• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

銀匙のブログ一覧

2008年03月29日 イイね!

タムロンのMFズーム。

タムロンのMFズーム。







上の写真は金曜日に新宿で買った、もう1つのレンズです。
タムロンのアダプトール世代、70-210mmF3.5通しのSPズームレンズです。
型名は19AH

ニコン用のアダプトール付きで、6800円。
フードは残念ながら付属しておらず、鏡胴には結構傷もありましたが、レンズと絞りの状態には全く問題がありませんでした。

店でこのレンズをしばらく見ているうちに、面白いレンズである事に気づきました。

1つ目は私が買おうと考えていた同じタムロンのアダプトール世代レンズである200mmF3.5単焦点、型名04Bに比べて、最短合焦距離が短いのです。

04Bは最短1.7m、19AHは全域0.85m。
焦点距離の10倍より最短合焦距離が短いと撮影する時の自由度が多く、楽しいのです。
例えば50mmなら10倍、つまり50cmより近ければ楽しいのです。
70mm側で85cmは焦点距離より遠いですが、210mm側で85cmは焦点距離の10倍を遥かに下回ります。
04Bも200mmに対して170cmですから下回ってはいますが、170cmよりは85cmの方が自由度が高い。
簡単に言うと、200mmF3.5マクロという使い方が出来るのです。

もう1つはもうすぐ発売になる、タムロンのSPAF70-200mmF2.8Di、型名A001とスペックが酷似しているということです。

A001に関してはPIE2008で写真家の魚住誠一さんが、「ポートレート撮影に向いた良いレンズだよ」と仰っていました。
確かに70mmから200mmまでは、ポートレートでよく使われる領域です。
A001はF2.8通しですから、そりゃそうだろうなと思って聞いていたのを思い出したというわけです。

そのA001も19AHも、タムロンが渾身の設計をした際に付ける称号である、SP(SuperPerfomance)を冠されています。
ちなみに90mmF2.5(52系)またはF2.8(72系)もSPレンズです。

そして、A001はAFでF2.8通しで最短合焦距離0.95m、自重1150g(三脚座除く)ですが、19AHはMFでF3.5通しで最短合焦距離0.85mで915g。
絞りでは半段劣ります(F2.8の1段後はF4です)が最短合焦距離は勝っていますし、少しだけ軽い。
そしてなにより、アダプトールレンズなのでM42マウントで使えます。

70mm側でポートレートを撮るとF3.5ゆえ、ちょっと背景処理に難儀するでしょうからポートレーターにはならないでしょうが、19AHがなかなか面白そうだと思ったのは、そんな背景があったからなのです。


しかし、19AHを持ってみると、2つの気になる点がありました。
まず自重が重かった(約1kg)事、もう1つはワンハンドズームという事です。

ワンハンドズームとは、1つのリングで回転方向にピント合わせ機能、前後方向へのスライドにズーム機能を割り当てた方式です。

普通はMFズーム=ピントとズームが独立したリングになっていますが、これは1つにする事でリングを持ち替える必要が無く、操作を機敏に行えるだろうという事で考え出されました。
しかし、逆にズームの時に僅かでも回転方向に手を動かすとピントがずれますし、ピント合わせの時にちょっとでも前後方向に動かすと焦点距離が変わってしまうというシビアさを持ちます。
つまり重く大きいレンズながら、回転・前後操作を正確にやらないと失敗写真の山になってしまうという事。

ただ、今私が使っている*istDS2はデジタルカメラ。
撮影具合のチェックがその場で行えますので、まずいと思ったら撮り直せば良いだけとも言えます。

後は1kgかつ16cmに達する筐体、半段の暗さ、それと20年以上という設計年代の差(19AHは1984年~1999年まで発売)を良しとするかどうかですが、A001と19AHの価格差を考えれば仕方ない所です。

というわけで、19AHを買い求めたのでした。

また、同じ新宿の別の店で、ジャンクコーナーでPENTAX-Kマウント用アダプトールがついたレンズが3000円で売られていました。

そのレンズは80-210mmのF3.8通し、型名03Aです。

19AHとモロにカブるのですが、PENTAX-Kマウント用のアダプトールが希少品ですし、単体で3000円は取られますので、レンズはアダプトールのおまけと考えて一緒に引き取りました。
よって、現在我が家には、ニコン用、PENTAX-Kマウント用、M42用という3つのアダプトールを迎える事となりました。

