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2016年09月27日

90年代のクロモリロードで『マウンテンサイクリングin乗鞍』に出場。その④~レース前日・当日~




いよいよ『マウンテンサイクリングin乗鞍』の本番の日がきました。

今週は台風の影響で不安定な天候が続き、予報でもレース当日は絶望的な状況だったので、例えばコースの短縮などそれなりに覚悟はしていました。

最近ではゲリラ的な豪雨も珍しくなく、急激に路面に水が溜まる場所を走行する状況によく遭遇します。こういった状況でもフルタイム4WDだと通常と変わらない速度で普通に走ることができ、大変頼もしいです。雪道は年に数回程度と滅多に走行しないので4WDのメリットを最も感じる瞬間です。

道路上の水溜りに突っ込んだ瞬間とか、あと強風の横風区間でもフルタイム4WDは路面に吸いつくような安定感があって直進を維持するのが楽です。会社の車と乗り比べてみても4WDの安定感は半端ないと感じます。大雨の高速を、会社の車でいつものカリブの感覚で走って危ない思いをしたことがあります。



エントリーを前日に済ませる必要があるので、地元以外の方はどうしても一泊二日の日程になってしまいます。前日は混雑を避けるために早めに現地に到着し、さっさと手続きを済ませます。

レース会場は試走禁止なのでコースは一切走れません。持参した固定ローラーで45分程度脚を回し、明日の本番の為にコンディションを調整。いよいよって感じで集中できました。



会場ではこんな感じの高価なカーボンフレーム+高価なホイールのバイクが普通です。

ヒルクライムレースではクロモリバイクは極少数で、たまに見かけてもパナソニックなんてまず見かけません。しかも私は手組みのホイールですから、まんま90年代のヒストリックスタイルでの参加です。

『なんだ、こいつ!』的な視線でも全然平気です。
自分が気に入ったバイクに乗るのが一番だと思っていますから。



今夜は塩尻北のビジネスホテルに泊まります。これからエントリーするであろう車の渋滞を横目にチェックインの時間に合わせて乗鞍を後に。

いい感じでローラーで汗を流し、体調も万全で、気持ちよく本番に臨めそう。
唯一心配なのは明日の天候だけといった状況で車を走らせます。



予定通り『ホテルルートイン塩尻北インター』に夕方チェックイン。

当日は朝早く、しかも片道70分程度かかりますが、確実に睡眠をとって最もリラックスできるホテル宿泊を選択しました。車中泊だと なにかとストレスで、寝れない可能性も大ですから。



チェックアウトが早く、楽しみにしていた無料の朝食サービスを利用できなかったのはとても残念でしたが、ホテルの快適さは本当にありがたかったです。このホテル浴場も完備していて、利便性も良く、これからも利用したいと思いました。

そういえば昨夜、一人で浴場に入っていたら刺青のお兄さん二人連れが入ってくるというハプニングがあって、ちょっと緊張し なんか気まずかったです。あはは。



3:00起床で4:00前にはチェックアウト。隣のマクドナルドとセブンで朝食を買い、まだ真っ暗い中 会場の乗鞍へ車を走らせます。こんな時間に走るのも久しぶりで新鮮でした。

カーナビ任せの慣れない道は所々狭く、やっぱり5ナンバーサイズでよかったと毎度思います。
日本の道路は狭い所がほんと多いですから。



早朝なので渋滞など皆無で、至ってスムーズに乗鞍到着。いつも、後ろの車からプレッシャーを感じるくらいのマイペース走行ですけど。最近は制限速度+10キロが標準ですね。

まだ5:00くらいの様子で、いかにも乗鞍という感じの高原らしい雰囲気でした。



レース直前の緊張感が伝わってくるような独特な空気に包まれ、なんか非日常的で独特。
自転車レースは初めてではありませんがこの緊張感は忘れかけるくらいに随分久しぶりでした。

ここからはレースモードに切り替え、いつもの自分らしくない真剣な姿勢で臨みます。
デジカメで写真なんて撮りません(なので競技中の写真はありません)。

まずスタート地点までの移動区間で入念にアップしコンディションを整えます。早朝にも関わらず絶好調。調整が上手くいき、昨夜もホテルで十分休め、理想通りの万全の体調といっていい状態でした。

レース30分前、スタート地点に到着。緊張からかトイレに頻繁に通う(4回くらい)。

数分前、スタート地点まで移動し いよいよスタート。
たくさんのレーサーに囲まれ、歴史を感じさせる雰囲気が何だかとても心地いい。
チップ計測なので最後尾付近に並び、スタート後は落車にまきこまれないように注意し、無理なく自分のペースで坦々と走る。

