編集という業種があります。
パッと聞いたら
雑誌、書籍、新聞、写真集など
頭に浮かびますが
我々テレビの世界にも
編集マン、エディターと呼ばれる
部署が存在します。
先日、東京から遊びに来た音楽雑誌の
編集マンと食事をして
ああだこうだとお互いに愚痴をこぼしたんですが
雑誌の編集てのは
予想以上に大変らしい。
確かに好きでやってる仕事で
ネタも好きな事だから
言ってる程は苦ではないのかと思っていましたが
僕ら電波の世界とは
かなり内情も違うらしい。
などと話した後で
気がつけば娘が東京で仕事をしている先も
雑誌編集部。
改めて内情を思い出しながら
娘の先輩が好意で送ってくれた雑誌に目をやると・・
なるほど大変だとは思うけれど
苦労の痕跡は見えない。
経験がなせる技かもしれないけれど
おもしろ楽しく紹介文が続く。
僕らテレビでは時間が決まっていて
雑誌で言うなればページだろうが
時間の調整はある程度可能で
「それではみなさま、また来週。」ってコメントを
通常3秒で締めるが
時間が足らないと
「それではまた来週」でも
「しれでは・・」で締める事も可能で、
そうゆう意味では電波の方が自由である。
が、雑誌を見てみると
ページ数、振り分け、レイアウト、文字の大きさ、
写真の配置、見出し、アイキャッチ・・・
想像を超える制約の中でまとめらているのが分かる。
娘の帰りが毎晩深夜というのも納得出来るが
娘の先輩や上司ってのは
これをまとめあげるのだろうから、頭が下がる作業ですな。
僕らが必死で作り上げた番組は正座して見て欲しいとさえ
思う事があるけれど、
雑誌に於いても同じ事が言えるんですねぇ、
娘の先輩が送ってくれた雑誌をパラパラと見ては叱られますね。
改めて関係者の話を思い出しながらページをめくると
大変さが分かります。
みんなで協力してやっと出来上がった雑誌ってのは
やっぱり多くの人に見て欲しいし、
その情報を信頼して参考にして活用してくれれば
編集者としてこの上ない幸せな事だと思い知る事が出来ますね。
娘一人で大変な思いをしているのではなく、
こりゃ大勢で仕上げる作業の一角を担っているのでしょうが
仕事が楽しく面白くなるのはいつのことやら・・
電波媒体と紙媒体、情報システムは異なるけれど
マスメディアというくくりでは一緒ですな。
これからは編集している様子を思い浮かべながら
先輩や上司に感謝をしつつ
娘の健闘を祈る事にしよう。
たかが雑誌、されど雑誌、この世から消えたら淋しいもんね。
編集作業、今夜もお疲れさまです。
Posted at 2009/05/02 19:27:05 | |
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