いや、ニコンボディまで揃える予定は無いですよ(汗)


さて、19AHと03Aを並べてみました。
上が80-210、下が70-210mmです。


やはり19AHの方がふた回りは大きく、重いです。
とはいえ、以前持っていた500mmF6.3単焦点(自重2kg)に比べれば軽いですけど・・・

というわけで、自重1kgの19AHを持って試し撮りに行ってきました。
行ったのは、千葉県にあるマザー牧場。
山の頂上付近の斜面に立つ、広大な敷地の牧場です。
こちらの花回廊を巡ってきました。

※上の写真はLUMIX-FX35で撮ってます。

ここから19AHの写真です。
まずは一面に咲く花。
19AHはコントラストを薄めに撮るので、後でレタッチがしやすかったです。


菜の花が斜面に植えてあるので、場所によっては壁のように見えます。
中央にある桜の木も咲いていればもっと綺麗だったのでしょうが、山の上ゆえにまだまだ満開になるには時間がかかりそうです。

ボケの表現も荒さは少ないです。

こんな風景も見る事が出来ます。
100mm前後ですので、遠近の圧縮感も少なく、見たままの構図です。


少し遠くで、蝶が舞っている様子。
こういう時にズームは便利ですね。200mm側で撮影。
自由度が損なわれないならば、ズームも良いなと思いました。

望遠側にズームするより絞り込む方が重さとあいまって、手ぶれの確率が上がってきます。
この辺はJupiter37AM等の単焦点望遠レンズの方がはるかに軽いので、絞り制約の限界は余裕があるように感じます。
例えば19AHでの限界がF8なら、Jupiter37AMや52BB達ならF11やF16まで踏み込んでも保持出来るという事。
これも自由度の1つですが、体力付けなさいと言う事ですかね(汗)


牧場なので、当然羊も居ました。
この羊はとても人懐っこかったです。

このショットを撮った後てくてくと私の所へ寄って来て、顔をぺろりと舐められました。美味しそうに見えたんでしょうかね(笑)

こちらは日向ぼっこからお目覚め直後のご様子でした。
背景を飛ばす為に絞りは開放しましたが、毛並みも割と再現できてますね。


焦点距離は150mm前後。F8位まで絞ってます。


こちらは70mm側、ほぼ開放だったと思います。


思ったほどワンハンドズームは苦労を伴いませんでしたが、左手の手のひら全体でレンズの重みを支えつつ、指と手首で操作する感じは単焦点とは違いますね。
1kgは重かったですが、LUMIXとこのレンズだけという組み合わせなら許容範囲と言えます。


ちなみに花回廊をLUMIX-FX35で撮った物も2つほど。




FX35はちゃんと広角側の役割を果たしてくれています。

ちなみに、冒頭の写真もFX35のマクロ機能を使って撮ったものです。

もう少し使わないと評価出来ませんが、19AHは使えそうです。
折を見て03Aも試してみようと思います。
Posted at 2008/03/30 00:19:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | M42以外のレンズ | 日記
2008年03月29日 イイね!

ロシアレンズ、もう1つの名玉。

M42が気になっている方、おはようございます。
銀匙です。

先週は本当に忙しくて、皆さんのブログさえ満足に見られませんでした。
そんな状況だったので、金曜の夜に気晴らしに新宿へ寄ってしまいました。
もうレンズ買うのは控えようと思ってたんですけどね・・

で、あるお店の奥にぽつねんと置いてあり、あっさり買ってしまったのが

Jupiter37AM 135mmF3.5 
F・Rキャップ付 6300円。

でございます。

37AMもJupiter9 85mmF2と同じでロシアがカールツァイスのゾナーレンズ設計を流用した品と言われています。
絞りが枚数12枚で真円絞りと85mmF2とよく似てます。
また、06年製の為、85mmF2よりはマルチコーティングが進化しているようです。

大きさは直径5.5cm、長さ10cmのすっきりした円筒型。
M絞り専用レンズなので、連動ピンもない、プレーンなM42マウントです。
実はこのレンズは、本来は望遠鏡用のTマウントで、レンズ鏡胴後端がTマウントからM42に変換するアダプタになっています。
このアダプタを使えば望遠鏡がM42で使えるのかな?
これに関してはちょっと真偽の程は解りません。


