まだ晩秋だった先月末、週末と勤労感謝の日の合間を縫って単騎九州を訪ねて参りました。
以前から最南端の開聞岳をこの目で観ておきたいのと、出雲と並ぶ神話の国高千穂を訪れたかったのです。
大阪南港から志布志港までワタシと愛車を運んでくれるのは「さんふらわあ」号です。
関西に縁のないくせに、大阪の海はかなしい色やねん~♪と口ずさんでいるうちに街の灯りを後に離岸です。
本格的なカーフェリーに乗船するのは初めてです。どこか昭和の場末の商店街風の船内…
でも、お風呂も入れるし、個室なのですこぶる快適です。
当夜は低気圧通過で波高3mとのこと。外洋なので心配して酔い止めまで飲みましたが杞憂でした。
楽しみにしていた漆黒の海原から満点の星空を見上げることは叶わずちょっと残念。
目が覚めると大隅半島がお出迎えです。
今回は、桜島から指宿スカイラインで開聞岳→霧島スカイライン→宮崎・高千穂→阿蘇・湯布院と、今まで行ったことのない九州の南半分に足跡を残す急ぎ足の旅のダイジェストです。では出発ー!(^^)!
まず立ち寄りましたのが鹿屋航空基地史料館
太平洋戦争の歴史が詰まっています。
二式大艇
新明和のUS-2型救難飛行艇のベースですね。
島国日本は飛行艇がもう少し注目されてもいいと思うんですが。
海軍カレー
展示館で、終戦近く桜島から開聞岳に別れを告げて南の空に散っていった、わずか22歳の若者たちの遺書や手記を目の当りにして、重~い気持ちでいただきました(''◇'')ゞ
初日(だけ)は絶好の天気。桜島の雄姿を眺め
再び船上の人となって鹿児島へ
鹿児島市内が大渋滞で予定が大幅に遅れてしまいました。
この後、有名な知覧特攻平和会館にも寄りましたが、相当ディープでちょっと近寄り難い雰囲気だったかな。
夕陽に輝く開聞岳にはタッチの差で間に合いませんでしたが、やっとその姿を見ることができました。
単純なもんで、何とか富士とか呼ばれるぽっこりした山が好きです。
翌朝、指宿の町の北にある魚見岳展望台にあがりました。
東に桜島、錦江湾南に開聞岳へ連なる山々が観ることができます。今まで訪れた展望台の中でも屈指の眺め、だと思います。
昨日に引き続きもう一度開聞岳へ向かい、池田湖。
その後、再度指宿スカイラインから南九州道を経て霧島へ向かいましたが、どうにもパッとしない天気で残念。
途中、韓国岳の噴火の影響でしょうか「火山ガスに毒性があるので歩くな」みたいな恐ろしい標識のある峠を越え
宮崎に。
質素な駅。地方都市が新幹線を望むのも分かる気がします。
翌朝は天気が回復し、一気に高千穂に向かいます。
一帯が深い渓谷で連なっています。
高千穂神社を始め、小さな街に点在する神話の元となる祠を全部回ることができました。
TVや雑誌でよく見る高千穂峡もこの日はライトアップ。
宿のご主人に聞いたのですが、この高千穂峡のボート。
スゴイ人気だそうで、GWやお盆などのトップシーズンだと、朝7時過ぎには当日分の全ボート(時刻指定)券が売り切れてしまうんだそうです。ひええ( *´艸`)
人気がないと商売にならないけど、厳かな神話の古里が過度に観光地化することも辛い、と仰っていました。
最終日は高千穂から阿蘇を抜ける予定でしたが、が…
残念…
残念至極…
というか、阿蘇・湯布院めぐりだけでゆうに2日は欲しいところ。
今回は「下見」ということで、次回のお楽しみということになってしまいました。
帰路は別府港から瀬戸内海経由で大阪に戻りました。
今回利用したさんふらわあマイカー舟遊プラン。
寝ている間に海を渡してくれるので2回の宿泊代と高速、ガソリン代金を計算すると、陸路を行くより楽で少々お得になります。
とくにスイフトの場合全長4m未満ということで、6千円の割引もあるのでラッキー~♪
とても魅力溢れる九州。
昨年の長崎行と合わせて、今回で九州7県すべてに足跡を残すことができました。
いつかはゆっくり電車旅をしたいのですが、ハンドルを握れるうちはマイカーを持ち込んでゆったりと峠道を楽しみたいと思っています。
それでは寒き折、皆様ごきげんよう。バイバイ。
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白地図塗りつぶし 九州編 | 日記
Posted at
2017/12/16 23:14:17