紅の流れ星のブログ一覧

勉強。



>作っている物が違う会社は面白い。





TOP画像は自分が私が日々の中で観察して撮影している画像。

炭素量がやや多いですねぇ。

S50C程度かなぁ。

さて、普段、自分が関わっているのは材料であるが、

S35Cとかの機械構造用炭素鋼にSCM435とかの機械構造用合金鋼。

SK5等の炭素工具鋼にSUJ2の軸受鋼鋼材である。

まぁ、そんな色々な材料の中にもパテンティング材とか非調質鋼があるのだが、

その違いをあまり気にしたことがなかったと云うか調べた事がなかった。

同じ様な物だと思っていたのだ、どうやら違うみたいだ。

非調質鋼は添加物としてパナジウムなどの合金元素を添加する事により、

塑性加工時の熱を利用して熱を加えて冷却をする事により強度を得る事ができる材質。

パテンティング材はA3変態線以上に加熱してA1変態線以下で恒温変態させた材料。

そうすると、微細なパーライトに変態する。

更にその材料を伸線すると繊維状の組織となり、加工硬化をするが靱性に優れた材料となる。

そうした材料で製造されたばねは十分な硬度が得る事をできているので、

加工後の調質は不要であり、

加工応力を除去する意味で低温で焼きなましを行うのみで良いと云う訳である。

この部分が調質鋼とパテンティング材を混同していた様である。

仕事は金属材料を生業としているが、

当然、炭素鋼の普通の材料が殆どなので金属材料としては世界が狭い訳である。

加工方法も非常に限られた方法での材料しか知らない。

材質としてもステンレス、アルミ、銅、真鍮等はそんなに詳しくない。

本日は普段では関わる事ができない事を知る事ができて充実した一日であったのだろう。



そんなこんなの出張先は兵庫県。

名神が集中工事であり、京滋バイパスとかで回避はしましたが、

少しは渋滞に巻き込まれて出張先までは4時間。

帰り道は渋滞を回避する為に西名阪で帰社。

兵庫県から西名阪だと距離を走る分、

集中工事の渋滞に巻き込まれた場合と時間的にはそんな変わらない気がしますが、

まぁ、渋滞で車が完全停止して動かない状況よりも、

距離が長くなっても車が動いていた方が気持ちが良いですからね。

決して、西名阪のハイドラチェックポイントを確保したかった訳ではありませんよ(笑)。

しかし、インターチェンジ上級のバッチは無事に取得いたしました。