昨日は山口市内の三大祭りの一つと言われている天神祭が行われ、うちの娘は今年も稚児舞の舞姫として市内アーケードから天神様までを踊りながら回っていきました。
綱代車の大きな車輪が真横を通りすぎる時、何かを思い出して鳥肌が立ってしまって感動した私はやっぱりSLやまぐち号フェチ?・・・。
娘の舞を沢山写し、夕方になってちょっとした買い物に出かけたついでに、いつも行く公園に寄ってみました。
2週間前に来た時はまだ全然紅葉が始まっていませんでしたが、この日は公園全体が真っ赤に染まっていました。
池の水も、底面に沈んだもみじと浮かぶもみじ、そして反射するもみじによって、まるで赤ワインのようでした。
冷たい色調のシルバーなアコゴンと艶やかな紅葉のコラボ。毎年これを写すのがお気に入りになっているので、今年もここの紅葉を満喫できてよかった・・・。
さて、ブログタイトルの話ですが・・
ここ数ヶ月前頃からですが、アコードのインフォメーションディスプレイ(サブディスプレイ)の表示が突然暗くなったり消えてしまうようになりました。一度消えると勝手に復活することはほとんどなく、インフォメーションディスプレイ部のインパネ上部を軽く押すせばまた表示してくれ、2週間程度はまともな状態が続くという状況でした。
すぐにホンダに問い合わせたところ、もしかしたらインフォメーションディスプレイに指示を出しているナビ上部の基盤が悪いのかもと言われたのですが(インフォメーションディスプレイを装備しているCL・CMアコやUC1インスパなどで事例があるらしい)、これを交換した場合の値段を聞くと
4~5万くらいはするって・・・。
ショッキングな金額を聞いて
「こりゃ当面放置しかないな」
と思いながらも、インフォメーションディスプレイ上部を軽く押さえるだけで復活するのにナビ側の基盤故障ってことはないんじゃね?とホンダの推測に完全に疑念を抱きまして、故障してるのはやっぱりインフォメーションディスプレイそのものだと思い手持ちのパーツリストでその値段を調べると
18,000円・・・。
今は全てのパーツ価格がこのリストよりも高くなっているので2万円越えは当たりまえでしょう。
症状的にも表示内容が化けたり一部が欠けたりしているわけではなく全ての表示が消えたり暗くなるだけだし、表示部の上面を軽く押さえるだけで復活したり消えたりするので、恐らく基盤のハンダ外れやコネクター部の接触不良と推測できます。
ここ2週間前頃からはほぼ毎日消えてしまいダッシュパネル上面を押してもすぐにまた消えてしまう様になってきてすごく気になるし、状況によっては自分で直せるかもと思いとりあえず取り外してみることに。
インパネセンターの取り外し方法は
以前書いているので割愛。
まずは電源コネクターのピン抜けなどがないか念のために確認。目視確認だけでは判断が難しいので、目視に加えて各配線をコネクターに押し込んでOKとしました。
次にインフォメーションディスプレイ単体に電源コネクターを差し込んで状況確認しました。
基盤そのものに捻りを加えても必ず消えるわけじゃなく、どちらかというとカプラーに入るハーネスを弄っているとちらついたり消える感じ。怪しいのはカプラー部のハンダか?・・。
とりあえず部屋に戻ってインフォメーションディスプレイを分解。
基盤のハンダの状態は、正直見てもよく分からない・・・(汗)。小さすぎるし、ハンダのヤニらしきものが白化した状態だったのでクラックなどハンダの状態が全く見えない・・・。
一番確認したかったカプラー部の付け根ですが、これ以上の分解はどうやらハンダを全て溶かさないと分解不可っぽい・・・。ただ、よく覗いてみると他のハンダと違ってカプラー内のピンのハンダは結構ガッチリ大き目に付いている・・・。
仕方がないので、この状態のまま再び電源カプラーを差し込み、より慎重に症状の確認。
やはり基盤側のカプラー本体を捻っても消える雰囲気はなく、むしろハーネス側を捻ったり曲げたりするとちらつきや消えてしまう事が多い・・・。
う~む、一番嫌な状態だ・・・(┬┬_┬┬)。
暫し考えたものの時間だけが経っていくのももったいないので、とりあえずインフォメーションディスプレイを組み直しまして
そして最終的に採った対策が・・・
強力テープ貼りによる補修・・・(~-~;)。
貼る前の画像だけ撮り、肝心の貼ったあとの写真を撮るのを忘れてしまいましたが、ハーネス側のカプラーの揺れを防ぎ、更にハーネスも接触不良を起こさない方向にテープで固定するという、いわゆる
“やっつけ手法”です・・・。