まだ部屋の中でしか試写していませんが、真円絞りゆえに安心して絞り込めます。
この日、タムロンの200mmF3.5(MF)も見つけたのですが、F4での絞りがガタガタだったので買いませんでした。
軽く絞って1枚、という状況は多いですから、失敗要素は出来るだけ外したいのです。

これでうちにロシアレンズの名品が揃いました。
ミール1B後期型、Jupiter9-85mmF2、そしてJupiter37AM-135mmF3.5です。



M42で真円絞りにこだわる方であれば、この3玉がお勧めですかね。
いずれも性能の割にコンパクトで、クセの少ない玉です。
小さな肩掛けのカメラバッグに余裕を持って入れられますし、いずれもマウントがシンプルなので、PENTAX-SPといった国産のM42銀塩マウントカメラでも問題無く使えます。

なお、この揃い踏み写真を撮ったレンズも昨夜買ったものなのですが、こちらはM42ではないので、今度改めてご紹介します。
Posted at 2008/03/29 09:51:35 | コメント(0) | M42 | 日記
2008年03月23日 イイね!

PIE2008に行って来ました

眠い目をこすりながらこんばんは。
銀匙です。

今日(もう昨日ですね・・)はPIE2008(PhotoImagingExpo2008)に参加してきました。
実は金曜日も少し行ったのですが、もうちょっと見たいという事もあり、最終日の今日も半日ほどお邪魔してきたのです。

昨日は東棟の地下駐車場に入れられたので今日も楽々かなと思いきや・・

午前8時30分で既に満車

・・・・・。
開場は10時なんですけどね。

仕方ないので北の臨時駐車場に向かったのですが、8時40分時点で・・



この有様です。
ま、まぁ、他の展示会もやってますし・・
駅の方からも押し寄せる大群が見えるけど・・
バスからぞろぞろ降りてくるのも見えますけど・・

開場15分前について、最も空いた入り口に並びましたがこの状態。


先が思いやられます。はい。
で、開場。
私は昨日受付を済ませているので今日は並ぶだけです。
(PIEは一回受け付けを済ませれば期間中何回でも再入場可)
でも、最初にこの重い本達を頂くのはしんどいですね。

他に渡すタイミングが無いと言えば無いのですが。



さて、ここからは昨日と今日の両方の話をまとめてお伝えします。

まずはSONYさんにαの噂の真相を確かめに行きました。
噂=35mmフルサイズのデジタル一眼をαとして売り出す事。
実際、SONYブースではほぼ最終というモックアップがガラスケースに入ってました。
大きさ、操作系はα700を踏襲している感じがしました。
「予想価格帯は?」と聞いてみたのですが「これから検討に入るんで・・」との事。
あんまり高くない事を願いつつ、楽しみに待つ事にします。
他にも新レンズも幾つか発売するとか。

ただ・・どれも高そう(><)


次に確認したのはSIGMAさんのブース。

今回のPIEにて、50mmF1.4を新規発表したのです。
50mmF1.4というのは、それこそ全メーカーが普通に揃えているレンズであり、M42だと一番お手頃な明るいレンズとして巷にゴロゴロ溢れてます。
何故今頃?というのを聞きたかったんです。
SIGMAの技術者さんいわく、
・古くからあるゆえに、デジタル受像部を意識して設計した標準レンズは意外と無い。だからウチがやる。
・APSCデジタル一眼では銀塩でいう中望遠=ポートレートレンズとして使われる事になる。だから85mm級のポートレートレンズを意識して作った。
とのこと。
標準と中望遠の単焦点をお持ちの方なら、50mmと85mmの描く絵が全然違う事はお分かりかと思います。
なので、画角だけ見てそんな事言ってないよねと、ボケ表現、絞り枚数、レンズ設計方針などを延々と聞いてきたのですが、マニアックすぎるので割愛します。
ただ、SIGMAさんは大真面目に中望遠に対抗しようと考えてるようなので、ちと見てみようかなと思いなおしたのは確かです。
SIGMAさんはいつも面白い事考えるなあ・・


