今回、キューバ訪問にあたり、休息を兼ねて、キューバの首都ハバナから東へ140kmほど、クルマで約3時間弱の場所にあるキューバ有数のリゾート地「バラデロ」にある、メリア・ラス・アメリカスに2泊しました。
宿泊をしたのは、2017年3月4日から3月5日までの2泊3日です。
3日間の天候は、低気圧が近づいているとのことで、風が強く波も比較的高かったものの天気は曇り時々晴れという状態で、雨が降ってもにわか雨程度でしたので、服装も半袖のTシャツかポロシャツで問題ありませんでした。
バラデロは、白砂の海岸が20kmに渡って続くリゾートタウンで、60以上のリゾートやホテルを有し、年間100万人以上の観光客を集めるキューバ最大の観光地です。
バラデロを訪れる観光客の多くは、カナダ人、ヨーロッパ人、ラテンアメリカ人となっているそうです。
ハバナからバラデロに向かう途中に、キューバで一番長い橋「バクナヤグア橋」が望めるドライブインに立ち寄りました。
ここでは、トイレ休憩のほか、飲食ができる施設もありました。
バクナヤグア橋を望める展望台もありました。
展望台から望む、キューバで一番長い橋「バクナヤグア橋」
バグナヤグア橋を出発して1時間ほど走行すると、バラデロのリゾートタウンに到着しました。
バラデロは、アメリカ資本時代にアメリカの富豪らによって建てられた別荘が、リゾート地としてのこの地の始まりで、キューバ最大のカリブ海エリアでも屈指のリゾート地です。
現在は、スペインなどの西欧資本が進出し、社会主義国家であるキューバとは思えないほどの華やかな欧州スタイルのリゾートバカンスを楽しむことが出来ます。
今回、バラデロで宿泊したホテル「メリア ラス アメリカス」は、スペインのメリアホテルズ・インテーナショナルが運営し、バラデロゴルフクラブに隣接するビーチフロントに位置する5ツ星ホテルのアダルトオンリーのオールインクルーシブのホテルです。
このホテルは、バラデロで最高のロケーションで他の宿泊施設と比べても立地条件は抜群です。
バラデロ近辺のホテルは、オールインクルーシブのシステム形態のサービスが多く、宿泊客は一部の輸入酒を除いて、好きなときに好きなだけ楽しむことができる、酒好きには夢のようなシステムです♪
まず、ホテルにチェックインすると、宿泊者であることを識別するためのリストバンドを付けてくれます。私が訪問したときは、オレンジ色のリストバンドでしたが、様々な色のリストバンドを見かけたので、日によって色を変えているのかもしれません。
このリストバンドをホテル内の各飲食店等に提示することで、レストランやバーでのアルコールを含めて全ての飲食がフリーで利用でき、さらにはルームサービスまでも無料となる大変嬉しいシステムです。
また、オールインクルーシブ方式なので、セーリングやウインドサーフィン、カタマラン、シュノーケリング、ビーチバレー、アーチェリー、バドミントン、ビリヤード等々の多彩なアクティビティも全て無料となっております。
このホテルは、1994年に開業したそうです。4階建ての本館に250室、バンガロータイプが90室と、合計340の客室を有する、コロニアル調の美しい外観となってました。
開業して20年以上経過してますので、新築の綺麗さはありませんが、広いロビーや美しいビーチを含め、全体的に静かで落ち着いた雰囲気が漂っていました。
落ち着いた雰囲気のロビー
夜は、ロビー近くのバーでビールなどのアルコールをロビーに持ち込んで飲むことができました
ホテルのロビーは広々としていて、ロビーのすぐ近くの両隣にはバーが設置されており、バーで注文したアルコールをロビーでも飲めるようになってました。
一般的なホテルであれば、あまりない配置ですが、こういう部分も、アダルトオンリーのホテルならではだと思います。
画像の右上に見えるのは、数か所あるうちのひとつのバーカウターです。オールインクルーシブなので、アルコールが無料で提供されます。
ホテル内のバーでは、キューバの代表的なカクテルである、モヒートやラム酒も飲み放題です♪
バーでは、お酒をつまみに陽気なカリビアンミュージックに耳を傾けながら寛ぐのも良し、ビーチやプールでのんびりするのも良し。
せっかくキューバに来たからには、モヒートは外せません!
