車検準備その②　エアバッグ警告灯　　スパイラルケーブルの修理　クロックスプリング

走行中にＳＲＳ警告灯が点いたり、まれに消えたり…カーブで横Gかけると消えることが多かったので、どこかのセンサーの配線かなぁ？　と思いつつ既に1年近く放置。この前の規則改正から警告灯の点灯状態では車検アウト～。いろいろ調べるとスパイラルケーブル？なるものが怪しい…感じ？気のせい？まあ、ハンドル外すだけだろうから　ってな軽い気持ちで開始！

工具はプラスドライバー、トルクスレンチの30番、17ミリのボックスとスピンナーハンドル。ハンドル外す注意点はステアリングの位置をずらさないように印付けるのと…　ホーンパッドの配線切らないようにするのと…

勢いよくハンドルがスッポ抜けてこないようにナット外さずに残しておくこと！目から火花出るよ…マジで…　この状態で親のカタキほどチカラ入れて左右左右と連続して引いていれば外れます。

さてスパイラルケーブルは車体側配線2本とプラスネジ2本外せばフリーになります。ツメのロック外して引き抜けます。うん？クロックスプリングって書いてある（笑）

本体に修理できません　という出費を強要する脅迫めいたお触れが…　　なので細心の注意で大胆に分解します。真ん中のステアリングボスにあたるパーツのツメ3箇所を同時に押し上げてロックを外せば分解できます。

あれれ？もしかしてこれ？？ハンドル中央に据えた時にちょうどこすれる部分かも…。薄いフィルムコードにキズらしき銅線むき出しのところが…　テスターで導通見ると…　はい。断線確定！原因わかればこっちのもの。とは言え換えのケーブルなんてないよ。

一か八か、ハンダで修理！　断線のところに盛るだけの作業　だけど、薄いフィルムなので、熱の加え過ぎは禁物。また、ハンドルの回転に連れて動くので、こすれてキズつかないようにできるだけ平坦にします。黄色丸のところですが、ハンダ盛ったところを軽く叩いて平らにしました。赤丸のところをよく見ると、ケーブルは5本の配線のうち3本しか使っていませんので、断線したところを使ってない配線につなげて、ハンドル側端子も同じ配線同士つなげれば良さそうですね。

組み付け時には、ウインカーが自動でリセットされる仕組みに注意してください。はい、修理完了～。あっ、応急修理ね。でもこれで2万円弱の出費を抑えたと思えば我ながらよくやった！
【顛末】
ハンダでの処置は結局、同じところが剥離断線してしまいます。ハンダだけでなく、銅線もいっしょに埋め込みしてみたいと思います。