SIGMAさんに行ったのですからタムロンさんにも、という事でTAMRONブースへ。
タムロンさんでのニュースと言えば、やはり10-20mmのズームレンズを近々発売するよ、という事でしょう。
SIGMAさんの単焦点を除けば、今まで最も広い広角ズームレンズは12-24くらいだったと思いますが(違ったかな?)、さらに2mmずつシフトした広角ズームが出るそうです。ただしAPSC専用。
これをつければ銀塩換算15-30mmですから、APSCといえど、広角域も不自由はしなくなりそう。ただ、画角と特性の違いは変わらないのは要注意。
タムロンさんでは自社製品限定でレンズの無料クリーニングを実施されていたので、私も52BBを磨いて頂きました。
磨き終わった後、メーカーの方が懐かしそうに眺めながら、「良い状態ですね。とても大事に扱ってもらって、こちらも嬉しいですねえ」とにこやかに仰ったのが印象的でした。
52BBは名玉ですが、時代を経た結果、既に絶滅危惧種。
これからも大事にさせて頂きます☆


また、CASIO計算機のブースでは、超高速シャッターを装備した上級コンパクトカメラである、EX-F1の試写をしてきました。

上の写真は試作品だそうですが(発売間近なんだけど大丈夫なのかな・・)、水が落ちた時の水滴が跳ね上がる様とか、キャッチャーがボールを取る瞬間などが簡単な操作で撮れるのには驚きました。
これはビデオなのか?カメラなのか?
ただ、ちょっと画像サイズが小さめなのが気になります。
ブログでUPするには問題無いサイズですけどね。


トリとしては、やはりPENTAXのK20D。
デジタル非対応のレンズも考慮した受光部など、話題は結構聞きますからね。
最新のレンズとの組み合わせで試写させて頂きましたが、ダイナミックレンジの拡大は効果アリのようです。
モデルの方を写したら、普通にシャッターを切っただけで、SILKYPIXで延々と処理した結果と似たような絵が出てきましたからね。
技術の進歩って凄いな・・
で、更にPENTAXの方とマニアックな話題で盛り上がりました。
最初は確かK20DのM42対応可否の話から始まったのに、いつの間にかお互いの保有するM42レンズの話とか、今まで作った中で気合入ってたレンズは何だったのかとか、デジタル版として復刻するならLXかSPかとか、現時点でポートレートレンズは何を使うべきかとか、全然違う方向に走ってしまいました。
ただ、やっぱりPENTAXさんもAPSC一眼では画角とレンズ特性のズレが起こる部分は気にかけているようですので、不確実情報ですが、APSC受光部専用のD系レンズよりは、FA等のデジタル対応レンズや銀塩レンズを集めた方が良いかもしれない、というニュアンスを感じました。
住み分けをするのかもしれませんけどね。


そうそう、画像処理といえば、ニコンさんが売り出した最新版のキャプチャーNXはなかなか便利な補正機能がありました。
こんな感じで解説されていましたので、

通りすがりにしばらく見て「ほほぅ」とうなってしまいました。
SILKYPIXやLightRoomでも出来ますが、その手間がぐぐっと減ったというのが正しいですかね。

クラビクラさん、30日間の試供品もあるようですよ~(笑)


はい。

さてさて、PIE2008は、昨年より会場が広くなりました。
昨日はどんなレンズが良いか解らなかったので
・KonicaMinolta αSweetDigital
・PENTAX *istDS2
・Panasonic Lumix FX35
・MINOLTA α24-85mm(new)
・MINOLTA α85mmF1.4(Type I)
・MINOLTA 100-300mm(APO)
・Jupiter9-85mmF2(MultiCoated)

これらをアルミトランクに詰め、何回か会場と駐車場を往復して取り替えては持って行ったんですが、結局望遠や広角は使わなかったのです。

ゆえに、本日のラインナップは
・PENTAX *istDS2
・Panasonic Lumix FX35
・TAMRON 90mmF2.5マクロ(52BB)
・PENTAX SuperMulticoatedTakumar 85mmF1.8
・PENTAX SuperTakumar 50mmF1.4(8枚玉)
・予備電池1セット、予備SDカード
これをF64のカメラバッグに入れていきました。