とりあえずその日のテスト走行では問題ありませんでしたが、パネル上部を軽く押さえると
ちらつきが・・・。
やはりこんな方法じゃ、再発は時間の問題かも・・・(T T)
そしてその翌日はというと・・・
残念ながらというか、やはり再発・・・。
ただし、傾向はつかめてきました。というのは、どうも朝の通勤時はまず消えないけど、帰りは確実に途中から消えてしまう。つまり室内が寒いと消えないんです。恐らく朝は車内が冷えきっていて40分の通勤中もなんとか消えずに済むけど、帰りは日中の日差しで車内はポカポカ。例え残業をして帰っても基盤周辺の温度は早々に暖かくなってしまうのだと思います。
どうやら基盤周辺の温度と通電時間が関係してるのかも・・・
さて、この三連休でオペの再チャレンジです。
やっつけ対策はやめ、基盤のハンダをしっかり付け直すことを決意。ご覧のように、ヤニの白化でハンダの状態が全く分からないため、全てのハンダを一度焼いてみることにしました。
ハンダコテは先端が細く電子部品に対応できる30Wタイプです。
買おうかと思ったら、なんと親父が持っていました・・・
手前3つだけ焼いた状態。本当はハンダを盛り直すつもりでしたが、どうやら焼いて溶かすだけでも問題なくいけそうです。
いや、正直この基盤の小ささは、新たに盛り直す方がリスクが高そうだし・・・。
全て溶かし直しました。白化はなくなり全て綺麗にハンダが流れ込んでいるので大丈夫だと思います。
さて、問題はカプラー部。ここだけは分解できないのでハンダを溶かすことができない。というか、多分ここのハンダを焼くには、先ほど焼いたハンダを全部溶かして基盤を外さないと構造的に無理っぽいんですよね・・・。
ただ、さっきも書きましたがカプラー部のピンは隙間から覗き込んでみるとハンダがかなり大き目に溶かしこんであったので、ここにクラックが入ってるようには思えないんですよね・・・。
仕方がないので、とりあえずこの状態でカプラーを差し込んで再確認。
先ほどよりはちらついたり消える頻度は随分とマシになりましたが、それでもまだちらつきはありますし、消えることだってあります。
でも随分とマシになった・・・。
相変わらずちらつきはカプラー部を捻ると起こるので、基盤のハンダは関係ないようにも思えてきました。
これ以上手が無いと思いながら、最後の最後に思いついたのが
接点回復という考え。
本当は接点復活剤があればいいのですがそんなの買っていない。とりあえずCRCの5-56も接点復活剤として効果があるのは知っていたので、これをピンに塗ってみることにしました。
でも筆がない(┬┬_┬┬)
仕方がないので、
爪楊枝の先っぽに5-56を塗りメス側カプラーのピンに付着させてみました。
正直かなりいい加減な塗り方だし塗れていないピンもあったかもしれません。
なんせ爪楊枝ですから・・
しかし
奇跡は起こりました!!
全然
消えなくなったんですよ!!
そこで昨日、ちゃんとした接点復活剤を買い、更に筆も買いまして
今朝から復活に向けた最終作業開始!!
筆で根元まで ベチョベチョ ベトベトに塗り・・・
更には、オス側のカプラーの穴にも塗ってやろうと、こちらは筆が入らないのでティッシュで周囲をくるんで
直接スプレー!
それなら、メス側も筆じゃなくてよかったのかな・・・
もちろん、余分な液はちゃんとティッシュで拭いて
カプラーの抜き差しを7~8回程度繰り返しておきました。
ここのカプラーは本当に固くて抜き差しが大変なので3回程度でギブアップかなと思っていたのですが、その3回目あたりからかなり抜き差しが軽くなり、結局楽に7~8回抜き差しすることができました。
そして、エンジンをかけて室内も充分暖まってきたところでパネル上部を軽く叩いてみると
全然ちらつかな~~い♪♪
ポカポカだった日中に買い物に出かけましたが、バタつく道路を走っても全く消えず、パネル上部を軽く叩いてもちらつかない。
最近、近所で5型プレのS-SPECのいる自宅を特定しました。
そこそこの時間のテスト走行も兼ねた買い物でしたが、
間違いなく大丈夫そうです♪
色々やったけど結局最後は接点復活剤がインフォメーションディスプレイの故障から救ってくれたという若干寂しいオチとなりましたが、2万円の出費から逃れられたのは大きいですからね。助かりました。
というか、接点復活剤ってバカにできないんですね。
びっくりでした(~-~;)。
ということで、これで再びアコゴンのシンプルで機能的なインパネを安心して眺めながら走らせることができそうです♪