試走を含めて3回目の走行なので心拍・アベレージ・ペース配分に迷いもなく、前半は無理し過ぎないように抑え、余裕をもって楽しく走行。比率的にはビギナーが結構多いという印象でしたが、集団走行は予想よりもずっと走りやすく、スルスルと楽にロスすることもなく前に出られました。

勾配がキツイ後半からが自分との闘いになります。ギヤに余裕がないのでどうしても無理をする走りが増え、疲労も溜まってきて、前半とは違い余裕が無くなっていきます。無理をすると脚が攣る心配を抱えながら、ゴールまでの残りと余力を計算し全力を出し切ります。

ゴール前『パナソニック ガンバレ!』みたいな声がどこからか聞こえる。『頑張っているよ』と心の声。
フィニッシュ直前の数メートルは一応もがいてゴール!『やった~完走できた』『タイムも良さそう』。

山頂付近は天気が回復し、自転車がウジャウジャで圧巻の光景。

ゴール後の充実感に浸りながら着替え、補給、話相手がいないのがちょっと寂しかったです。
NHK『チャリダー』の取材のせいで、ゴールした選手が下るのが遅れ大変混雑。

走っている『チャリダー』の猪野 学さんを間近で見ましたが、結構速かったです。
リザルトでも1:16分台なので大したものです。来年はきっと チャンピオンクラスで走るのでしょう。



私のリザルトは目標の1:30分は切れ、20分台でした。予想以上のタイムで嬉しい!

まじめに3ヶ月間トレーニングに励み、最後の調整も上手くいったこと。
それに、レース中の集団走行の恩恵を受けられての結果だろうと冷静に分析。

特に前半区間は傾斜が緩くスピードが速いのでドラフティングの効果は大きいと思いました。
コース全体に追い風のような空気の流れが出来ていて、大変走りやすかったです。

それにたくさんのチャリダーに囲まれれば自然とモチベーションも上がります。私くらいのタイムだと追い越されることよりも追い越すことの方が多いので、やっぱり追い越す方が気持ちいいです。

初めての参加だったので完走優先の一番確実な走行を心がけ、ラスト数キロ手前までは追い込まずに余裕をもって走り、最後は若干余裕をもってゴールできました。

率直な感想としては、ヒルクライムレースといっても、クロモリロードでも普通に走れると思いました。基本は体力・総重量・正しいポジショニング・適切なギヤ選択・当日の体調で、これらでタイムはほぼ決まると思います。

実際に走ってみるとよく分かりますが、個々の個人差はとてつもなく大きいです。自転車の性能差で吸収できる訳がありません。速い人は速く走れる能力があるから速いのです。当たり前ですが、高性能のバイクに乗っているから速いのではありません。ここがモータースポーツとは決定的に違う所で、自転車の性能差は確かにありますが、それ程大きくはありません。

私のバイクは9kgと軽くはありませんが、体重61kgなのでトータルの総重量は70kgと割と軽いです。体重70kgくらいの人が6kgくらいの軽いバイクに乗っても私とはトータルで6kgも重く、その総重量に対して漕ぐ訳ですから、同じ出力ならどちらが有利かは一目瞭然です。

『体重が重いから、せめて少しでも軽いバイクを』という心理は理解できますが、しかし太り過ぎの人が結構多くて、『カーボンディープよりも まずダイエットでしょう』というのが私の率直な本音です。
機材の優位性がもう少し活きるくらいまで体重を落とさないと、せっかくの高価な機材が勿体ないですから。

楽しかったので来年もまた参加したいと心から思いました。レースの雰囲気もコースも気に入りました。ロードレースと違って落車のリスクが少ないので安全で、そこそこの長い時間自分のペースで走れるところが特にいいです。来年は1:20分を切ることを目標にして、一度はチャンピオンクラスでも走ってみたいという欲も出てきました。

気が変わらなければ来年も出るつもりでいます。多分パナモリで。
ホイールはもしかしたら新しい決戦用を買うかもしれません。



帰りは寄り道をしました。実は、9月の王滝100㎞にエントリーしてしまったのです。
『せっかく『乗鞍』に向けて3ヶ月トレーニングしたのだから、ついでに王滝に出てこんどは持久力を試してみようと』いう魂胆からです。

それで、ついでに王滝村の近くまで行き木曽福島のイオンとか現地の様子を偵察しました。
イオンは私のイメージとは随分違っていました。

『30年前のジャスコか?ここは』って感じ。

同じイオンでも惣菜売り場の「揚げ出し豆腐のあんかけ」って地域差がありますね~。



王滝のレースは前日に車中泊する可能性があり、そこら辺も含めての偵察でしたが、時間が無かったので行ったのは道の駅『三岳直売所』までで、そこからは自宅に向かって引き返しました。

次はMTBのSDA 王滝100㎞ 9月。

フロントサス付きのMTBは1台しかないので、雨天用の通勤バイクで出場します。
あはは。
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Posted at 2016/09/27 06:58:43

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