ちなみに使わなかった理由としては望遠域はそもそも被写体が近過ぎて使えず、遠くから撮るには群集だらけで無意味。
広角域は遊んじゃうんですが、LUMIX-FX35でも画質は十分だし、自由度や利便性では勝るという事。
ちなみに24-85の24側で撮った1枚。

こういう遊びが出来るのが、広角の面白いところですよね。


さて、そんだけ持って行ったので、写真も結構撮りました。
撮影枚数としては2日間で300枚くらいでしょうか。
でも、私は同じ方でも角度や距離を変え、時にはレンズまで交換して撮るものですから同じようなのが並ぶわけで、結局残したのは30枚弱でした。
普通はメーカーとか、ブース別に並べると思いますが、今回は

撮影に使ったレンズ別に

並べたいと思います(笑)


まずはJupiter9=M42の中望遠名レンズの1つです。
F2開放とやや暗い事、ロシアンレンズはヘリコイドが硬いのでピントズレを誘発する事等が足かせになり、今回のように細かくピントが変わるシチュエーションではやや歩留まりが悪かったです。
ピンズレしてなければ残したかったショットもあったのですけどね(T△T)

F3~F4付近で取るとこんな感じです。
F4付近から先鋭化するのがこのレンズ。
若干前後ピンズレしてるのはゴメンナサイ。








で、開放するとこんな感じ。




難点はありますが、1万円もしないのにこの程度の写りをする、カールツァイス設計のレンズというだけで価値があるかと思います。


お次はタムロンの90mmF2.5ハーフマクロ、52BB。
開放Fは2.5ですが、ヘリコイドが軽めでサクサクピントが合わせられます。
歩留まりはsmc85mmF1.8と似たようなものでした。
絞りはほぼF2.5の開放か、F4で撮っています。
私はフラッシュ使わない上に手持ち撮影なので、ISO800にしてもそれ以上絞るとブレちゃうのです・・









とはいえ、描写はほとんど甘くないと思います。
甘いショットは私の腕不足です。
52BBは撮っていて楽しいレンズです。
MFゆえ、構える前におおよその距離を合わせておけばさくっと撮れます。


お次はPENTAX smc85mmF1.8。
SMCの限界テストをしたわけではないんですが、こういうシチュエーションではSMCの威力が発揮されます。





どちらも普通に写っていますが、上の写真は物凄く白いものが多く、そこらじゅうで乱反射している状況。
下の写真は真夜中の暗さと真昼の明るさが一人の肌の上で同居している状況。
SILKYPIXで多少操作してますが、Jupiter9なら白トビかハレーションしまくりでボツでしょう。

では、普通の状況ならどうかといいますと・・





ご覧の通り、綺麗なものです。
じゃあオールラウンドOKのポートレートレンズか?と言われると、NGです。
なぜなら絞りが多角形になるので、点光源を背後に持ってきた場合は、絞りを開放にしないとウザいのです。
まあ、ポートレートですからお顔にピントがあっていたら背景はド開放で良いじゃんという話も無くは無いのですが・・・



さて。
LumixFX35。
たかがコンパクトだろ?なーんて言ってると痛い目見ますよ。
この絵を一眼で撮ろうとしたら腰の骨が折れるか、群集に踏み潰されます。





シチュエーションから考えればコントラストのキツイ、ハードな写真にするべきかもしれません。
でも、このモデルさん、かなり優しい方のように思いました。
なぜなら外人さんのプロカメラマンが撮影するのを公開していて、我々素人が一眼、コンパクト、ケータイなど、様々なカメラで取り囲んで好き勝手に撮影している状況なのです。
別に素人に目線を向ける必要は無いのに、この方、なるべく目線を多くの人にあげようと、しょっちゅう色々な方を見てポーズを変えてらっしゃいました。
なので、その優しさを表現したくて、あえて弱コントラストの仕上げにしてます。
いずれにせよ、超広角25mmに液晶ファインダー、そして片手でズームとシャッター操作が出来るからこそ撮れる絵もあります。
そして最新のライカレンズはなかなかに鋭い描写をします。
ただし、iAお任せではなく、シッカリ固定して適切な設定をすることが必要。
暗いからといってISOMAX1600とかにしてるとノイズの嵐です。
上の2枚の写真はISOMAX800、露出+0.3などの調整を行い、液晶は見ずにヤマカンで撮影しています。
ただし、先に申しましたとおり、いつどんな角度からフラッシュが焚かれるか解らないので、AFもAEも迷いまくりました。
ですので、下手な鉄砲なんとやらで、この2枚の為に30枚近く撮っています。
うち、カメラのせいでダメになった写真は4~5枚(手ぶれ、白トビ、黒トビ)、残りは構図や表情でNGとしました。
私のMFより優秀です(涙)