モヒートは、サトウキビの蒸留酒であるラムに、ミントの葉、ライム(レモン)・砂糖・ソーダ水を加え、マドラーで潰して作る、爽やかな味が人気の世界的にも有名なカクテルです。
宿泊代金に含まれているのを良いことに、あまりのおいしさに、何杯飲んだかわからないくらい、沢山飲みました(;^_^A
また、夜はバーでお酒を注文して、テラスで爽やかな海風を感じつつ波の音を聴きながら葉巻のけむりをくゆらせながら飲むカクテルはまた格別でした♪
葉巻を吸ったことで、25年前に禁煙したタバコを再び吸いたくなってしまうのではと危惧しておりましたが、葉巻は、けむりを肺には入れずに香りや煙を楽しむものということもあり、翌日になっても、普段どおり全くタバコを吸いたいとは思いませんでした。
ロビーの2階にはビジネスセンターがあり、ここでホテル内で利用できるWi-Fiカードを購入できます。
Wi-Fiは、残念ながら部屋では電波が届かないためか使用できず、ロビーでは使用することが出来ました。
下記画像のロビー中央のエントランスから外に出ると!
ホテル玄関からロビーを抜けると、目にも鮮やかなカリビアンブルーの海とビーチが広がってました。
カリブの真珠と呼ばれる手付かずのビーチリゾートをじっくり堪能できます。
ロビーから外に出た際の眺望。美しいカリビアンブルーの海を動画で撮影しました。
ロビーからビーチまでは、30メートルほどの至近距離です。
ビーチは、デッキチェアやパラソルも豊富に設置されていて、宿泊客が好きな場所にチェアを移動して日光浴を楽しんでました。
ビーチからホテルを撮影しました。ビーチからホテルまでが至近であることがお分かりいただけると思います。
ホテル内には、大人専用のプール4か所あります。
アダルトオンリーのため、プールバーでお酒を飲みながら、静かな大人のリゾートを満喫できます。
ホテルから徒歩5分程度歩くと、ショッピングセンターがあり、ここでバラマキ用のお土産やTシャツなども購入できました。
私は、ゲバラTシャツを2枚購入したら、少し安くしてくれました♪
そして、今回宿泊しました部屋のレポートです。
私が宿泊した部屋は、グランドスイートルームでした。
後から知ったのですが、ホテルのホームページには、新婚旅行に最適な部屋と紹介されてましたが、残念ながら、宿泊者は私一人のシングルユースです。
まず、部屋に入ってすぐに撮影しました。左側は洗面とトイレがあります。
部屋に入ると正面にリビングがありました。
宿泊した部屋は、メゾネットタイプになってました。
1階には、リビングのほかにカウンターや冷蔵庫、テレビやソファーが設置されてました。
客室は、ピンクやオレンジの壁がカリブらしい明るさとかわいらしさを演出していました。
1階のリビングの画像です。2人掛けのソファーと一人掛けのソファーの計2脚配置されてました。
リビングには、30インチ程度の液晶テレビが設置されてました。
リビングにあるガラス製のサイドテーブルには、フロントとつながっている電話機がありました。
リビングに隣接しているカウンターの近くには冷蔵庫が設置されてました。
1.5リットルサイズのミネラルウォーターが2本のほか、湯沸かしポットやティーカップ2脚とコーヒスティックも設置されてました。
冷蔵庫の中には、ビールなどのアルコールのほか、ジュースなどのソフトドリンクが入ってましたが、意外と種類が少ないかな?という印象を受けました。
オールインクルーシブのため、これらは追加料金の必要もなく飲むことが出来ますが、必要最低限のモノしかなく、これ以上飲みたい場合は、ロビー周辺のバーで直接オーダーしてくださいと言うことだと思います。
メゾネットタイプの部屋のため、リビングの真上の天井はとても高く、それに伴い窓の天地方向の高さは3メートル近くあるのでは?と思えるほどの高さがありました。
2階のベッドルームから1階のリビングを撮影しました。
宿泊した部屋の窓から見た外の景色です。
窓からは、隣接するバラデロ・ゴルフクラブのコースの一部も見られました。
窓の外には、チェアー2脚とテーブルが設置されてました。
