2020年10月17日
もう1ヶ月前のことですが、秋田県北秋田市にある「安の滝(やすのたき」へ行って撮影してきました(^o^)
エアロパーツ付きのC-HRで山道をどこまで行けるのか、ちょっと不安でした。
林道を進むと案の定、未舗装となりましたが、遊歩道の入り口の駐車場まで問題なく進むことができました。
駐車場には86も停まっていたので、納得しました。
整備された遊歩道を進んでいくと、紅葉が始まって色づきもいい感じになっていました。
途中にあった小さな滝。
目的地までは徒歩で40分という案内でした^^;
この一帯は、花崗岩が分布していました。
その中には、有色鉱物がインクルージョンとしてたくさん含まれていました。
一つ一つが腕の太さぐらいあります^^;
秋田の地質は不勉強のため、詳しくはわかりませんでしたが、研究の対象としてはとても興味深いと思いました。
さて、このような遊歩道を進んでいくと・・・
ちらりと滝の上部が見えました(^○^)
これは期待が持てます!
色付いた山々を眺めながら、道をとにかく進みました。
そして・・・
大きな滝が目の前に現れました!!ヽ(=´▽`=)ノ
2段に分かれている滝で、上段は約60m、下段は約30m、合わせて約90mの大瀑布です。
「日本の滝100選」で2位に選ばれたことがあるだけあって、私が今まで間近で見た中ではとても見事な滝でした。
紅葉との対比が美しいです。
できれば青空の下で見たかった・・・(T_T)
この滝には、少女「ヤス」の悲恋伝説が残されています。
享保の初め(1717年)、この地域に十二段見崎金山が開発され、多くの若者たちが山を越えて金を掘りにやってきていた。
その中に久太郎という若者がいた。腕が良く、実直な久太郎は若者頭を務めるほどの働き者だった。
この近くの村にヤスという娘が住んでいた。金山で働くヤスと久太郎はやがて互いに恋い慕うようになった。
ある日、2人が愛を語り合っているところを仲間に見つかり、騒ぎとなった。金山の掟で山小屋への女の出入りは御法度とされていたからだった。
久太郎は、ヤスに難が及ぶのをおそれた。久太郎は「後で迎えに来るとヤスに伝えてくれ」と仲間に言い残し山を下りた。
しかし頼まれた人は、他の仲間たちからの制裁を恐れその伝言をヤスに伝えなかった。
そんな事情を知らないヤスは、久太郎を来る日も来る日も待ち続けたが、久太郎は一向に姿を現さなかった。
ある日仲間の一人に「久太郎は法度を犯した罪で捕まったからもう忘れた方が良い」と言われ、ヤスは悲しみに暮れた。
絶望の淵に立たされたヤスは、久太郎の名前を3回呼んで滝壺に身を投げた。
それ以来この滝を「安(ヤス)の滝」と呼ぶようになったという。
のちに、この滝に来ると恋が叶うと言い伝えられるようになり、若い男女が訪れるようになったという。
(以上、いくつかの言い伝えを再編しました)
さらに遊歩道を進むと、崖下に落ちそうな険しさになりました。
その途中で、上段の滝と滝壺が見えてきました。
この滝壺が「安さん」が飛び込んだ場所なのでしょうか・・・?
滝壺の近くまで降りて、上段の滝を撮影しました\(^o^)/
大きくて優雅な滝でした。
このときの水量は少なかったのか、水しぶきはほとんどなく、穏やかな表情でした。
地形図から、滝は西側に流れているのがわかったので、午後に撮影できるように時間を調整しました。
晴れていたら、滝に虹がかかっていたと思います。
次回行くときは、晴天の午後に行きたいですね(^^)
アップで見てみると、絹糸のような清楚な流れでした。
緑色が残る紅葉と一緒に滝を撮影。
このカラフルな色合いが私は好みです(*^_^*)
300mmの望遠で撮影。
帰るのが惜しいと感じるほど、魅力的な滝でした。
帰る途中で見かけた野草。
なんとなく「安さん」のことを思い浮かべながら帰路につきました。
最後までご覧頂きましてありがとうございましたm(_ _)m
Posted at 2020/11/16 19:05:27 | |
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