最後はα85mmF1.4です。
F1.4開放となると、ミリ単位でピントがずれますから、センチ・時にメートル単位でめまぐるしく距離が変わる今回のイベントでは、常にジャスピンを与えてくれるAFは頼もしく感じましたし、絶対的な描写力、表現力では最高峰と言われるだけありました。







ではなぜ、2日目に持って行かなかったのか。

重いんです

とにかく、重い。
モデルさんと、あるいはコンパニオンさんと向き合って、色々な構図を試しながら、後ろの通行人が切れるまで構えたまま待ってみたりと、保持時間が長くなるにつれ、この重さが響いてきます。
確かにOK写真の比率は群を抜いてます。
AF-S、あるいはDMFかませば素人の私でも楽々こんな写真が撮れますから。
でも、重い。
正直しんどい。

*istDS2に52BB・Jupiter9・smc85mmF1.8達を付けてMFで撮る方がまだ耐えられます。
MF精度は自己鍛錬するしかありませんけど、

M42の名玉単焦点は軽い

というのは、こういったイベントでも意味のある事でした。
ちなみに、*istDS2は2日間、1セットのバッテリで余裕で持ちました。
今日帰る時点でもまだバッテリーゲージは満充電のままでした。
αの方は20枚程度しか撮ってないです。
LUMIXは2日間で140枚以上(スナップ+上のバイクの写真)撮り、特にバイクの写真では長い事フォーカス・アンフォーカスを繰り返したり設定を変えたりフラッシュを焚いたりしましたので、最後はバッテリが切れました。

最後までご覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
Posted at 2008/03/23 04:14:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2008年03月16日 イイね!

エッジなオイルを入れました。

エッジなオイルを入れました。









こんばんは、銀匙です。
えー、最近よく長距離を走った為、11月にオイルを交換してから4000kmに達してしまいました。
推奨3000km、遅くても5000kmで変えてくださいと言われていたのに・・・
範囲内っちゃ範囲内ですが、危うくまた忘れるところでした。

というわけで、うっかり屋の私向け=ロングライフの物という事で今回入れて頂いたのが

Castrol EDGE 0W40

でございます。

BMWの純正オイル(LongLife-01)と互換だそうで、1.5万キロ~2.2万キロ程度は無交換で良いそうです。
お値段は6.5リッター+フィルタ交換込で約1.8万円位。
純正オイルがフィルタ込みで2万円弱ですし、仮に1.5万キロで変えたとしても3000km毎に3600円のオイルで変えるのと一緒ですから、まあ普通ですよね。

最初は0Wと聞いて「タペット音とか喧しくなるのでは?」と思ったのですが、今まで入れていたバルボリンの10w40と比べても却って静かになりました。
カストロールの宣伝文句曰く、普通のオイルより油膜が厚いとか。

オイル変わってなんか変わるかいなという事で、東名→小田原厚木道路→真鶴有料→湯河原パークウェイ→TOYOターンパイク→小田原厚木道路→東名というコースを走ってみました。
高速あり、市街地あり、渋滞あり、細道あり、ワインディングあり、上り下りありと、大体の要素が入ったコースです。
今日の湯河原は気温+22度と暖かく、ほぼエアコンは22度設定でコンプレッサーON(=常時冷房)にしてました。
途中、少しだけ湯河原の梅も見てきました。
良い香りでしたよ(笑)