1階には、リビングのほかに、部屋を入ってすぐ左側に洗面所とトイレがありました。
1階にあるトイレと洗面所です
メゾネットタイプの2階には、ベッドスペースのほかにトイレや浴室、洗面台などの水回りが設置されてました。
階段を昇っていくと、正面に鏡がありました。
正面の鏡をスライドすると、クローゼットになってました。
階段を昇りきったあとに、振り返ってリビング方向を撮影しました。
メゾネットの2階には、ベッドスペースがありました。
ベッドはキングサイズで、大人二人がラクに寝られるくらいの大きさでした。
ベッドサイドのテーブルには、液晶テレビのリコモンと電話機や照明のスイッチがありました。
2階のテレビは壁掛けタイプの液晶テレビが設置されてました。
2階にあるベッドルームの奥には、バスルームのほか洗面台やトイレが設置されてました。
2階の洗面台です。各種アメニティやガラスのコップが置かれてました。私の部屋には、歯ブラシと歯磨き粉の設置はありませでした。
洗面台の下には、フェイスタオルのほか、バスローブがありました。
洗面台に置かれた、各種アメニティの数々
2階の洗面所には、コスメミラーやヘアドライヤーなどもありました
2階のトイレも、綺麗でした。キューバは、トイレットペーパーが水に溶けないため、トイレットペーパーを水洗に流してしまうと、詰まってしまい汚水があふれ出てしまいます。
そのため、ふき取ったトイレットペーパーは、画像の真ん中にあるダストボックスに捨てるようになってます。
バスルームは、浴槽は十分な広さがあり、身長178センチの自分でも十分足を伸ばせるだけの広さがありました。
バスルームに設置されているシャワーです。水温調整、水圧ともに問題なく使用できました。
夕食は、初日は、ロビーの隣にあるLA TERRAZAでバイキングを楽しみました。
こちらのレストランは朝食会場のほか、昼食をはじめ夜も営業してます。
画像はありませんが、いろいろな種類の食べ物が一通り揃っていて、ビールやワインなどのアルコールに合う料理が揃っていて、お味のほうもまずまずでしたが、フルーツがどれも甘くなく、ハバナで宿泊したホテル(一応五つ星)も同じような状況でしたので、キューバのフルーツはこんなものなのでしょうか。
二日目の夕食は、ホテル内にある和食(鉄板焼)の店「Sakura」に行きました。基本飲食は全てフリーですが、このお店は事前予約が必要で、スマートドレスコードが設定されていたため、Tシャツ&サンダルはNGとなってました。
鉄板焼きのため、目の前で調理してくれます。
調理中に炎を使ったパフォーマンスもありました。
料理の内容は、天ぷら?のようなものと、寿司(海苔巻き)、野菜炒め、肉、焼き飯、デザートという構成でしたが、お味のほうは、日本の味と比較してはいけません。
ここはキューバであることを考えると、まぁ、こんなものでしょうか。
また、2日目は、少し足を伸ばして、小型クルーザーに乗船して、バラデロから船で約1時間の場所にある、カヨブランコ島に渡りました。
島では、飲食施設をはじめ、数々のアクティビティが楽しめるようになってました。
クルーザーから撮影した動画です当日は、風が強く波の高かったですが、下記の動画のように湾に入ると穏やかになりました。
今回、宿泊したメリア・ラス・アメリカスは、アダルトオンリーのオールインクルーシブシステムのホテルということもあり、大人が醸し出す静寂かつ優雅で上質な雰囲気は、独特な空間と雰囲気があり、特別な時間を過ごすことが出来ました。
また、オールインクルーシブシステムは、ルームサービスをはじめホテル内での飲食がすべて宿泊料金に含まれていることもあり、その気になれば、朝から晩まで一日中、プールサイドやビーチサイド、さらにはロビーに至るまで、飲みたいお酒が飲み放題であるため、酒飲みには夢のような場所でした。
また、ホテルの目の前は鮮やかなカリビアンブルーの海が広がり、ロビーからビーチまでも30秒程度の至近距離にあるなど、極楽のリゾートを満喫するには最高のロケーションとサービスが受けられるホテルだと思います。