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2011年06月27日 イイね!

平成の大改修 インテリア編 車じゃなくて家ですよ

東京都民になって半年。
中古物件を手に入れて以来これまで、空いている時間のほとんどをリフォームに費やしてきました。
やっと平成のインテリア大改装が終わり、人を呼べる所まできましたので、ざっと拘った品やリフォーム内容を紹介します。
車のブログで本末転倒ですが、これしか運営してませんのでお許しお(汗)
築43年平屋造り 純日本建築 
延べ床100平米弱
土地100坪弱
場所 八王子の山奥・・・。
道のドン突きにある我が家なので人も来ないし、恐ろしいほど静か。
セールスも来ません(爆)
周辺には山も川もあります。

まずは4畳半です
砂壁はすべて珪藻土で左官
はやりのヨーロッパ風の荒い表面ではなく、昔ながらの平らな
壁面に仕立てるのは至難の業でした。左官職人って凄い。
若い職人はできない人もいるようです。

床は畳から無垢カリン材に変更。
寒い土地なのでしっかり断熱材が入ってます。
部屋は隙間風も入ってこないように目地埋めも万全です。
収納もたっぷり。
腰かけのようなフチが2か所設けてあり、座る事もできます。
カリン材の床は他に玄関とキッチンに使いました。
4畳半 珪藻土 
杉の古材です。
仲良くしてもらっている骨董屋のガレージにホコリをかぶっていた古材をみつけ譲ってもらいました。
百年以上の月日で自然に着いた色は、人工的にでは決して真似のできない味わいがあります。
ほこりをかぶっていても、丁寧に磨いてあげれば鏡のように輝きを取り戻します。
古板 杉

昭和初期の鋳物の棚受けを使って古材で棚を作りました。
モダンな棚受け
どうして今の時代にないでしょう
古板 鋳物棚受け

リフォーム中に発掘した古瓶
古材の棚に並べるだけで絵になります
拾った 古瓶

リビングです
6畳+6畳+4畳を一部屋にリフォーム
畳部屋をフローリングと畳のハイブリットに
もちろんバリアフリーで
冬は堀こたつになります。
_DSC4916
床材には国産材無垢 地産池消にこだわって
探したところ西川産材にたどり着き
杉材 厚38mm×巾180mm×長さ4000mmの杉フローリングを施工しました
この材料は大工もビックリな規格外商品だそうで(施工方法も規格外で大変でした)、知り合いの大工さんも「一度やってみたい」と言っていました。
幅広。長物のフローリングは迫力です。
16畳の施工に節は5個しかないのでとってもすっきりしていて、おまけに一枚が幅広長物のおかげて
それぞれの年輪の個性が光ります。
この床も月日と共に色が茶けてくるんでしょう。 
西川産材 杉板 厚38mm×巾180mm×長さ4000mm
リビングの床の間です
今どきであれば床の間は利用価値が無く、真っ先にクローゼットに変わってしまうリフォームの標的になりますが、私はあえて残しました。だって贅沢な空間じゃないですか。こんな素敵な飾り棚。
あると心が豊かになる気がします。
しかし、飾る物が我が家にはないのでビバンダムが笑顔で立っています(汗)
床の間 ビバンダム

リビングの襖12枚を全て張り替えました。
襖の骨組みを外したり、のり付けしたりでもう大変な作業でした。
江戸唐紙で施工してみました
かなり奮発しましたが、ホームセンターやそこいらの表具屋さんには絶対に置いてない質感と
高級感。そして「粋」さ
手すきの和紙に型紙をあて、顔料をのせてあります。
梅の華柄
江戸唐紙 梅柄
襖が変わると部屋の印象ががらっと変わります
こちらは波柄
江戸唐紙 襖 波柄