さて、バルボリン10w40と一番変わったのはエンジンブレーキ。
効きません(大汗)
E39の5ATはDレンジに入れていた場合、ブレーキ踏んでるのに速度が上がっていると感知するとエンブレモードに入り、1段ずつギヤを落としていきます。
TOYOターンパイクの下り(連続10%~7%傾斜)で、ATは4th、3rd、2ndとギヤを立て続けに落としました。
見る間に4500回転に達しましたが、速度は維持か若干上がってしまい、ATは1stに落とす事は躊躇するのでお手上げ状態でした。
10w-40の時は3rdエンブレは緩やかに、2ndはかなり効いたんですけどね。
諸抵抗がガッツリ減ったのでしょう。
同じ原理で平坦路ではアクセルオフでも速度が下がりにくくなった為、高速で適当にアクセルを踏んで離してという省燃費走行がやりやすくなりました。

なお、湯河原パークウェイの登りは割とSモードで踏んづけてましたが、余り違いは解りませんでした。

でもって、総走行260km、うち渋滞6km=約1時間を含み、燃費はリッター10.5kmでした。
冬の間エアコンなしで平均10km程度でしたから、まあそれが夏でも維持出来そうだという感覚です。

EDGEに関する説明ページはこちらです。

久しぶりにみんカラらしい記事になりました。


でもね・・・
私が出したブログで総合1位のページビューで、今も日を追う毎にカウント数を増しているのが、
これ
です。

やっぱり気になっている人、いらっしゃるんですね。
ちょっと嬉しい今日この頃です☆
Posted at 2008/03/16 21:36:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2008年03月12日 イイね!

BLUE MAN GROUPのライブ

BLUE MAN GROUPのライブ








こんばんは。
火曜からぎっくり腰になっている銀匙です(涙)
この腰痛とおさらばする方法は無いものですかね・・・

さて、先週日曜の「題名の無い音楽会」を起き抜けのぼんやりした頭で見ていたら、BLUEMANGROUPという方達が出演してました。
パフォーマンスも面白かったのですが、曲に凄く興味を惹かれまして、Webで調べたら現在日本で長期公演中で、当日券が15枚ほどあるとの事。
会場はこの方達の為だけに木下工務店が作っちゃったというんですから気合入ってます。
ほぼ毎日やっているのに、900席のうち15枚しか残らないってのも凄いと思います。

なので急いで身支度をして車を飛ばし、小1時間後にはライブ会場のチケット売り場に並んでました。
こういう時、車は良いです。
でも六本木なんて全く行かないし、ライブでは塗料が飛び散るからラフな格好で来いと書いてあるしで、服はちょっと悩みました・・・

で、無事にチケットも買えたので100分のライブを見てきました。
ドラムとか太鼓とかが好きな私にはピッタリ。
曲も良いし、パフォーマンスは優しいユーモアに溢れてましたし、ちゃんと喫煙所もありましたし(笑)

塗料の方は、結論から言えばポンチョ席でない限り心配無いです。
彼らに連れて行かれた場合(数名ステージに連れて行かれます)はその限りではないですけど(汗)

FX35も連れて行ったのですが撮影禁止だったので写真は撮っていません。
楽しい日曜日でした。

お土産に買った彼らのCDは通勤の時に聞いています。
お勧めは写真の「AUDIO」というアルバムの方です。

自分が普段やらない事をやってみるのも良いですね。
Posted at 2008/03/12 22:43:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「砂遊びに見る4WDの有効性 http://cvw.jp/b/161516/47369562/
何シテル?   11/26 21:42
BMW318、ギャラン、ボルボS80、アベンシス、BMW525、そして現在のスイフトと乗ってきました。 セダン好きと言い切っていたのですが、スイフトの性能と使...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

掲示板

<< 2008/3 >>

      1
2 345 6 7 8
91011 12131415
16171819202122
232425262728 29
3031     

愛車一覧

三菱 パジェロミニ 三菱 パジェロミニ
24年落ち、12万5千キロ走行した中古車として購入。 もはやクラシックカーの域である。 ...
スズキ スイフト スズキ スイフト
現在の所有車です。 前回のXSは1型(初期型)、今回のRSは3型(最終型)になります。 ...
スズキ スイフト スズキ スイフト
2016年10月まで約5年所有しました。 素の性能が良いので、細かい所だけ手を入れてまし ...
BMW 5シリーズ セダン BMW 5シリーズ セダン
5シリーズです。 E39の最終型(03年式)で、当然中古車です。 Mもハイラインもない本 ...

過去のブログ

2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2005年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation