古いチェーンソー修理 何とか動くようにはなりましたが・・・
投稿日 : 2015年11月01日
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にょうぼの実家に動かないチェーンソーが2台あり、何とか動かしてみようとそのうちの小さい方を借りて帰りました。
始動が出来ないとのことで、恐らくキャブ回りの不調かと・・・。
写真はその問題のチェーンソーです。KIORITZ CSV3500と記載があります。案外新しい感じです。
マニュアルがなくこの方法でいいのか分かりませんが、作業としては次のとおり進めてみました。
1 ビスを緩め、上部のカバーを外す。
2 上部の蝶型ネジ部を回してエアークリーナーを外す。
3 キルスイッチのコネクタを外し、スロットルケーブルのついているパネルを外す。チョークケーブルを外す。
4 6角穴つきボルト2本とビス1本を外してエアークリーナーケースを外す。
5 キャブの上部のエアーホースを外し、燃料パイプを外してキャブレターを外す。
6 キャブの上部のビスを外してカバーを外し、中のゴムパッキンを外す。
7 下部のビス4本を外してカバーを外し、中のダイヤフラムを外す。
8 キャブをキャブレタークリーナーで洗浄し、一昼夜漬けこむ。
9 パーツクリーナーで洗浄し、逆手順でキャブを組み立てる。
10 後は逆手順で組み立てて、動けば完成です。
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写真は、一番上のトップカバーとその下、右から順に外した部品です。
エアークリーナーケースの次にキャブが来るのですが、つけ込み作業のため、ここには写っていません。
ダイヤフラム等のゴム部品はまともなように見えました。
案外、ガソリンのつまりなどは少ないのかもしれません。
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キャブと周辺部品を外した本体です。案外きれいでした。
燃料パイプの先が広がっているので、取り付け時には先を切ってしまったのですが、入れるのに苦労しました。切らない方がいいのかもしれません。
写真には、バキュームホースがついたままのキャブの上部のカバーが写っていますが、バキュームホースを外した方が作業が楽なように思います。
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キャブレタークリーナーで洗浄し、キャブを一晩つけ置きしました。
本当はLHのジェット部分も外した方がいいのかもしれませんが、戻し回転数などを確認しなければならないので、今回は外さずにやってみました。
プラグも一緒に入れました。
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翌日、パーツクリーナーで洗浄し、乾かしました。
エアーブローをしていないので心配ですが・・・。
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逆手順で組み上げたところです。
スロットルケーブルのついたパネルがなかなかうまく入りませんでしたが、チョークケーブルのゴムをきっちりと本体にセットして被せるとすんなり入りました。
この状態からエアークリーナーを取り付けると動かせる状態になるようですが・・・。
一応、トップカバーを取り付けてチェーンの潤滑オイルと2スト混合ガソリンを入れました。
キルスイッチを上げて導通状態にし、チョークを引いてデコンプを押し込み、スターターを引いたのですが・・・。何度やっても始動しません。
トップカバーを外してプラグを点検したところ、何とかガソリンは来ているようですが、かなり濡れています。吸い込みすぎのようでした。
トップカバーは外したままでキルスイッチを下げて切断にし、チョークを戻してデコンプを押し込み、スロットルを全開にしてスターターを引くこと数回。燃焼室のガソリンを追い出しました。
キルスイッチを上げて導通状態にし、チョークを引かず、デコンプを押し込み、スターターを引くとエンジンがかかりました。
スロットルを開けるとかなり回転も上がり調子いいようです。
十分に暖機をしてから、アイドルスクリューを徐々にチェーンが回り出すまで右に回して、それから1/2回転戻してアイドル調整を行いました。
始動時には、先ず、燃焼室のガソリンを追い出してから始動手順を行うのがいいように思えました。
ただ、チェーン潤滑用のオイルのと出量が多く、これを調整しなくてはなりません。
本体下部、チェーンの近くのマイナスネジを回す(右回転でオイル量減少)ことで調整できるようなので、近日中に試してみる予定です。
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完成後にチェーン潤滑オイルを拭き取り、チェーンの目立てをしました。
目立て用のガイドのとおりに丸棒のヤスリで擦るだけですが、刃の方に押しつけ気味にして擦るのがコツのようです。
本当は、もう一箇所刃の部分の前を平ヤスリで擦らなければならないようですが、時間の関係で省略しました。
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使用したキャブクリーナー等です。
ホームセンターで安く簡単に手に入るものばかりです。
また、使用工具も+2と+1のドライバーと19ミリのレンチ、4ミリ?の6角レンチ、清掃用の歯ブラシがあれば十分でした。
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