大谷石のテーブル脚です
もともと薪ストーブの敷石用に準備していた物ですが、テーブルの脚として現在利用中
宇都宮の近くにある大谷地区で取れる石です
もちらん産地に出向き工場で好みのサイズに切ってもらいました
大谷石にはゼオライトなどの含有量が多く、原発の汚染物質除去作業にも一役かっているそうです。
家で使うと、調湿、消臭効果もあるそうです。
質感と触った感じの暖かさが好きです。
大谷石 テーブル台
テーブルには2枚の無垢板を使っています
これは、曽祖母の時代から使っていた、着物を仕立てる時に裁断する下敷きに使った木です
裁断に耐えなくてはいけないので固い栗の木を使っていたそうです
これも100年以上前の物なので色も艶もあじがあります
裁断の際のナイフ痕が見えます
リビングテーブル 着物仕立て板 栗材無垢
もうひとつが近所の仲良くしてもらっているおじさんからもらった、無く子も黙るケヤキの無垢板です。
歪みが一切ない綺麗な木です
リビングテーブル 欅無垢
リビングの電化製品は全てこのエリアに詰めこんでます
テレビは壁掛け
電話、インターネット関係は全て刀箪笥の中に
そして趣味のオーディオも
電源はオーディオ用に新たにブレーカーを新設しフレッシュな電気を提供
リビング 電化製品一括
アパート生活の時からずっと邪魔だと思っていたコード類は全て床下を通せるようにしました
黒いBOXから床下へコードが吸い込まれます
スピーカーコード床埋め込み型
最後に家の照明
こちらは電気スタンド
昭和初期のものでしょうか
全てガラスで出来ています
豆球をつけるとオウムが光ります
なんともかわいい!
スタンドのガラス全てに切り子で花が彫られています
これも埃だらけでコードも死んでいましたが、時間をかけて磨いて治しました。
時間ができたら電気傘をつけたいと思います。
電気スタンド 昭和初期 全部ガラス製 オウム豆球

こちらも時代は昭和初期かな
色ガラスの電傘です
この時代のガラスはまだまだ高級で色物やデザインの入った電傘は普通の家には置いて
無かったそうです
_DSC43731
新潟の古い高級料亭で使われていた大型の電傘
大正後期ころ
電気スタンドといい、電傘といい、この時代の高級品はどこかアールデコ風です
乳白のガラスを囲むように銅の骨組みで精巧に細工してあります
大型電傘 新潟旧料亭  
大正後期の電傘
フリルがとってもかわいい
これが日本で造られたなんで、モダンで良い時代だったんだと想像できます
電傘 乳白 赤ふち波 大正
昭和初期の電傘
透明の所に切り子で格子状にカット
シンプルでモダン
昭和初期 電傘 切り子
昭和初期
ボンボリ照明
上下に紐飾りがついてかわいらしい
ボンボリ
ブラケット照明
廊下の照明用に
鋳物でブラケットが作られており桜のレリーフに
ガラスは擦りガラスに葡萄が切り子で書かれています
この時代のおしゃれセンスって凄いと思いませんか!?
和モダンは100年前にとっくに完成していたんです
名もなき日本のデザイナーにカンパイ!
ブラケット電気 桜鋳物 葡萄擦りガラス 昭和初期
新建材を殆ど使わずに造られた古い家を見つけて半年。
スタートの時点では新建材を多様化して今風の明るい家にしようと思い、始めたリフォームでしたが、
先人の造った建物に触れれば触れるほどに手間を惜しむことなく造られ、機能的で合理的に造られている事に気付かされ、自分の浅はかな考えを打ちのめされ、出来上がってみるとスタート時に予定してゴール地点とは全く違うゴール地点でしたが、そのゴールは間違いじゃなかったと。
先人の職人に感謝です。
昔は手間暇惜しまず一生懸命人間が造ったという、人間臭さを感じる逸品ばかりでそんあ物に触れてから、人生観が少し変わった気がします。
縁側
Posted at 2011/06/27 15:59:16 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記

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