードトップ」ではなく，４ドアセダンとなっている(このあたりの差にこだわる自分)わけですが，この流れるような角度のリヤウインドウ・ピラー周りは実に見事だと感心します。

ホイルは１８インチを履いているようですが，これは純正っぽい。
車高も結構低いですが，サスは固さが室内から電子制御で調整できる純正品らしいです。

こういった内装というか継ぎ目の部分にも，かなりの質感が再現されています。

アスリートらしい，ダーク系の配色でまとめられた室内。


でもこのエンジンカバーはちょっと。遮音性能を高めているのはわかりますが，なぜかここの質感はコストダウンの対象とでもいうような残念な仕上がり。


この車体は，エアコンが効かないという理由で安く出ていたようです。
早速，先日インスパイアのエアコン修理と同時に同じお店に持ち込んだところ，２つあるラジエータファンが２つとも回っていないということがわかりました。これは危ない。



というわけでファンを外してみたら，モータが二つとも見事に回らず。
よくある経年劣化で軸受け摩耗でロックしたのとは違うようです。手で回るのに電通しません。
とにかくヤフオクで部品を買ってファンモータを交換したところ，無事に解決したとのことです。

同乗させてもらったところ，肝心のサスが抜け気味で，リヤが落ち着かない様子。設定で固めにするとようやくお釣りが気にならなくなる様子でした。走行距離もかなりいっているようなので，無理もないと思います。

それにしても，エンジンは静かですし，滑らかに加速します。パワー不足な感じは全く感じません。これはさすが。

燃費は先代よりもかなり向上しているとのことですが，よくわかりません。先代もリッター１０ｋｍを軽く上回る性能だっただけに，ぜひ実測してみたいものです。ちなみに私のインスパイアは通常７ｋｍです。・・・といっても普段乗り回さないので，なんと給油は年に３～４回程度ですが！！！
っと蛇足でした。

というわけでゼロクラウンのインプレでした。
今となってはこういった大排気量セダンタイプはなかなか値が付かず，逆に言えば非常に買い得だと思います。
気が付けば，このゼロクラウンもデビューは２００３年，つまり１０年以上経つわけです。時の経つ速さを感じながら，この話を締めくくろうと思います。